英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2011年 北陸、全国の梅雨&この夏の予報

2011-07-12 11:50:44 | 気象
 被災者さんたちのことを考えると、「暑い」なんて言っちゃあいけないと思いますが…。

 暑いじゃないですか!
 確か、節電や電力制限が話題になった時、気象庁は確か、「今年も暑い夏ですが、昨年ほどの猛暑にはならないでしょう」と記憶していますが……気のせい?気の迷い?…しかも、夏が来るの早くない?

 今年の福井の梅雨入りは6月16日(平年より4日遅く、昨年より3日遅い)で、梅雨明けは7月9日(平年より15日早く、昨年より8日早い)と短い梅雨(平年41日間、今年22日間)だった。
 梅雨入り後も曇りがちの日が続いたが、22日までの1週間はほとんど降水はなかった。その後は降水もある程度記録したが、日照もあり21日から7月4日まで連日30℃~33℃の日が続いた(7月2日のみ29.5℃)。
 まとまった降水は1日13.5ミリ、4日43ミリ、7日80.5ミリのみ。しかも、暖かい湿った空気が入り込み、昼間の日照による上昇気流で雨雲が発達する夕立タイプの降雨で、夜間の雨が多かった。
 という訳で、昼の日照があったので、気温は非常に高い日々が続いた。5日以降の気温は5日と7日が27~28℃であったが、その他の日は32℃を超え、特に大雨だった7日の翌日からは夏空になり35~36℃まで上がり、早くも猛暑。北陸の梅雨明け発表は9日だが、福井は実質8日と言える。

 さて、長々と梅雨の状況を述べたが、その理由ははずれ気味の気象情報への「いちゃもん」である。
 冒頭の長期予報もはずれ気味。
 さらに、福井の週間予報は外れっぱなし。週間予報は雨マークのオンパレードが続いた。しかし、実質は昼間は晴れて夜少し降る程度。気象庁としては「雨は降ったじゃないか」と主張できるかもしれないが、昼間、日が射して傘は要らない状態なので、外れと言っていい。
 だいたい、行事を予定していて、雨マークが出ていたら、雨天時に備えた準備や内容変更をしなければならない。精度の低い予報は、「予報を出さない」より劣る。
 気象庁の予報の的中結果の判断は甘いです。外れるのは仕方ないにしても、その甘い自己採点を改めないと精度は上がらない。
 降水確率なんて意味のない予報(降水確率50%というのはその日(あるいはその時間)に1ミリ以上の雨が降る確率が50%という意味で、平たく言えば「雨が降るか降らないかは半分半分」と言っていることになる)より、この予報が当たる自信の確率を出してほしい。

 日本全体の今年の梅雨は、梅雨入り後すぐ、梅雨後期や末期の気圧配置が続き、活発な梅雨前線が九州地方に掛かり豪雨が続いた。
 また、一時的に梅雨明け状態になり、梅雨前線が東北地方まで北上し、東北地方も大雨になった。また、暖かい湿った空気が充満していて、時折上空に寒気も流れ込んできたので、局地的豪雨もあった。

 ついでに、この夏の長期予報を挙げておきます。

【7月9日~8月8日まで】
 全国的に、平年より気温が高くなる確率が非常に高いようです。


【8月】
 全国的に平年並みの暑さの確率が高いとのことです。平年並みですから、普通に暑いということですね。


【9月】
 9月も全国的に平年より暑いという予報です。

 この予報図で気をつけなくてはいけないことは、図の暖色が強いほどその地点で平年より高いということで、暖色が強ければ強いほど気温が高いということを示しているのではありません。
 分かりにくいですね。よい例があるので挙げておきます。

 これは7月9日~15日の予報図です。
 近畿以北は紫色(赤より強い(高い))ですが、一見すると九州より北日本の方が暑いと思ってしまいそうです。
 現在の梅雨前線が北上して太平洋高気圧に覆われ夏の天気です。例年、この時期は九州地方は梅雨明けしていることも多いです。逆に北日本は梅雨の最中のことが多いです。なので、北日本の方が平年と比べた気温は高くなる可能性が非常に高くなっているというわけです

 私としては、こんな相対的で、「外れた」と指摘されにくい予報より、最高気温の平均値など実数で表現してほしいです。

 まあ、今年の場合は、予報が外れて冷夏の方が有難いですよね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ブルドクター』 に出演した黒崎レイナさんと矢内女流四段

