英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『天地人』第16回 雪割草って…

2009-04-21 18:40:26 | ドラマ・映画
 もはやこれまでか。
 我慢、辛抱、忍耐…そんな言葉が、頭の中に渦巻いています。もう既に限界点を越え、もはや惰性で見ているだけ。
 もう止まってもいいのですが、信綱の死の真相とその扱われ方、さらに兼続とお船の婚姻の流れを見届けようと思います。

①「武田を守って」という菊姫に、景勝は「約束はできぬ」とな?
 そのための武田と上杉の同盟ではなかったのか?上杉が苦しい時には助けを求めておいて、同盟の証として嫁に来た菊姫に、その言葉はないだろう。武田を守れるかどうかが保証はできないのは理解できるが、武田を守る意思を示さないと駄目でしょう。
 「義」のために動くのが上杉だったはず。これでは完全な不義理だ。

②華姫は幸せだったとか、景勝はそなた(菊姫)を幸せにできる男だとか諭して、菊姫の心を解きほぐすのは、仙桃院の役目であろう。結局、兼続かい。そこまで主人公を活躍させなくてもいいのでは。
 雪割草と華姫を思う仙桃院の母の情にほだされてしまった菊姫。
《菊姫、おまえもか!》

③菊姫もあっけなかったが、吉江宗信、直江信綱(紛らわしいぞ)が簡単に兼続を認めすぎ。徐々に兼続に心を開いていくのなら納得である。

④信長も初音としゃべくってばかりいないで、真面目の天下統一に励めよ!
 そんなシーンより、信長の時代を先取りした考え方や、非道さを描くべきではないのか。

⑤今回の主題は、竹だけ存続の為、宿敵上杉家に嫁いだ菊姫の決死の覚悟と孤独な心情。そして、そんな菊姫の心を開かせる兼続の手柄である。
 しかし、その過程も疑問だらけながら、「政略結婚は戦国の女の悲しい運命」とことさら強調している。これに対して、鋭い反論をぱるぷんてさんされています。


 「どこぞの民放で『正しい直江兼続』というドラマを作ってくれないかなあ」と思う今日この頃です。
コメント (6)
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修正版『2008年度棋士活躍度ランキング』

2009-04-19 11:40:44 | 将棋
 先日、『放電日記的 2008年度棋士活躍度ランキング』において、下記の基準で算出しました。

 ==================================
 タイトル挑戦して奪取20点、タイトル防衛15点、タイトル挑戦して失敗10点、タイトル失冠0点、

棋戦(全棋士対象)優勝10点、棋戦準優勝6点、
対象限定棋戦(新人王戦、日本シリーズ、大和杯)優勝7点、同準優勝4点。

 この年度の順位戦については、羽生二冠は名人挑戦ということで10点。郷田九段の場合は、挑戦権獲得は平成18年度の成果なので、それについては評価無し。名人位獲得していれば10点獲得となったのですが、失敗なので0点。B級以下の昇級者は8点としました。
 あと、挑戦者決定戦で敗れたり、棋戦3位などの評価をしないのも誤差が生じそうなので、単純に勝ち星が多ければ活躍したと解釈して、1勝=1点とカウントします。

 ==================================
 順位戦(名人戦)と竜王戦をもう少し重視すべきと考え、以下の修正案を考えました。
 ==================================

 A級残留はかなりの難易度なので5点。各級の昇級もクラスで差をつけるのが妥当なので、B1→A級は7点、B2→B1は5点、C1→B2、C2→C1は4点とします。
 竜王戦昇級の評価については、各クラスの昇級人数が4人と多いのと、クラス別の差別化などを考えると複雑なので、一応評価点はなしで、各クラス優勝者5点、準優勝者3点とします。
 昇級者決定トーナメントを勝ち抜くと、かなり勝ち星を稼げますし。

 やはり、名人位と竜王位は他のタイトルと重みが違うので獲得点を増やします。 竜王挑戦・獲得は30点、同防衛は20点、同挑戦・失敗は15点。
 名人挑戦に関しては、08年度名人挑戦のためのA級順位戦は07年度なので、ポイントには加えないので、名人に挑戦し獲得した場合は15点、挑戦し失敗した場合は0点、08年度A級優勝(名人挑戦権獲得)は15点。
 さらに、A級2位と竜王挑戦者決定戦(敗退)は8点、竜王挑戦準決勝進出(敗退)は4点としたいとおもいます。
 ただし、A級優勝者(名人挑戦権獲得者)とA級2位はA級残留点はなしとします。竜王戦の挑戦者決定戦準決勝以上進出者も、重複するので竜王戦昇級ポイントはカウントしません。

