2.男子シングルス(女子シングルスはこちら)
準決勝 戸上隼輔-篠塚大登
篠塚大登は、2019年インターハイ、男子団体 優勝、男子シングルス 準優勝という実績はあるが、昨年(2022年)、めきめき頭角を現してきたというのが私の印象。
ソフトなフェイス同様、卓球もソフト。卓球センスも抜群で、柔らかいタッチで強打を返球する。プレー態度も、ソフトでスマート。闘志を表に出さない。丹羽君と似ているが、丹羽君のように《考えていることが分からない》という感じではない。
対する戸上隼輔は対照的で、とにかくチャンスがあればフルスイングの攻撃型。そのフルスイングを支えるのは、抜群の脚力、フットワーク。明るいキャラが魅力だ。
試合序盤は、篠塚のセンスが戸上のパワーを跳ね返し、ゲームカウント2-0とリード。
しかし、球筋に慣れてきた戸上が反撃、第3ゲームから3ゲーム連取。第6ゲームは篠塚が奪ったものの、ファイナルゲームは序盤でリードした戸上が押し切った。
篠塚はサーブのバリエーションが少なく、試合の終盤は苦労が多かったように感じた。
もう一方の準決勝・張本智和-曽根 翔は4-1で張本の勝利。(出だし3ゲームを連取)
中継ではハイライト映像だけだったので(ネット上には動画があるとは思う)、『YAHOO!ニュース』記事を引用
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第1ゲームが明暗を分けた。互角の勝負を繰り広げ、ジュースまでもつれ込む接戦。最後は張本の鉄壁のディフェンスに屈した。「今まで一撃で決まっていた球が何本も返ってくる。守備力が高いと改めて感じた」と脱帽。「競っているところで勝てないときつい。1セット目を取れなかったところが敗因」と唇をかんだ。
=============================(引用終わり)
NHKはカーリングに肩入れし過ぎ。
決勝 戸上隼輔-張本智和
戸上が張本の守備を打ち抜く展開で、第1ゲームを先取。第2ゲームも10-8と連取する流れだったが、張本が粘り逆転。戸上は10-8から、2本連続(張本の)エッジボールで失点という不運な展開。
第3ゲームも、第2ゲームと同じ様な展開で10-8と戸上がゲームポイントを握る。ここから、やはり張本が2連続ポイントでデュースに持ち込む。
ここからが壮絶。互いにゲームポイントを握り合う激戦だったが、張本が押していた。張本が13-12、14-13、15-14と3連続でゲームポイントを握ったが、戸上が凌いだ。特に、14-13の時は、戸上を後ろに追いやり連続で強打を放ったが、戸上が生きたボールを返し続けた。15-14に於いても、戸上は張本に左右に大きく振られたが、脚力を生かして強い球を返して、張本のミスを誘った。
結局、戸上が17-15でこのゲームをモノにした。
第2ゲームを不運な感じで落とし、第3ゲームも同じ10-8からデュースに持ち込まれた戸上が、よく踏みとどまり撥ね返した。試合全体でも打ち抜き続け、ゲームカウント4-2で制し、2連覇を果たした。
優勝インタビューは爽やかだった。
「“根拠のない自信”を持って」という言い回しが印象に残った。おそらく、ものすごく練習しており、昨年の優勝、国際試合でも活躍しているので、“根拠のない”ということは全くないと思うが、物事を良い方に考える良い楽天性があるのだろう。
そして、《ファンの皆様にメッセージを》と求められ、
「皆さん、元気ですかあっ?」とギャグ。……やりたかったそうである(大のプロレスファン)。多少滑り気味だったが。
インタビューの後も、会場に向かって「1、2、3、だあー」をやっていた。
表彰式では会場にアントニオ猪木のテーマ曲『炎のファイター』が流れていたが、運営サイドの計らい?
準決勝 戸上隼輔-篠塚大登
篠塚大登は、2019年インターハイ、男子団体 優勝、男子シングルス 準優勝という実績はあるが、昨年(2022年)、めきめき頭角を現してきたというのが私の印象。
ソフトなフェイス同様、卓球もソフト。卓球センスも抜群で、柔らかいタッチで強打を返球する。プレー態度も、ソフトでスマート。闘志を表に出さない。丹羽君と似ているが、丹羽君のように《考えていることが分からない》という感じではない。
対する戸上隼輔は対照的で、とにかくチャンスがあればフルスイングの攻撃型。そのフルスイングを支えるのは、抜群の脚力、フットワーク。明るいキャラが魅力だ。
試合序盤は、篠塚のセンスが戸上のパワーを跳ね返し、ゲームカウント2-0とリード。
しかし、球筋に慣れてきた戸上が反撃、第3ゲームから3ゲーム連取。第6ゲームは篠塚が奪ったものの、ファイナルゲームは序盤でリードした戸上が押し切った。
篠塚はサーブのバリエーションが少なく、試合の終盤は苦労が多かったように感じた。
もう一方の準決勝・張本智和-曽根 翔は4-1で張本の勝利。(出だし3ゲームを連取)
中継ではハイライト映像だけだったので(ネット上には動画があるとは思う)、『YAHOO!ニュース』記事を引用
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第1ゲームが明暗を分けた。互角の勝負を繰り広げ、ジュースまでもつれ込む接戦。最後は張本の鉄壁のディフェンスに屈した。「今まで一撃で決まっていた球が何本も返ってくる。守備力が高いと改めて感じた」と脱帽。「競っているところで勝てないときつい。1セット目を取れなかったところが敗因」と唇をかんだ。
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NHKはカーリングに肩入れし過ぎ。
決勝 戸上隼輔-張本智和
戸上が張本の守備を打ち抜く展開で、第1ゲームを先取。第2ゲームも10-8と連取する流れだったが、張本が粘り逆転。戸上は10-8から、2本連続(張本の)エッジボールで失点という不運な展開。
第3ゲームも、第2ゲームと同じ様な展開で10-8と戸上がゲームポイントを握る。ここから、やはり張本が2連続ポイントでデュースに持ち込む。
ここからが壮絶。互いにゲームポイントを握り合う激戦だったが、張本が押していた。張本が13-12、14-13、15-14と3連続でゲームポイントを握ったが、戸上が凌いだ。特に、14-13の時は、戸上を後ろに追いやり連続で強打を放ったが、戸上が生きたボールを返し続けた。15-14に於いても、戸上は張本に左右に大きく振られたが、脚力を生かして強い球を返して、張本のミスを誘った。
結局、戸上が17-15でこのゲームをモノにした。
第2ゲームを不運な感じで落とし、第3ゲームも同じ10-8からデュースに持ち込まれた戸上が、よく踏みとどまり撥ね返した。試合全体でも打ち抜き続け、ゲームカウント4-2で制し、2連覇を果たした。
優勝インタビューは爽やかだった。
「“根拠のない自信”を持って」という言い回しが印象に残った。おそらく、ものすごく練習しており、昨年の優勝、国際試合でも活躍しているので、“根拠のない”ということは全くないと思うが、物事を良い方に考える良い楽天性があるのだろう。
そして、《ファンの皆様にメッセージを》と求められ、
「皆さん、元気ですかあっ?」とギャグ。……やりたかったそうである(大のプロレスファン)。多少滑り気味だったが。
インタビューの後も、会場に向かって「1、2、3、だあー」をやっていた。
表彰式では会場にアントニオ猪木のテーマ曲『炎のファイター』が流れていたが、運営サイドの計らい?
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