2011-07-09 22:48:47 | ドラマ・映画
『ブルドクター』第1話に出演した黒崎レイナさん
  ………『ハガネの女season2』で、両親が国外退去となり、一人日本に残った転校生の少女・タオを演じた12歳の少女です。『ブルドクター』の第1話では、母が父を殺した犯人ではないかという容疑を、必死で晴らそうとした娘を演じていました。

(鬱陶しいでしょう、カウントダウンのスーパー、まだ民放は数字が大きいですが、遠慮がちです。NHKの文字は1文字1文字が大きいので、完全に視聴妨害です)

 12歳だから「ちゃん」づけで良いような気もしますが、「さん」づけにしてしまいます。
 それは、何故かというと……とにかく、アップの画像をご覧ください。

 どなたかに似ていると思いませんか?
 私だけかもしれませんが、矢内理恵子女流四段に似ていると思うのです。


 参考画像:将棋連盟紹介ページ
      Weblio辞書紹介ページ

 「矢内さんがランドセル担いでいる」と思ったのは私だけでしょうか?
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ブルドクター』 第1話

2011-07-09 02:07:42 | ドラマ・映画
【ドラマ公式サイト、「イントロダクション」より】==========================

ブルドクター「犯罪死」を見やぶる名医か。掟をやぶるただの暴走女か。


自分の大切な人がある日突然死んでしまったら、なぜ死んでしまったのか、真実を知りたいと思いませんか?

いま、日本の「死因究明率」が、先進国中、最低レベルだということを知っていますか?
そして、この日本で実は多くの「犯罪死見逃し」が現実に起きているとしたら・・・。

“人間が受ける最後の医療”とも言われる「死因究明」。
「闇に葬り去られようとしている多くの真実」に切り込み、死の裏に秘められた様々な人間模様を描いていく・・・、そんな「法医学」の世界が今回の物語の舞台です。

 愛、絆、憎しみ、裏切り、絶望etc・・・、人間が抱える深い業。
そんな、もの言わぬ死者が残した声無き想いを手掛かりに、謎と驚きに満ちたミステリアスな事件を紐解いていきます。

主人公は、4年ぶりのドラマ復帰、江角マキコ。
周囲の人々とのトラブルを恐れずに、強い信念をもって突き進む、ブルドーザーのような「最強の女」でありながら、家庭では家事や子育てに四苦八苦しちゃうような、等身大の母親を演じます。

「死因究明」を通して描かれるヒューマニズムと、仕事と家庭の狭間で、葛藤する女性たちのリアルな生き様をお楽しみください。


=================================================================================

 というコンセプトで、そんな主人公の法医学准教授・大達珠実の信念や行動力には共感できた。また、その主人公を演じる江角マキコはピッタリだと思う。でも、あまりに妥当過ぎて面白味がないとも言える。
 また、それに反目するキャリアの釜津田警部(石原さとみ)も面白い(かもしれない)。現場での捜査も単なる通過点と考え、おざなり気味であったが、珠実とのかかわりの中で変化していくのだろう。
 この二人に、准教授・名倉潤之助(稲垣吾郎)どう絡むのか?現実主義でクール、珠実とは正反対。今のところ、釜津田と同じ立ち位置、しかも、釜津田とは恋人関係にあるみたいだが、熱くなりやすい釜津田とはこれも正反対。
 奇妙なトライアングルで、これが、どうなるか、興味があると言えばあるが…

 この3人に、他の登場人物も役者がそろっている。志田未来、ブラザートム、市川亀治郎、市毛良枝、小日向文世。ただ、これだけ揃うと、ストーリーより俳優を優先しそうで不安

 ドラマのテーマは共感でき、事件の真相も面白かったと思う。しかし、登場人物の設定に疑問が少々。
 まず、珠実。「家庭では家事や子育てに四苦八苦しちゃうような、等身大の母親を演じます」ということだが、これって盛り込み過ぎではないだろうか?多分、事件の真相解明が主になると思うが、家庭を描くとなると、主が薄くなる危険性が高くなる。
 釜津田はキャリアということで、一応「出来る女性」の設定と思われる。しかし、それほど出来るようには思えず、ファッションなどミーハー要素が強そう。名倉にも「都合のいい女」扱い。
 あ、公式サイトの人物紹介では「キャリアではあるが、左遷的にショカツ勤務。ショカツでも功績を焦るがあまりの空回りが目立ち、周囲からは浮き気味」なので、「出来る女性」という設定ではないらしい。28歳。

 というわけで、盛り込み過ぎの危惧通り、今回の事件の解明の過程には、突っ込みどころが多かった。

①目の前で、ジョギング中に倒れた男性を救護した珠実。実は、青酸カリの服毒死であった。敏腕医師と言えど、実際に青酸カリを盛られた直後の患者を診る経験はあまりないと思うが、心臓麻痺と服毒した症状の見分けがつかないのだろうか?
 ジョギング中倒れたのを目撃しているので、先入観があったのかもしれないが、死亡した後、疑念を抱くのも、ただ、死因が確定しないというだけで、法医学的視点からの疑問ではなかった。

②病院で治療に当たった医師も、「ジョギング中、昏倒」という先入観があったとしても、処置する際、何の疑問も感じなかったのだろうか?