 ===================================
この修正案を加味して、再び算出してみます。

 まず、タイトル保持者
★羽生名人・棋聖・王座・王将(まさにまんべんなく活躍、永世名人の資格を獲得)
 名人奪取15点(A級順位戦での挑戦権獲得は前年度にカウント)、棋聖挑戦・奪取20点、王位挑戦・失敗10点、王座防衛15点、竜王挑戦・失敗15点、王将防衛15点、NHK杯優勝10点、年度成績44勝21敗。合計144点。

★渡辺竜王(3連敗4連勝の劇的な竜王位防衛で、初代永世竜王位の資格を獲得)
 竜王防衛20点、大和証券杯優勝7点、年度成績27勝21敗。合計54点。(朝日杯準決勝進出)

★深浦王位(羽生名人のリーターンマッチとなった王位戦を4-3で防衛)
 王位防衛15点、王将挑戦・失敗10点、日本シリーズ準優勝4点、年度成績27勝24敗。合計56点。(A級陥落)

★久保棋王(5度目のタイトル挑戦で棋王位を獲得。年間最多勝、12月から3月にかけて19勝3敗)
 棋王挑戦・奪取20点、朝日杯準優勝6点、竜王戦2組準優勝3点、年度成績49勝24敗。合計68点。(棋聖戦挑戦者決定戦進出、NHK杯準決勝進出)


 A級棋士
★森内九段
 名人失冠0点、NHK杯準優勝6点、A級残留5点、年度成績26勝21敗。合計37点。(銀河戦準決勝進出)

★三浦八段
 銀河戦準優勝6点、A級残留5点、年度成績18勝16敗。合計29点。

★郷田九段
 名人挑戦権獲得10点、竜王挑戦準決勝進出4点、A級残留5点、年度成績28勝19敗。合計47点。

★丸山九段
 竜王挑戦準決勝進出4点、A級残留5点、年度成績19勝21敗。合計28点。

★木村八段
 王座挑戦・失敗10点、竜王挑戦者決定戦進出8点、A級残留5点、年度成績30勝23敗。合計53点。(棋王挑戦者決定戦進出)

★藤井九段
 A級残留5点、年度成績17勝17敗。合計22点。

★谷川九段
 A級残留5点、年度成績18勝17敗。合計23点。(王座挑戦者決定戦進出)

★佐藤九段
 棋聖失冠0点、棋王失冠0点、銀河戦優勝10点、A級順位戦2位8点、年度成績32勝21敗。合計50点。(A級順位戦2位、NHK杯準決勝進出)

★鈴木八段
 大和証券杯優勝7点、年度成績19勝19敗。合計26点。(A級陥落)

有力棋士、有望棋士
★森下九段
 日本シリーズ優勝7点、年度成績19勝18敗。合計26点。(B1陥落)

★阿久津六段
 朝日杯優勝10点、竜王戦3組優勝5点、年度成績34勝15敗。合計49点。

★橋本七段
 年度成績27勝18敗。合計27点。(王位戦挑戦者決定戦進出)

★山崎七段
 竜王戦2組優勝5点、年度成績26勝18敗。合計31点。

★佐藤天彦四段
 新人王戦優勝7点、年度成績33勝14敗。合計40点。(竜王戦5組へ昇級)

★糸谷五段
 竜王戦5組優勝5点、年度成績31勝11敗。合計36点。(竜王戦4組へ昇級)

★豊島四段
 竜王戦6組優勝5点、年度成績28勝10敗。合計28点。(竜王戦5組へ昇級)

★稲葉四段〔前回記事から追加〕
 年度成績30勝13敗。合計30点。(棋聖戦大活躍中)

★宮田敦史五段〔前回記事から追加〕
 年度成績28勝9敗。合計28点。(勝率1位)

