英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season21 第9話「丑三つのキョウコ」

2022-12-15 19:46:56 | ドラマ・映画
フリースクール河上/請求書 8,275,080円
入寮手続き500,000円 寮費1,100,000円 授業料品480,000円 資格勉強用教科書(15品)59,000円 支給用教科書(12品)31,200円 支給体育授業用品680,000円 支給美術授業用道具(2品)370,000円 寮食費(1ヶ月分、6品)96,100円 生活費329,000円 支給生活必需品170,000円 合宿旅行費620,000円 月行事参加費(6品)370,000円 特別講座参加費(20品)…金額読み取れず 授業用タブレット費…金額読み取れず 

 『こち亀』で登場する悪質業者のインチキ請求書より酷い……しかも、手書き
 寮費110万円!…これだけでも破壊力充分のボッタクリだが、その上、入寮手続き50万円に授業料品48万円!そもそも“授業料品”という科目名が変!
 その他、教科書などの教材費が高額で重複請求。生活費32万9千円も理解不能。支給生活必需品ていったい何?合宿旅行費もハワイにでも行くのか?


 生徒の保護者は誓約書とか同意書などを書いたのかもしれないが、こんなインチキな請求がまかり通るわけがない。
 フリースクール社長を殺害した元高校教師も、単に「金を返してくれ」と願うのではなく、ちゃんと法的に訴えればよかったのに、生徒の母親が借金返済で過労死するのを傍観していただけなのか?


 今話は冒頭から酷かった。
 最初の映像……「ないの?私の心臓が…だから罠他の心臓を頂戴!」
 この映像って、実際にネットに流れた動画ではなく、巷で流布されている都市伝説を美和子が語っているのを映像化したもの。
 これを見せて、視聴者の関心を惹こうという小細工。製作者の意識の低さを感じる。

 フリースクール被害者の一人の加奈が、墓参りのため出歩いたときの服装が、たまたま白いワンピース、白いコート、白いヒールというのも、制作側の都合。

教授とユーチューバーが既知の仲という推察はこじつけっぽい
・教授がsashimiを「彼」と表現したのは、単に男性と思い込んでいただけかもしれない
・通報しなかった理由を問われた時に、助け舟を出したのも偶然かもしれない

動画捏造の現場を抑えるための特命係の挑発(動画へのコメント)も分かりにくい。(ちらっとSNSの画像を見せただけ)

カラオケパブの電飾の時間……動画の時刻を操作した理由がよくわからない
犯行時間を誤解させる為ならわかるが、実際の犯行時も電飾は付いていた
動画の時刻が午前2時以降か以前かで、バズリ方(受け)が違うのだろうか?

母の手紙 切れ端 ……あざとい手法
 母の手紙自体は加奈に対する意味はなく、犯人の殺害を立証する材料となっただけ
(↑批判文章が多いので、ページが真っ赤になってしまった)


【変な疑問だが】
加奈の家の黒板があり写真などが飾ってある教室のような物置部屋は何なのだろう?
最終的につらい思い出となった体操の写真を飾るものだろうか?

【ピンとこなかった特命係のセリフ】
「たとえどんな理由があろうと、人を殺めてしまったのならば、速やかに自首をすべきだったと思いますよ」
「悪いことをしたら、謝ろう……学校でそう教えませんでした?」
確かに、社長を殺害した罪は重いが、そんな悪質スクールを放置した社会(行政・警察・司法)も相当罪が重いはず

引きこもりの人に優しい右京だが、今回は甘すぎ。
少なくとも葬式に参列すべき
母親の悲しい死やフリースクール詐欺や殺人を誘発したのは、加奈自身の因も強い


【その他の疑問】
美和子もフリースクールについて問題を感じたようだが、提示した写真は女子が多いというモノでスクールの問題点はあまり感じられなかった。
その写真に加奈の姿が映っていたことが制作サイドの意図で、制作サイドの都合だった

今話担当の根本ノンジ氏、以前から評価は高くなかったが、久々の『要注意脚本家入り、決定!』
警戒脚本家に指定してもいいくらいだった。



【演技・演出について】
教授殺害のユーチューバーの捏造殺害動画を恐ろしげに見る出雲、
その動画を「どういうことだぁ」といぶかしがる亀山……わざとらしい演出・演技も疑問
今回の件はともかく、以前からずっと思っていたが、出雲役の篠原ゆき子さんの演技、かなり大根だと思う。セリフや表情、仕草がベタというかワザとっぽい。どう思います?marumoriさん

面白かったのは「一つ宜しいですか?」動画のみ


第1話「ペルソナ・ノン・グラータ~殺人招待状」(初回SP)
第2話「ペルソナ・ノン・グラータ~二重の陰謀」
第3話「逃亡者 亀山薫」
第4話「最後の晩餐」
第5話「眠る爆弾」
第6話「笑う死体」
第7話「砂の記憶」
第8話「コイノイタミ」

【ストーリー】(番組サイトより)
SNSで拡散される恐怖の噂
特命係が都市伝説の謎に挑む!


 白いコートの女“丑三つのキョウコ”に出会ったら最後、心臓をえぐり取られて殺される…。という噂がSNSで流布され、動画まで拡散していた。都市伝説に興味津々の右京(水谷豊)に対し、薫(寺脇康文)は否定的。
 そんな中、フリースクールの入口で、胸を刺された男性の遺体が発見される。殺害されたのは、同校の代表を務める男性。死亡推定時刻に、現場の近くを白い服の女が徘徊する姿が撮影されており、「現実にキョウコが出現!」とネットが沸騰する。
 いっぽう、撮影された“キョウコ”は偽物だと主張する人物も現れた。右京が話を聞くと、問題の男は、現場から離れた場所で、血だらけの女を目撃したという。
 同じ頃、現場付近で聞き込みをしていた薫は、殺害された代表が、問題を抱える子を強引に自宅から連れ出し、親から金を取ったら放り出すという、悪質な商売をしていたという情報を掴んでいた。右京は、その悪徳スクールの被害者の中に、“キョウコ”を思わせる黒髪女性がいることに気づく。
 自宅を訪ねると、青山加奈(江田友莉亜)というその女性は、両親を亡くした今も家から出ないままで、生活の世話は足立(廣川三憲)という高校時代の担任がしていると分かる。右京と薫は、話を聞こうと呼び掛けるが、加奈は姿さえ見せようとしなかった。

殺人犯は実在する“丑三つのキョウコ”!?
恐ろしい都市伝説の裏に隠された真実とは?


ゲスト:江田友莉亜 廣川三憲

脚本:根本ノンジ
監督:権野元
コメント (2)
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