脚本を担当した児玉頼子氏は、今話で6話目。(サブタイトルの後のコメントは、当時の私のレビュー記事の中のもっとも言いたかったであろう文言)
season17 第16話「容疑者 内村完爾」…多少、突っ込み処はあるが、面白かった
season18 第4話「声なき声」…冒頭に挙げたテーマや事件の展開は良かったと思うが、疑問や納得のいかない点が多かった
season18 第5話「さらば愛しき人よ」…ふたりの恋愛ストーリーや右京の推察などは面白かったが、いろいろ疑問に感じるところが多かった
season18 第12話「青木年男の受難」…もう少し面白く出来た気がする
season18 第18話「薔薇と髭との間に」…平凡さを感じた。右京の推理もほとんどなかった
「登場人物の心情を掘り下げる」「“現代社会への問題提起”(2作品)、“恋話”、“右京の細かい推理や捜査での事件解決”、“逆転する事件の構図”と多彩」「複雑な事件の構造」などが氏の特長。
ただし、あと一歩という感想を持っていたようだ。
今回は、恋話に加えて、複雑な事件の構造。
惹かれ合う二人が互いに庇い、第三者の秘書が犯人かと思わせて、実は過去の事件の関係者が真犯人だったという展開は面白かった。
さらに、叶笑(高梨臨)が暴行未遂事件にあったが、未遂に終わるよう※“間接的な助け”をしたのが吉岡(窪塚俊介)というのも、良かったと思う。
小手鞠(森口瑤子)の絡みも面白かった。
※間接的な助け……防犯ベルを鳴らし、暴行現場の方に逃げ景観を誘導し、わざと音を立て叶笑が助けを呼ぶきっかけを与えた
【些細な突っ込みや感想】
①叶笑と吉岡は惹かれ合っていたが、吉岡は未遂とは言え暴行されそうになった叶笑を見捨てたということを知ったのなら、叶笑の恋心は恨みや憎しみに変わるのではないだろうか?
なので、叶笑が吉岡に惹かれるきっかけになったエピソードが欲しかった。
②社長の吉岡に振られたのは叶笑のせいと思い込み、社長に成りすましてメールを送り、悪だくみを画策。
《お前のような性根の悪い女は社長に振られて当然だ》というセリフを伊丹に言ってほしかった。
③怨憎会苦……仏教用語で怨み憎む相手にも会わなければならない苦しみのこと
「カミさんにこう思われていたら、最悪だね」と言う”暇か課長”は最高
第1話、第2話、第3話
【ストーリー】番組サイトより
小手鞠からの依頼は後輩芸者の護衛!?
殺人の背景に15年前の事件の影が!
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、小手鞠(森口瑤子)から、後輩の芸者・叶笑(高梨臨)を『怨憎会苦(おんぞうえく)』から救ってほしいと頼まれる。怨憎会苦とは、仏教用語で怨み憎む相手にも会わなければならない苦しみのこと。
事情を聞くと、叶笑は芸者見習いだった15年前、暴行未遂事件にあったというが、最近その犯人が出所。周囲をうろついているので、目的を探ってほしいという。
ところが、その男が一昨日、かんざしで首を一突きされ、殺害されていたことが判明。また、男の勤め先が、叶笑の得意客・吉岡(窪塚俊介)が社長を務める会社だったことが分かる。
そんな中、凶器のかんざしから叶笑の指紋が検出され、取り調べを受けることに。いっぽう、独自の捜査を続けていた右京と亘は、15年前の暴行未遂の現場付近で、別の窃盗事件が発生していたことを知る。
15年前の事件と現在の殺人に繋がりが!?
窃盗事件にかかわった意外な人物とは?
忘れたい過去が男女の運命を狂わせる!