★佐藤和俊五段〔前回記事から追加〕
 年度成績28勝10敗。合計28点。

順位戦昇級者
★高橋九段
 A級へ昇級7点、年度成績24勝15敗。合計31点。

★井上八段
 A級へ昇級7点、年度成績17勝17敗。合計24点。

★松尾七段
 B1へ昇級5点、年度成績24勝14敗。合計29点。

★豊川七段
 B1へ昇級5点、年度成績15勝12敗。合計20点。

★安用寺六段
 B2へ昇級4点、年度成績22勝11敗。合計26点。

★窪田六段
 B2へ昇級4点、年度成績20勝12敗。合計24点。

★大平五段
 C1へ昇級4点、年度成績14勝11敗。合計18点。

★田村六段
 C1へ昇級4点、年度成績30勝11敗。合計34点。

★戸辺五段
 C1へ昇級4点、年度成績24勝9敗。合計28点。


上記以外の竜王戦各組優勝・準優勝者
★中村修九段
 竜王戦3組準優勝3点、年度成績11勝13敗。合計14点。

★増田五段
 竜王戦4組優勝5点、年度成績14勝17敗。合計19点。

★伊奈六段
 竜王戦4組準優勝3点、年度成績21勝15敗。合計24点。

★中村亮介五段
 竜王戦5組準優勝3点、年度成績18勝16敗。合計21点。

★及川四段
 竜王戦6組準優勝3点、年度成績21勝16敗。合計24点。

【参考】2008年度 勝数ベスト20
1 久保 利明 49   2 羽生 善治 44   3 阿久津 主税 35  
4 佐藤 天彦 33   5 佐藤 康光 32   6 糸谷 哲郎 31  
7 木村 一基 30   7 田村 康介 30   7 稲葉 陽 30
10 豊島 将之 29  11 郷田 真隆 28   11 橋本 崇載 28
11 宮田 敦史 28  11 佐藤 和俊 28   15 渡辺 明 27
15 深浦 康市 27  15 西尾 明 27   15 高崎 一生 27
19 森内 俊之 26  19 山崎 隆之 26   19 村田 顕弘 26



☆☆☆☆ と言う訳で、改めて発表です ☆☆☆☆

★放電日記的 2008年度棋士活躍度ランキング【修正】(右は 修正前)
 1位 羽生名人   144点       1位 羽生名人   134点 
 2位 久保棋王    68点       2位 久保棋王    65点
 3位 深浦王位    56点       3位 深浦王位    56点
 4位 渡辺竜王    54点       4位 渡辺竜王    49点
 5位 木村八段    53点       5位 阿久津六段   44点
 6位 佐藤九段    50点       6位 佐藤九段    42点
 7位 阿久津六段   49点       7位 木村八段    40点
 8位 郷田九段    47点       7位 佐藤天彦四段 40点
 9位 佐藤天彦四段 40点       9位 郷田九段    38点
10位 森内九段    37点       9位 田村六段    38点
11位 糸谷五段    36点      11位 森内九段    32点
12位 田村六段    34点      11位 高橋九段    32点
13位 高橋九段    31点      11位 戸辺五段    32点
14位 稲葉四段    30点
15位 三浦八段    29点
15位 松尾七段    29点
17位 丸山九段    28点
17位 豊島四段    28点
17位 戸辺五段    28点
17位 宮田敦史五段 28点
17位 佐藤和俊五段 28点

 A級棋士が上位に来るような意図的修正で、
 基準を決めて、機械的にランキングするという意には
 そぐわないとは思いますが、試行錯誤の段階とご了解ください
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『名探偵コナン 漆黒の追跡者』を観る

2009-04-18 22:19:54 | 日記
 妻と長女と次男と観てきました。
 緊迫感バリバリで、面白かったです。歴代劇場版では一番かも。

 私的には、第一作『時計仕掛けの摩天楼』が推理アドベンチャー(本来のコナン)としては一番だと思います。アドベンチャーとしては『ベーカー街の亡霊』。『迷宮の十字路』(京都のやつね)の雰囲気も好きです。

 今回の『漆黒の追跡者』も多少の突っ込みどころはありますが、それは公開終了後に。
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『将棋世界4月号』①(先月号です)

2009-04-16 23:11:30 | 将棋
『熱局探訪』(野月七段)より引用
===================
 次の木村八段の一手が驚愕だった。

第2図以下の指し手
▲6六銀打△9五角▲9六歩△8六歩
▲同 歩 △8七金▲5八飛△8四角
▲8八銀打△同 金▲同 玉△6五歩
▲同 銀 △6四歩▲8五歩△9三角
▲5五飛(第3図)

