秋から冬(早春)にかけては駅伝・マラソンシーズンで2、3週間に1度はなんらかのレースが中継されます。特に正月はニューイヤー駅伝(実業団)、箱根駅伝(関東地区大学)が連日長時間中継されるので嬉しいのですが、それだけで正月が過ぎてしまいます。
ま、それはともかく、今シーズンの駅伝を思いつくまま振り返ってみます(都道府県対抗が残っていますが)。と言っても、内容よりは運営・中継に対する疑問(文句)が多くなると思います。
国際千葉駅伝
以前は男女別で行われていたが、3年前から男女混合チーム形式に変更された。
開催終了した横浜女子駅伝にも同じことが言えますが、国別対抗(世界一決定戦)ではあるが、その国の取り組み方(優勝を目指す・若手に経験を積ます(実力を試す)・国としてのお付き合い・観光?)がさまざまなので、世界一を争うと言えるものではない。「駅伝」が世界的に認知されていない背景もある。
ただ、時にエチオピアやケニアやロシアの一級の走りが見られるのが嬉しい。しかし、あまり本気を出されると、レースとしては面白くなくなるのが難しいところ。
と、まあ、オープン戦的な趣として、お気に入りのランナーの走りを気楽に楽しむことにしている。2008年、2009年の小林祐梨子選手の5km15分8秒、15分9秒はすごいタイムだ。
さて、この駅伝で気になった点は、日本女子選手(特に学生)のコース取り。
最近のコースは道幅も広く片道3車線すべてコースとして確保されていることがほとんど。で、このレースだけでとは限らないが、センターライン(中央分離帯付近)を走る選手をよく見かける。選手を抜く時、背後につかれないようにする戦術的走りの場合もあるが、右にカーブを切っている場合、あらかじめ中央寄りにコースを取っておくと走る距離が少なくて済む工夫(あまり早めに中央に寄るのはかえってロス)をする選手が増えてきている。
これは、ルールとしてはどうなのだろう。私は「道路の左寄りを走りなさい」という指導を受けた記憶がある。また、コースを設定する場合、「道路の左端から1.5mの地点を基準にする」だったと記憶している。これに関しては、数値もあやふやだし、ルールも改正されているかもしれない。
ともかく、最近のレースでは走行コースはかなり自由が認められている(ルールが甘くなっているのか、運営側が大目に見ているのか)。そんな中で、ちょっとした事件が最終区で起こった。
学生選抜チームの選手が中央分離帯寄りのコースを取っていたが、その中央分離帯がなくなった際、反対車線に入りそのまま走ってしまった。
(↑白く囲んだ部分までは中央分離帯があった)
走るコースに関してはショートカットをしない限り、道を間違えたり、何らかの事情でコースを外れた場合は、そのままコースを戻ればOKなのが慣例となっている。福岡国際マラソンで、フランク・ショーターは尿意(便意?)をもよおし、コースを外れ、タイムロスをしたがレースに復帰し優勝している例が有名。そう言えば、この駅伝でも4区のケニアの選手が、折り返し点を通過して大回りしてしまった。
このレースの最終区の選手の場合、故意というのではなく、中央寄りを走るという意識の延長で、車線が増えたのに気づかず、そのまま中央を走ってしまったようではあるが、1キロ以上コースを外れてしまっている。厳密に言えば失格なのではないだろうか。先導の白バイや他の白バイやコースにいた・役員係員は傍観するのみだったが、これも不思議。
(↑先導役の白バイはまったく機能せず、黒丸で囲んだ白バイは選手がコースを外れた直後、異変に気づき近づいて注意をしようとしたが、結局、傍観)
(↑機能しない交通規制者たち)
(↑このおじさんが、必至でランナーに間違いを訴えていた)
(↑カメラ車のカメラマンが異常を気にし始めた)
(↑本人も気づいた様子)
(選手の前を横切り、コースに戻るように促したと推測される)
結局、学生選抜が日本代表を差し置いて優勝。2位はケニヤで日本代表は3位。この時期(特に今回はアジア大会中)は女子実業団は実業団駅伝が迫ってきているのでメンバーがそろわないという事情もあった。
