英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

新型コロナウイルスに関する疑問 その18「PCR検査」

2020-04-20 16:25:04 | 時事
(「その18」となっていますが、「その2」~「その14」までの記事はありません。今までにいろいろ書いてきましたし、書かずにきたものを含めると、このくらいにはなるだろうということで記事タイトルに付けました)

PCR検査は、徐々に実施数が増えてきているが、感染拡大によって求められる実施数が増えてきており、追いつけていない状況が続いている。
と言うより、“追いつけない”というより“引き離されている”と言った方が良いかもしれない。都内では、検査依頼から実施まで3~5日かかることも多いらしい。

…………PCR検査数の伸びが少ないのは何故なのか?理由はいくつか挙げられる(考えられる)


1.技術的、物理的要因
柳田絵美衣氏「新型コロナウイルスのPCR検査が「偽陰性」となる原因は?」「PCR検査の数は簡単には増やせない 実際に検査を行う臨床検査技師が語る検査室の現状」(←現在は記事が存在していません)を参考にしています)
①検体採取に感染リスクを伴う
 防護服・マスク・ゴーグル(フェイスガード)などを着用して感染防止に努めても、検体を採取するのにかなり近接する必要がある。
②RNAの抽出工程でも感染の危険がある
③RNAの抽出やPCR検査は専門の知識や精密な操作技術や集中力が必要で人員不足
 (採取された検体に含まれるRNAをDNAに変換し、そのDNAを増幅しなければならず、上記の要素に加え時間もかかる
④専用の設備が必要

2.医療崩壊を防ぐための方針
 3週間ほど前までは、「むやみにPCR検査をすると、偽陽性や無症状や軽症の感染者で病床が埋まってしまい、中等症患者や重症・重篤の患者たちを受け入れることができなくなってしまう」という専門家の意見が多く聞かれた。
一理あると言うか、三理も四理もあると思ったが、その反面、「無症状や軽症の感染者が、感染を無自覚で行動し、2次・3次感染を広げてしまう。そのために、PCR検査の実施数を多くする必要があるのでは?」という危惧もあった。
 実際、感染者数が急増し、感染経路が不明の割合も上昇している。さらに、院内感染も多発……医療崩壊の”瀬戸際”に立たされている(“瀬戸際”という表現は2月末ぐらいに聞いた気がするが)。
 医療崩壊を防ぐには、とにかく、ひとりひとりが感染に気を付け、新たな感染者を増やさないことが必須。


(PCR検査の大変さはある程度理解したが、これまで感染爆発が起きてしまった国々の感染者数は半端ではない。特に、現在の米国は新たな感染者数が1日で3万人以上……これ、すべてPCR検査を行っているのだろうか?)
コメント (4)
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