 ▲7五歩と突き捨ててからの▲6六銀
打は、読み筋だったらありえない才能で
ある。何か誤算があっての予定変更だろ
う。藤井-鈴木の感想戦を聞いていたの
で、詳しいことは分からないが、この手
を見て、思わずのけぞった。
 その手に動揺したわけではないだろが、
△9五角はやり過ぎだ。▲9六歩と催促
をされてみると、決め手がなかった。
 気がついてみれば、木村陣は安泰とな
っていた。▲5五飛と出た局面は、後手
に勝ちのない局面となっていた。執念の
▲6六銀打が実った恰好だ。
===================

 非常に不満が残る観戦記?である。
 「驚愕」「ありえない才能」「思わずのけぞった」「執念」
という誇張的表現が頻出しているが、それが「なぜ」なのかは一切説明されていない。
 「誤算」があっての予定変更らしいが、
「詳しいことは分からない」そうだ。取材して欲しい。
 取材ができなかったのなら、推測できるはず。
 それに、なぜ(自分が)のけぞったのか、
 なぜ、「ありえない才能」と思ったのか、
それは説明できるはず。
 さらに、「△9五角はやり過ぎだ」とある。
 では、どう指すべきだったのか?

 観戦記掲載日の都合で、使える図面数が少ないとのことだが、
怠慢としか思えない。


 文句の言いっ放しはよくないので、私なりに考察。
まず、

▲7五歩(第1図…第2図の一手前)と突き捨てたからには、第2図では①▲8八銀と飛先を通すか、②▲7四銀と開いた地点に銀を打つのが自然である。
 ①▲8八銀は、△8六歩▲同歩△8七歩▲同銀△8五歩▲同歩△8六歩▲同銀△8七金で先手不利(中継サイトの解説)。
 ②▲7四銀は、△9五角に(1)▲8三銀打△7七角成▲同飛△8六歩、(2)▲9六歩は△8六歩▲同歩△8七金▲5八飛△8六角▲同銀△同飛…という手順が示されている(難解というニュアンス)。

 ①の変化で現われるように、先手にとっては△8六歩と突かれて、8七の地点をこじ開けられて△8七金と打たれるのが嫌味だ。そこで、動かずにじっと▲6六銀打としておいて、次に7五銀と出れば8六の地点を強化できると考えたのだろう。
 しかし、突き捨てた上に、一手と銀を投入したのに、▲6六銀打自体は、それ以外あまり意味がなく、▲7五銀と出ても敵陣への響きはない。《こんなぬるい手でいいの?》と拍子が抜けたのだ。

 ちなみに、▲6六銀打に対し、「△5六金でつらいと思った」と木村八段はコメントしている。
 「以下、▲5八銀△6五歩▲7五銀が示されたが、大変な局面のようだ」との解説。


 ▲6六銀打に対して、はっきりした決める手は難しいようで、▲6六銀打でペースを握った木村八段が、深浦王位の攻めを跳ね除けて勝利している。
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将棋教室の子どもたち②

2009-04-16 16:02:03 | 将棋

 昨日(水曜日)は、今年度第1回の公民館将棋教室でした。
(関連記事将棋教室の子どもたち
 新年度になり、進学、進級したりして環境が変わって、来ない子もいるかなという不安もありましたが、ほぼ全員がそろったうえ、新顔が3人。年度替りということで、2週間休み、久しぶりだったので、子供たちのテンションも高かったです。

 普段は、私に絡むばかりで、友達同士で指したがらないのですが、新顔=初心者=自分より弱い=確実に勝てる、という思考が働いたのでしょう。自分から、新顔に指そうと誘います。
 新顔3人のうち、2人がこの挑戦を受けました。もう一人は、詰将棋を解いています。

