英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『要配慮支出』とか『公開方法工夫支出』とか、“抜け道”としか思えない

2024-12-11 17:05:35 | 時事
「ルールを守る」とか言っていたが、都合の良いルールを作るのだから、そりゃそうだ!(志村けんさん口調)
 先の衆議院選挙の“裏金疑惑議員”(←自民党は“裏金議員”という名称がお気に召さないようなので忖度しました)の扱い(処遇)について、「党のルールに則って」と強調していたが、“党のルール”というのは自民党のルールであって、公職選挙法のような公のモノではない。国民に対して守るルールではない。
 また、1999年の政治資金規正法の改正で、派閥や政治家個人は企業・団体献金の受け取りが禁止された。しかし、政党や政党支部などは禁止の対象としなかったので、献金は党などから支給されていた。さらに、政治資金パーティーの券であれば企業や団体でも購入することが可能なので、実質的には“個人への政治献金”とほぼ同じ状況が続いていた。

 本当に、《抜け道を作るのが上手だなあ》と感心してしまう(笑)

 今回は、「政策活動費は禁止します」と謳っておいて、「“公開方法工夫支出”(“要配慮支出”)は第三者機関を設置し監査する」とか言っている。誤魔化しもいいところだ。
 どういうモノか?
【以下、NHK NWES WEB 「自民 政治資金規正法の再改正に向けた法案 衆議院に提出」12月9日 より引用】
 自民党は9日夕方、政治資金規正法の再改正に向けた法案を衆議院に提出しました。
 法案では、「政策活動費」を廃止する一方、外交上の秘密に関わるなど、公開することで特別の支障が生じるおそれがあり、公開の方法に工夫を必要とする新たな支出として「公開方法工夫支出」を設けるとしています。
 この支出は、収支報告書に相手の氏名や住所などを記載しないことが認められる内容となっています。
 自民党は当初、新たな支出を「要配慮支出」としていましたが、党内議論で分かりやすい表現にするよう求める意見があったことから、名称を変更しました。
 そして、第三者機関として国会に「政治資金委員会」を置き、「公開方法工夫支出」を監査するなどとしています。


 ……「要配慮支出」は何となく、外交上(国際上)での秘密保持かなあ(以前から自民党が唱えていた)と想像できるが、「公開方法工夫支出」に至っては、自民党の“抜け道工夫”としか思えない。
 何を以って、「分かりやすい表現」だと思ったのだろうか?
 そもそも、《そんな例外(ブラックボックス)を設けるな》という批判なのに、“分かりやすい”名称に変えただけ!

 もう、全く信用できない。

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