③結局、法医学から事件の真相を解明したのではなく、聞き込みと推理によるものだった。

 かなり不満な点があった第1回であったが、面白くなる要素も含まれているので、あと2、3回は視聴の予定。

 実は、このドラマを記事に取り上げたのは、不満点を列挙するためではなく、ある女優(子役?)さんについて書きたいことがあったからです。
 それは、次の記事で。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第69期名人戦 総括 その1

2011-07-07 19:27:32 | 将棋
 名人位失冠のショックから立ち直り、総括に入ろうと思った矢先、竜王戦の挑戦者決定決勝トーナメントの初戦(準々決勝相当)で、橋本七段に敗れてしまいました。橋本七段の果敢な攻めを受けとめ、勝利目前で落とし穴にハマってしまったような負け方。急転直下の結末に、何が起こったのか理解不能な昨夜でした。
 残念ながら、羽生二冠の竜王位挑戦、渡辺-羽生戦は観られません。となると、挑戦者は誰か?…というより、誰に挑戦者になって欲しいか、あるいは、誰との竜王戦を観たいかですが、佐藤(康)九段がもう一度登場して、渡辺竜王の強さの測定してもらうか(佐藤九段にもう一度ビッグタイトルを取っていただきたい)、現在、羽生、渡辺に次ぐ、或いは並ぶ実力者の久保二冠との最強決定戦も観たいです。それに、2日間みっちり戦う居飛車×振り飛車戦も観てみたいです。
 羽生二冠にとって、名人戦、竜王戦は残念な結果でしたが、棋聖戦で深浦九段をストレートで退け、対戦成績も引き離したのは嬉しい出来事。
 王位戦も挑戦権を獲得。三冠に戻し、健在をアピールしたいところですが、それより、広瀬王位との激戦が楽しみです。どんな将棋になるのか、ワクワクします。

 やはり、前置きが長くなってしまいました。
 では、まず、一局一局を簡単に振り返っていきたいと思います。

第1局
 初戦は、将棋に限らず、どんな勝負でも非常に大事で、シリーズの方向性を決定づけることが多い。今シリーズの場合も、初戦が流れを決定づけたと言ってよいのではないだろうか。
 
 第1図の少し前、先手の陣形は間合いが取りにくく、▲3六歩、▲4六歩(どちらの歩を先につくかも悩ましい)、▲4七銀まで進めてようやく充分になる。
 後手としては、それまでに仕掛けたい。それで、▲36歩を突いた瞬間に△7五歩と突っ掛けた。これに対し、中途半端な陣形のまま、▲7五同歩と取るのは危険とみて、▲4六歩と陣形の整備を優先させたのが第1図。
 森内九段は成算があっての着手と思われるが、突っ掛けられた歩を取ることができないのは、通常、おかしいと考えられる。実際、△8五桂▲6六銀△7六歩と後手の駒が進みながら歩損の回復が出来、後手としてもまずまずの展開のはず。
 羽生名人も意外な進展だったのかもしれない。これが、却って疑心暗鬼になり思考に迷いが入り込んでしまった。


 後手に突っ掛けさせ、先手がその反動を利用して馬を作った。これに対し、△3五歩は意外な手作り。ここでは、△5四角と馬に合わせて角を打ち、先手の主張の馬を消せば後手が指せるのではないかと言われていた。
 局後の研究でも、有力な手段だったようだが、羽生名人は「そんなところまで読むのか?」と詳細な読みの入れ方で、これを見送る。そして、その代わり着手したのが第2図の△3五歩。それほど、厳しい手とは思えず、次に取り込んでも▲3五桂の反撃がある。実際、▲4七銀と陣形を整えられ、△3六歩に▲3五桂△3四銀▲2四飛(第3図)と進み、先手の攻撃は飛車は銀取りの先、馬と桂は後手玉の急所の4三に利いていて、かなりの迫力がある。