 「最初だから、負けてあげようか」
とか、
 「うん、手加減しないとね」
と、余裕なのか、負けたときの予防線を張っているのか……

 5分経過、最初の余裕がなくなっています。
でも、
「まあ、角ぐらいはあげてもいいか」
などと、強気の発言。


 さらに5分後。
「先生、こいつ、強え」
「この子、強いよ」
と、ほぼ同時に決着。
 自分の弱さは置いておいて、〔相手が強いから負けた理論〕を展開します。

「先生、このこと指してみて。手加減なしだよ」
「先生とどっちが強いかな?」

 ……おいおい。
 負けた連中は、1年前はルールを知っていて、駒を動かせる程度でしたが、現在は、11~9級ぐらいです。
 「級」については、明確な基準はありません。私の場合は、駒の動きをほぼ間違えずに指せる(たまに間違える)程度で15級という基準で考えています。
 あとは、初段をもうひとつの基準として、15級までを等分して、級を類推しています。

 そのあと、2人と指しましたが、一人は9級、もう一人は7級ぐらいでした。先の対戦は、旧顔9級×新顔7級、旧顔11級×新顔9級の組み合わせだったようです。
 子どもにとっては、「新顔(自分に勝った)」=「強い」、「先生(自分に勝っている)」=「強い」。「新顔の強さ」=「先生の強さ」……かな?………おい、おい………。


 にぎやかな小学生が帰り(小学生は8時まで)、今度は中学生が挑んできます。
「先生、今日は大丈夫。最強の戦法を考えてきた」

……「最強の戦法は、いつ出すのかなあ?」
「…先生、性格、悪っ」

 攻めは強いのですが、強引なので、反動を利用して逆襲するか、完全に受け止めてしまうかは、流れによって決めます。全く、防御を固めず、一直線に攻めてくるので、居玉なので、王手飛車などの返し技が気の毒なほど、綺麗に決まります。
 もっと、守りを固めた方が、勝率が上がるよと言っても、言うことは聞きません。互角以下のものに対しては、すごく爽快に勝てるからかもしれません。

 彼の私の感想は「恐ろしく強い」です。なかなか、正直でよろしい。それでも、挑んでくる根性は見事です。
 戦うスタイルを変えないのなら、嫌というほど王手飛車をかけて、叩き潰し続けるまでです。


 ここからは、保護者の話です。
 夜なので、小学生は送り迎えをしてもらっています。路上の車の中で、子供たちが時間になって降りてくるのを待っている保護者(一番最初の時に会っただけの保護者も多い)、部屋まで来て「ありがとうございました」と言ってくれる保護者に分かれます。
 後者の方が、子どもの対局態度や生活態度もよく、将棋も強くなっています。

 さて、今回進参加の3人ですが、2人の保護者は、教室の様子や決まりごとを確認し、「よろしくお願いします」とよろしくお願いされました。
 ただ、1人の保護者は、子ども1人(2年生)でやってきて、知らぬ間に帰ってしまいました。携帯電話を持っていましたが、多分、それで呼び出された?のでしょう。
 小学生が9時ごろまで外にいるのはよくないと思い、8時に迎えに来てもらうようにしています。公民館の一般案内は9時までとなっています。その子は8時50分ごろまでいたと思います。その点や、その他の注意事項、住所や電話番号を確認したかったのですが。

 いったい、どういう親なんだ!
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「私には脚本家を信じ抜く力が残っておらぬ」 景虎の絶望と遠山の真意

2009-04-14 16:47:48 | ドラマ・映画
「私には人を信じ抜く力が残っておらぬ」
「我、生き過ぎた」

 この悲しい言葉に尽きますね。
 怒りや悲しみさえも感じることができない景虎の絶望。

 チャチな演出を無視するとして、この点は良かったと思います。


……が!!


でしゃばりトリオ(今回はコンビではなくトリオ、妙椿尼・お船・兼続)の活躍?で、ぶち壊し。
(もっと、穏かな表現をしたいのですが、脚本家を信じ抜く力が残っておりませぬ)

 決死の覚悟で(その割には、少しも危険そうでなかった)使者として赴き、景虎に降伏するよう説得するように仙桃院を説得。
 ここは、仙桃院の格からいっても、お船に指図されなくても、自らの判断で景虎を説得させて欲しかったです。これでは、お船の言うがままの「(ショッカー)戦闘員」です。

 それに、使者として行くのを反対する夫・直江信綱(山下真司)を説得する際も、わざわざ兼続の名を出します。呆れた脚本です。

 ちなみに、ホームページの登場人物相関図では、既に抹消されています。哀れ!