ゲスト:高梨臨 窪塚俊介
脚本:児玉頼子
監督:杉山泰一
season17 第16話「容疑者 内村完爾」…多少、突っ込み処はあるが、面白かった
season18 第4話「声なき声」…冒頭に挙げたテーマや事件の展開は良かったと思うが、疑問や納得のいかない点が多かった
season18 第5話「さらば愛しき人よ」…ふたりの恋愛ストーリーや右京の推察などは面白かったが、いろいろ疑問に感じるところが多かった
season18 第12話「青木年男の受難」…もう少し面白く出来た気がする
season18 第18話「薔薇と髭との間に」…平凡さを感じた。右京の推理もほとんどなかった
「登場人物の心情を掘り下げる」「“現代社会への問題提起”(2作品)、“恋話”、“右京の細かい推理や捜査での事件解決”、“逆転する事件の構図”と多彩」「複雑な事件の構造」などが氏の特長。
ただし、あと一歩という感想を持っていたようだ。
今回は、恋話に加えて、複雑な事件の構造。
惹かれ合う二人が互いに庇い、第三者の秘書が犯人かと思わせて、実は過去の事件の関係者が真犯人だったという展開は面白かった。
さらに、叶笑(高梨臨)が暴行未遂事件にあったが、未遂に終わるよう※“間接的な助け”をしたのが吉岡(窪塚俊介)というのも、良かったと思う。
小手鞠(森口瑤子)の絡みも面白かった。
※間接的な助け……防犯ベルを鳴らし、暴行現場の方に逃げ景観を誘導し、わざと音を立て叶笑が助けを呼ぶきっかけを与えた
【些細な突っ込みや感想】
①叶笑と吉岡は惹かれ合っていたが、吉岡は未遂とは言え暴行されそうになった叶笑を見捨てたということを知ったのなら、叶笑の恋心は恨みや憎しみに変わるのではないだろうか?
なので、叶笑が吉岡に惹かれるきっかけになったエピソードが欲しかった。
②社長の吉岡に振られたのは叶笑のせいと思い込み、社長に成りすましてメールを送り、悪だくみを画策。
《お前のような性根の悪い女は社長に振られて当然だ》というセリフを伊丹に言ってほしかった。
③怨憎会苦……仏教用語で怨み憎む相手にも会わなければならない苦しみのこと
「カミさんにこう思われていたら、最悪だね」と言う”暇か課長”は最高
第1話、第2話、第3話
【ストーリー】番組サイトより
小手鞠からの依頼は後輩芸者の護衛!?
殺人の背景に15年前の事件の影が!
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、小手鞠(森口瑤子)から、後輩の芸者・叶笑(高梨臨)を『怨憎会苦(おんぞうえく)』から救ってほしいと頼まれる。怨憎会苦とは、仏教用語で怨み憎む相手にも会わなければならない苦しみのこと。
事情を聞くと、叶笑は芸者見習いだった15年前、暴行未遂事件にあったというが、最近その犯人が出所。周囲をうろついているので、目的を探ってほしいという。
ところが、その男が一昨日、かんざしで首を一突きされ、殺害されていたことが判明。また、男の勤め先が、叶笑の得意客・吉岡(窪塚俊介)が社長を務める会社だったことが分かる。
そんな中、凶器のかんざしから叶笑の指紋が検出され、取り調べを受けることに。いっぽう、独自の捜査を続けていた右京と亘は、15年前の暴行未遂の現場付近で、別の窃盗事件が発生していたことを知る。
15年前の事件と現在の殺人に繋がりが!?
窃盗事件にかかわった意外な人物とは?
忘れたい過去が男女の運命を狂わせる!
ゲスト:高梨臨 窪塚俊介
脚本:児玉頼子
監督:杉山泰一
次の話がオンエアされた後にコメントするのもどうかと思うのですが、いろいろとバタバタしておりまして、なかなかコメントが書けませんでした。
さて、今回(前回)の話は私は結構好きでしたが、一個所どうしても突っ込みたいのが、凶器のかんざしについてす。
殺人現場に血の付いたかんざしが落ちていたら、現場検証で見つからなけばおかしいですよね(笑)。ストーリー上、特命係が発見する必要があったというのは理解しますが、「どんな現場検証してるんだ」と思ってしまいました。
今回に限らず、米沢さんが卒業してからこのパターンが多いですよね。
以前は、米沢さんの「手引き」で特命係が臨場し、というのがお約束でしたが、今ではその手は使えませんから、こうならざるを得ないのでしょうか。
繰り返しになりますが、文句を言いつつも今回の話は好きでした。
ちなみに、窪塚俊介さんて窪塚洋介さんの弟なんですね。お兄さんはアウトロー、弟は真面目っぽい印象です。
いえいえ、コメントはいつでもOKです。それに、今回は記事アップも遅かったですし。
>殺人現場に血の付いたかんざしが落ちていたら、現場検証で見つからなけばおかしいですよね
そうそう、本文で書くのを忘れてしまいましたが、視聴中《えっ?》と思いました。
真犯人の偽装工作で料亭の近くで発見したのかと思いましたが、たとえ、そうだとしても、つじつまが合いません。ナイフや包丁ならそういう工作もあるかもしれませんが(それでも不自然ですね)、かんざしなら、現場に残しても警察はたどり着けそうです。
>以前は、米沢さんの「手引き」で特命係が臨場
やはり、米沢さんは必要です。