まあ、それよりも、学生ランナーの実力が上がっているのは間違いなく、各々の走りは見事だった。
ま、それはともかく、今シーズンの駅伝を思いつくまま振り返ってみます(都道府県対抗が残っていますが)。と言っても、内容よりは運営・中継に対する疑問(文句)が多くなると思います。
国際千葉駅伝
以前は男女別で行われていたが、3年前から男女混合チーム形式に変更された。
開催終了した横浜女子駅伝にも同じことが言えますが、国別対抗(世界一決定戦)ではあるが、その国の取り組み方(優勝を目指す・若手に経験を積ます(実力を試す)・国としてのお付き合い・観光?)がさまざまなので、世界一を争うと言えるものではない。「駅伝」が世界的に認知されていない背景もある。
ただ、時にエチオピアやケニアやロシアの一級の走りが見られるのが嬉しい。しかし、あまり本気を出されると、レースとしては面白くなくなるのが難しいところ。
と、まあ、オープン戦的な趣として、お気に入りのランナーの走りを気楽に楽しむことにしている。2008年、2009年の小林祐梨子選手の5km15分8秒、15分9秒はすごいタイムだ。
さて、この駅伝で気になった点は、日本女子選手(特に学生)のコース取り。
最近のコースは道幅も広く片道3車線すべてコースとして確保されていることがほとんど。で、このレースだけでとは限らないが、センターライン(中央分離帯付近)を走る選手をよく見かける。選手を抜く時、背後につかれないようにする戦術的走りの場合もあるが、右にカーブを切っている場合、あらかじめ中央寄りにコースを取っておくと走る距離が少なくて済む工夫(あまり早めに中央に寄るのはかえってロス)をする選手が増えてきている。
これは、ルールとしてはどうなのだろう。私は「道路の左寄りを走りなさい」という指導を受けた記憶がある。また、コースを設定する場合、「道路の左端から1.5mの地点を基準にする」だったと記憶している。これに関しては、数値もあやふやだし、ルールも改正されているかもしれない。
ともかく、最近のレースでは走行コースはかなり自由が認められている(ルールが甘くなっているのか、運営側が大目に見ているのか)。そんな中で、ちょっとした事件が最終区で起こった。
学生選抜チームの選手が中央分離帯寄りのコースを取っていたが、その中央分離帯がなくなった際、反対車線に入りそのまま走ってしまった。
(↑白く囲んだ部分までは中央分離帯があった)
走るコースに関してはショートカットをしない限り、道を間違えたり、何らかの事情でコースを外れた場合は、そのままコースを戻ればOKなのが慣例となっている。福岡国際マラソンで、フランク・ショーターは尿意(便意?)をもよおし、コースを外れ、タイムロスをしたがレースに復帰し優勝している例が有名。そう言えば、この駅伝でも4区のケニアの選手が、折り返し点を通過して大回りしてしまった。
このレースの最終区の選手の場合、故意というのではなく、中央寄りを走るという意識の延長で、車線が増えたのに気づかず、そのまま中央を走ってしまったようではあるが、1キロ以上コースを外れてしまっている。厳密に言えば失格なのではないだろうか。先導の白バイや他の白バイやコースにいた・役員係員は傍観するのみだったが、これも不思議。
(↑先導役の白バイはまったく機能せず、黒丸で囲んだ白バイは選手がコースを外れた直後、異変に気づき近づいて注意をしようとしたが、結局、傍観)
(↑機能しない交通規制者たち)
(↑このおじさんが、必至でランナーに間違いを訴えていた)
(↑カメラ車のカメラマンが異常を気にし始めた)
(↑本人も気づいた様子)
(選手の前を横切り、コースに戻るように促したと推測される)
結局、学生選抜が日本代表を差し置いて優勝。2位はケニヤで日本代表は3位。この時期(特に今回はアジア大会中)は女子実業団は実業団駅伝が迫ってきているのでメンバーがそろわないという事情もあった。
まあ、それよりも、学生ランナーの実力が上がっているのは間違いなく、各々の走りは見事だった。