 兼続も負けじと活躍?します。
 景虎最期のシーンで、タイミングよく登場し、涙で景虎を見送る。
 冒頭に挙げた台詞を言わせたかったと思いますが、上田衆みんなで見送る図は、変。



 さて、ずっと怪しい動きを見せていた遠山康光。景虎との別れ際、見せた「ほくそ笑み」で、今回の北条高広と景虎の息子・道満丸の暗殺の黒幕であるようほのめかせている。

 この遠山康光、最後まで景虎に仕え、景虎と共に自害という説があるが、このドラマでは御館の乱を陰で引き起こした人物のように描かれている。

 このドラマにおける遠山の真意はどのようなものであったのだろうか?

①景虎に越後を支配させ、北条氏の勢力下に置く
②景虎・景勝に跡目争いをさせ、上杉家を内部分裂させる

 ドラマでは本気で景勝派を滅ぼそうという積極的な動きをしていないことから、②であるような気がします。
 でも、そうなると、北条暗殺の意味が分からなくなります。内部分裂による上杉家の消耗を狙うのなら北条高広は利用価値があるはずです。

 そこで、第3の説。
③景虎が嫌いだった
 ただただ、景虎を窮地に追い込みたかったんですね。男前で、眉毛もかっこいいもんね。

 とにかく、いろいろ怪しかった遠山ですが、その真相を「ほくそ笑み」一つで済ませてしまいました。(ありきたりな演出ですね)
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『宇宙戦争』

2009-04-12 22:30:11 | ドラマ・映画
 2005年アメリカ
 監督:スティーブン・スピルバーグ
 主演:トム・クルーズ
(監督、主演の割には、日本であまり話題にならなかったような気がします。
 金曜ロードショー、4月10日放映)


 SFXは凄かった。特に、最初、地下から破壊兵器?が出現し、街を破壊し人々を殺戮しまくるシーンは凄かったです。でも、そこだけ。

 あとは、突っ込みしまくるので、『宇宙戦争』のファン、スピルバーグ監督やトム・クルーズのファンの方は、読まないでください。


① まず、何と言っても、アメリカ映画、特にSF映画は家族愛が好きだなあと感じます。必ず、家族愛を絡ませます。この映画では、子どもを連れて元妻の居るボストンに宇宙人の殺戮を避けながら、ひたすらボストンを目指します。『デイ・アフタ・トゥモロー』を思い出しました。

② 先述したように、地下から殺戮マシーンが現われ、街を破壊しまくるのですが、なぜか主人公だけ助かります。見た感じ、現場に居合わせたほとんどすべての人が殺されます。でも、主人公ひとりだけ助かります。8割の人間がやられるのならともかく、主人公ひとりだけです。何か理由があるのならいいのですが、私にはその理由が思い及びません。
 それから、その殺戮が始まる前、凄く得体の知れないことが始まる予感をさせるのですが、街の人は、興味津々で近づいていきます。不思議です。

③ 子役の女の子演技、パニックを起こす表現や、あまりの恐ろしさに茫然自失になる演技は、天才のように感じます。
 でも、視聴者にとっては、単なるわがままで、パニック少女で、イラつくだけでした。「なぜ、言う事を聞かない?」なんて思います。長男も同様にわがままです。まあ、これは、「バラバラだった親子が、事件を通じて一つになる」というテーマであるので、文句の言うところではないのですが、イライラします。

④ 主人公がボストンを目指すのは分かるのですが、その他大勢の人々も目指すのは、何の理由があるのでしょうか?ボストンに行けば助かるという根拠があるのでしょうか?不思議です。

⑤ その大勢の人々ですが、冒頭シーンだけでなく、何度もあちこちで殺戮は徹底的に行われているのに、凄く多数の人が何を逃れてボストンに逃れているのです。
 街によっては、電気がつくのも不思議です。あのマシーンは、建物や人だけでなく、機械も使用不能にしてしまうらしい。だから、車も動かない。よって、戦闘機や戦車などでの攻撃もできない。だから、人類の抵抗としてはバズーカ攻撃が精々のようです。そのバズーカも、マシーンにはシールドが張られていて無効です。
 フェリ-で逃げるシーンがありますが、襲われているのに、フェリーが機能するのは矛盾しています。

