英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

Wリーグ2021-22 プレーオフ ファイナル トヨタ自動車vs富士 第1戦

2022-04-16 23:54:35 | スポーツ
これでも勝てないのか…

 序盤、富士通・篠崎が爆発し、厳しいディフェンス、リバウンドもよく頑張り、序盤に奪った10点のリードを保った。
 トヨタ自動車のヘッドコーチ曰く、感情抑制ができていなかった状態(そう言えば、フリースローもよく落とした)から立ち直り、徐々に詰められたが、第2Q中盤から押し返し、逆に、37-24と13点差に広げた(残り2:51)。結局、前半は41-31と10点差で終えた。
 ゲームの流れが若干、行き来したが、序盤10点差ついてからは、拮抗状態と言って良い。
 ただし、トヨタ自動車が、徐々に自分のバスケットが出来てきたという印象を受けた。

 その傾向は、第3Qに入ると、徐々に顕著になり、点差も少しずつ縮まっていった。トヨタ自動車がオフェンスリバウンドを取れるようになり、セカンドチャンスからの得点も増えた
 富士通も踏ん張った。ディフェンスを頑張り、オフェンスも篠崎、宮澤が得点を重ね、町田もパスにシュートに冴えた。内尾もディフェンス、リバウンドで奮闘、控えの内野、藤本も役割を果たし(要所で得点も上げた)、流れを押し返す。好ゲームとなった。
 だが、富士通にとって不運だったのが、シラが絶好調だったこと。攻守に大活躍で、終盤は手が付けられなかった。山本も勝負所で3Pシュートを決めた。
 作戦も見事だった。富士通の厳しいディフェンスに手を焼いていると見ると、ドライブ主体のオフェンスに切り替え、富士通のファールを誘った。後半はポストプレー中心に切り替え、自分たちのペースに持ち込んだ。

 富士通も徐々に点差を詰められ、流れもトヨタに傾く中、良く踏ん張ったが、最後は力尽きた。終盤の町田のイージーシュートやフリースローのミスもエネルギー切れか?
 敗因を挙げるとしたら、オコエと中村の得点が伸びなかったこと(オコエ、中村は前半途中で2ファールしてベンチに下がった)。オコエは後半プレーしたが、中村は後半はプレータイムはゼロ?
 後半、トヨタ自動車がペイント内のプレーを強調した時間帯に、中村を起用すべきだった気がする。(とは言え、富士通のプレーも悪くなかったので、中村を使うのは勇気がいるかも。オコエと中村の二人をコート内に入れるのは、ちょっと不安)

トヨタ自動車74-69富士通
トヨタ……シラ21点,9R,4A,2B、山本15点,7A、馬瓜エブリン13点,6R、馬瓜ステファニー9点,12R,4A,3B
富士通……篠崎24点,7R,8A、宮澤18点,6R、町田7点8A、オコエ7点,5R、藤本6点

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2 コメント

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全く同感です。 ()
2022-04-18 18:36:18
エスカルゴさん、こんにちは。

 全く同感です。
 特に、トヨタ自動車のリザーブの強力さは脅威です。長岡の働きは特に同感。
 彼女は能力も高いのですが、自らをイニシアティブを取れる点で価値があります。3Pシュートも相手チームにとっては嫌です。

>3、4、5番でゴール下を常に制圧できる

 そうです。反則に近い強力さです(かつての渡嘉敷、間宮、宮澤に相当します)

>テーブスHCがほとんど何もしゃべらず、選手同士の会話に任せていた、というような放送がありましたが、あそこは、もっと選手を鼓舞したり、具体的な戦術や対策を授けたりして欲しいな

 これも、同感です。
 それと、タイムアウトのとるタイミングも、トヨタの流れになった瞬間に、もっと早めに取って欲しかったです。

>今回は翌日に第二戦があったこともあり、シンプルな内容にされたと思いますが

 ええ、すぐ第2戦があったので、できればそれまでに書きたいという気持ちと、その他にテニスATPのモンテカルロオープンの準決勝、決勝、NHK杯将棋、女子ゴルフなどたくさんあったので、大変だったこともあります。(ATPテニスなんて、準決勝2試合で5時間弱)
 走り書き程度になってしまい、不甲斐なさと申し訳ない気持ちです。エスカルゴさんのこのコメントを、本文記事に繰り上げたいくらいです。
 今年度のプレーオフの準決勝、決勝は記事を書くつもりは4割程度だったのですが、あの順位決定方式の不合理さに異議を感じて、書いてしまいました。

>まだまだ忙しい日々が続き、なかなかすぐに十分なコメントができずに申し訳ありません。またゆったりと濃いお話ができたら嬉しいですね。

 いえいえ、非常に的確な観戦記事で、しかも、詳細!
 大感謝です。

 第2戦もアップするつもりですが、走り書き、メモ書き程度です。期待しないでくださいね。
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痛い敗戦 (エスカルゴ)
2022-04-18 15:07:16
英さん、こんにちは。

ファイナル第一戦の記事、お疲れ様です。私もどちらかと言えば富士通を応援していたのですが(篠崎選手が好きなこともあり)、この試合を勝てなかったのは結構ショックでした。今回は翌日に第二戦があったこともあり、シンプルな内容にされたと思いますが、内容には概ね同意です。

細かい点を少し言いますと、富士通は試合の入りが非常に良く、特にディフェンスで全員がハイパワーでプレッシャーを掛け続けていたところがトヨタを苦しめ、トヨタが完全に押されて、かなり一方的な富士通のペースになりました。しかし、戦術的選手交代をしますと、やはり町田、篠崎がコートにいないと、富士通のオフェンスが停滞してしまいますね。逆にトヨタは長岡や河村らベンチメンバーが出て来ても、十分につなぎ役を務められる。特に今シリーズは、地味ですが苦しい時間帯で内で外で長岡の働きが効いていたように思いました。また3、4、5番でゴール下を常に制圧できるのは大きかったですね。

また、第3Qの終わりだったでしょうか、テーブスHCがほとんど何もしゃべらず、選手同士の会話に任せていた、というような放送がありましたが、あそこは、もっと選手を鼓舞したり、具体的な戦術や対策を授けたりして欲しいな、と感じました。リードはあったものの、トヨタも息を吹き返しつつありましたから。

第4Qに入るまでは富士通がリードしていたのですが、すでに流れはトヨタに傾きつつあり、富士通はかなり頑張らないと、という雰囲気がありましたね。新聞で指摘されていたのですが、4Qでは町田のマークに馬瓜ステファニーが付き、町田を苦しめていたことも町田のミスやオフェンスリズムの停滞を生んでいたとのことですが、その通りだったと思います。そして、シラや山本の爆発は、その流れに乗って生まれたものでもありましたが、素晴らしい活躍でした。

私はトヨタも好きなチームですので、富士通が負けて残念な気持ちもありましたが、トヨタの選手たちの努力も知っていましたので、この結果には拍手を送りたい気持ちではありました。しかし富士通にとっては、英さんがおっしゃるように、この試合で素晴らしい入りをしたにもかかわらず勝てなかったのは痛く、ダメージの残る敗戦になっただろうなと思いました。

まだまだ忙しい日々が続き、なかなかすぐに十分なコメントができずに申し訳ありません。またゆったりと濃いお話ができたら嬉しいですね。
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