⑥ 話が進むにつれ、宇宙人の攻撃の仕方がゆるくなってきます。地下に隠れているのですが、蛇のような探索機が地球人を探します。息が詰まるようなかくれんぼが展開されますが、「なぜ?」です。
 今まで、すき放題建物も破壊してきたのに、なぜそんな慎重な行為をするのか、理解できません。さらに、その探索が、映像と音だけです。アレだけの圧倒的なマシーンを持っているのなら、赤外線センサーも当然あるはずですが、ないみたいです。
 何度か音を立てて(しかもわざとかと思うほど迂闊さ)、視聴者をドキドキさせるのですが、それだけ怪しいのなら、さっさと破壊してしまえばいいのに、さらに宇宙人が降りてきて探索を始めるのです。
 そこまで、詳細な探索をするのなら、アレだけの人がまだ逃げているというのは不思議です。

⑦ さらに、もっとストーリーが進むと、今度は一度、地球人を生け捕りにしてから、ひとりずつ吸血マシーンに取り込もうとします。まるで、主人公が逃げるチャンスを与えているようです。

 SFXには満足ですが、最初の殺戮シーンがメインだったようで、後の長時間はストレスや疑問点だらけでした。
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大局観(NHK杯戦など)

2009-04-12 20:55:42 | 将棋
 将棋を観戦するに当たって、解説はアマチュアにとって必要不可欠なものだと思う。詰みや今後の指し手なども重要だが、一番大切なのは形勢判断であろう。
 この形勢判断は、具体的な指し手よりも難しいのかもしれない。先日の名人戦は難解で、プロ棋士間でも形勢判断は割れていたようだ。なので、微差の場合は、「形勢不明」や「難解」や「ほぼ互角」でいいと思う。一番困るのは、間違った判断を断言することだ。
 ずっと、先手有利だと思っていて、終局直前に後手が価値だと判明した場合、それまで先手有利だと思って観戦していたのが、バカみたいだ。これなら、解説はいらない。

 そんな極端な例は、めったにないが、それに近いものはタイトル戦のネット中継では時々あったように思う。ただ、ネット中継の解説というのは、きちんと委託された解説ではなく、控え室での検討の声を拾い上げたものが多いので、信用できないことが多い。今の中継システムでは止むを得ないのかもしれない。
 でも、名人戦の場合は有料なので、もう少し棋譜解説も責任をもってやって欲しい。ただ、これは現在の現場に言っているのではなく、運営本部に対してである。
 この辺りの現状は渡辺竜王ブログで語ってくださっている。

 NHK杯も大盤で話ながらの解説(検討)なので、なかなか大変だと思う。今日の例だけ取り上げるのは申し訳ないが、(プロの七段とアマチュアの私の形勢判断では、当然、私のほうが間違っているとは思うのだが)野月七段の形勢判断はやや先手寄りだったような気がする(押さえ込みの是非の辺りも含めて)。
 棋風の関係や、やや苦しいような先手の西尾五段に気を使ったのかもしれないし、番組的な配慮だったのかもしれない。
 しかし、「そう簡単ではないですね」といった直後、投了された時には、笑ってしまった。

 この将棋、中盤の▲3四銀打に錯覚があったようで、一辺に形勢が開いてしまった。後は、正直言って、あまり見所がなく、長引いただけだった。個人的には、もう少し早く決着をつけて、感想戦で、錯覚が出る10手ほど前の形勢判断や、井上八段の押さえ込みが成功していたのかどうかの辺りのことを、触れて欲しかった。
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春爛漫

2009-04-11 18:05:04 | 歳時
 「春爛漫」て、安直なタイトルなので、もっと、ひねりの利いたものとも考えたのですが、実際に桜を見ていると、これ(春爛漫)しかないかなと思ってしまいます。

 最近話題に取り上げている堤防の桜です。写真は昨日(10日)のもので、九分位でしょうか。「満開」という表現を使いますが、すべての花弁が開く前に、最初の開いた花弁は散り始めるので、すべての花弁が開いている完全な「満開」はないように思います。
 枝先ほど後に開くので、枝先が綿菓子を巻き付けているように見え、全体ももこもこしているように見え、わずかに桜の花びらが散っている頃が「満開」なのでしょう。

 昨日は、まだボリュームが少し足りない感じでしたし、散り始めてもいないので、満開には至っていないようでした。
 でも、とても綺麗で、見ているだけで幸せになるような光景でした。


 今年の桜は、特に綺麗に感じます。天気がよいので花弁の量も多くなって、その清なのかと思いましたが、そうではないようです。
 こちらが、去年の桜です。

 多少ピンボケで、アップ度もちがいますし、こちらのは満開なので、単純には言えませんが、去年の方が咲き具合はいいように思えます。
 それでも、今年の桜が美しく感じるのは、暖かくて天気がよくて〔心理効果〕、光にあふれ、それが青い空に見事に映えるからなのでしょう〔視覚効果〕。


 まあ、そんな細かいことは考えずに、桜を見ましょう。

 先日の記事とほぼ同じアングルですね。





 先日も紹介しましたが、河原には菜の花も群生しています。今回は自治会ではない方です。



 こちらは別の場所です。まさに満開で、《これでもか、これでもか》と咲き誇っています。



コメント (3)
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新年度スタートに思う(矢内女王について)

2009-04-09 19:31:33 | 将棋
 入学式や始業式も終え、新学期が始まり、新年度も本格始動という趣があります。新社会人もいろいろと惑うことがあるでしょうし、厳しい世相ですが、自分たちが切り開くという気概を持って欲しいです。


 将棋界も、各棋戦を始め、大和証券杯ネット最強戦、NHK杯将棋トーナメント、そして、今日からの名人戦が始まり、本格始動です。

 最強戦の結果は触れずに、NHK杯に話題を移しましょう。
 NHK杯は聞き手が矢内女王に替わりました。他のタイトル戦などで聞き手を務めているので、違和感は全くありません。解説の補足や解説者の投げかけの返しも的確で、分かりやすいです。
 将棋講座の聞き手は、中村桃子女流2級です。聞き手としての総合力は上位です。それにしても、NHKは中村女流が好きですね。

 ところで、矢内女流ですが、女流名人位を失冠してしまいました。非常に残念です。しかし、それによって、呼び名が「矢内女王」とすっきりしました。
 「矢内女王」……「女王」ですよ。偉そうな石原都知事よりも、人気回復に躍起な麻生総理大臣より偉そうな響きです。
 将棋を連想させる言葉や、「女流」もつかず、「矢内女王」です。よくよく考えると「女王」の前に苗字が付くのも変な感じがします。それはともかく、女王は偉いです。「女王陛下」です。時代が時代なら一国を統治する、あるいは、所有するお方です。国民すべてがひざまずくんですよ。
 漢字が分かる外国の方が見たら「日本には女王が居るのか?」と思っちゃうかもしれません。

 (これから、タイトルを主催する新聞社やタイトル保持者にとって、失礼なことを書きますが、ジョークですので、気にしないでください)
 男性棋士の場合は「女王」に当たるのは「王位」と「王座」ですが、「王」(「王様」)と少し違って、その地位を指していて、「王」ではありません。平たく言えば王の椅子です。
 「棋王」は王ですが、は将棋の王というだけです。
 「棋聖」は神様で王より偉いという意見もあろうかと思いますが、将棋に興味のない人にとっては、何のありがたみもありません。
 「竜王」は強そうですが、動物ですし現実味がありません。それに、「王将」より地位が下です。
 では、竜王より偉い「王将」はというと、将棋の駒に過ぎません。
 「名人」は将棋界では伝統のある称号ですが、世間ではちょっとうまいと○○名人とおだてられることがあります。

 まあ、男性棋士の場合、ずっとある称号だったので違和感がないということもあるのでしょう。「女王」は新棋戦なので、よけいインパクトがあるのでしょう。就位式の矢内女王の「いでたち」もインパクトがありましたが。
 スポーツ界には「女王」と冠する事もあると思いますが、それでも、ばーんと「女王」という称号を前面に押し出して「矢内女王」というふうに称するのは珍しいように思います。
 あ、表舞台ではありませんが、「女王」がいらっしゃる世界がありました。
 ……SMです。「様」を加えて「女王様」と言われることが多いようですが。……ボンデージ姿にムチを持った○○女王……想像しちゃいました。

 その姿はともかく、NHK杯の聞き手で、解説の先生に対して
「この変化はどうなるのか、さっさとお言い!」とか言ったり、「おっほほほ」と高笑いする矢内女王様も見てみたい気がします。
 あ、でも、矢内さんは「うふふ」ですね。 
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