 ここで、△1二角と踏ん張る手があり、まだまだ難解な形勢だったようだが、羽生名人の指し手は先手の飛車の成り込みにはかまわず、△8五飛と馬取りの圧力を掛ける強気な手。
しかし、さすがに強気過ぎで、飛車を成り込む手が大き過ぎ形勢を損ねてしまった。それでも、まだ、難しいところがあると思ったが、ズルズル押し切られてしまった。通常なら、意外と思える強気な手や、形にとらわれない柔軟な受けや、屈服とも取れる辛抱の受けなど、あの手この手の怪しい力を発揮することはなかった。

 この一局、森内九段の事前研究を警戒し過ぎた指しての迷いと、中終盤の勝負勘の鈍りで、羽生名人のひとり相撲で森内九段はそれに追従していただけ(もちろん、終盤の正確さは光っていた)。羽生ファンとしては、大いに不安を抱かせる内容だった。
 逆に、森内九段は手応えを感じたのではないだろうか。

 【関連記事】4月9日『名人戦第1局』
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エゾアジサイ(ヤマアジサイ) 【6月22日撮影】

2011-07-05 14:03:58 | 歳時
 今回撮ったのは、一般に紫陽花と呼ばれる手まり咲きタイプのではなく、額縁咲きタイプです。
【6月22日撮影】

 外側にある大きな花は、萼(がく)が変化した装飾花です。てまり型はこの装飾花だけに特化(改良)されたものです。
 額縁咲きタイプの代表格のガクアジサイの「ガク」は「額」を指します。この外側にある装飾花を額縁に見立てています。「萼」と「額」、紛らわしいですね。

 さて、写真のアジサイの品種ですが、候補はガクアジサイ、ヤマアジサイ、エゾ(蝦夷)アジサイの3つ。
 このうちガクアジサイは海岸地帯の日当たりの良い乾燥地域に生育します。写真のアジサイは山ベタで日当たりもそれほどよくなく、どちらかというと湿り気の多いところで、ヤマアジサイの生育環境に合致します。
 実はこの山ベタ、けっこう当ブログに登場しています。5月28日記事『アヤメとキショウブ』のキショウブ、4月30日記事『山桜、枝垂れ桜と椿』の枝垂れ桜と椿がそうです。その他、何度も活躍している山ベタです。
 で、ヤマアジサイとエゾアジサイのどちらかだと思いますが、いろいろなページの写真の花の印象からすると、エゾアジサイのような気がします。
 エゾアジサイはその名前から北海道のイメージが強いのですが、その分布は北海道南部と本州の東北地方・日本海側の多雪地帯と広いです。それに、エゾアジサイはヤマアジサイが日本の多雪地帯に適応した亜種と考えられているので、その境界は曖昧なのかもしれません。

 そんな薀蓄(うんちく)より、花を観ましょう。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルストロメリア(百合水仙)とゼニアオイと黄色い花【6月16日撮影】

2011-07-04 17:08:52 | 歳時
撮影から半月も経ってしまいました。
【6月16日撮影】

アルストロメリア(百合水仙)
 南米原産で、花の色は、桃色、赤、白、黄色、オレンジ、紫など豊富です。和名が百合水仙となっているように、百合の花っぽいです(水仙の名が入っていますが、水仙ぽくないですね)。学説によって、ヒガンバナ科、ユリ科、ユリズイセン科と属する科が違います。
 日本に入ってきたのは1920年ごろ(大正時代)ですが、人気が出て広まったのは1980年代になってからだそうです。


ゼニアオイ
 ヨーロッパ原産で江戸時代に渡来したとのことです。
 名前にも入ってる通り、アオイ科に属しています。
 アオイ科の花と言えば、タチアオイがアチラコチラでにょきにょきと伸び、咲き誇っています。(ハイビスカスもアオイ科です)
 ゼニアオイは茎の伸び方や花の付き方や葉の形などはタチアオイと似ていますが、草丈、花の大きさはかなり小さいです。花の中心から放射状に伸びる紫の筋模様が特徴です。
 ちなみに、徳川家の家紋の「三つ葉葵」はフタバアオイ(双葉葵)を元にデザインされたと言われていますが、このフタバアオイはアオイ科ではなくウマノスズグサ科だそうです。




 綺麗な黄色い花です。
 花の名が分かりません。どなたか、ご存知でしたらご教授ください。
 松宵草の仲間で、ヒルザキツキミソウやアカバナユウゲショウに似ているのですが、
ヒルザキツキミソウは花の色が白、アカバナユウゲショウはピンクです。
 それはともかく、黄色が鮮やかな花ですね。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嫌がらせと脅し

2011-07-03 14:02:17 | 時事
 7月になり、いろいろなこと(電力制限、休日スライドなど)が始まりましたが、テレビ業界にも新しい動きがありました。
 とくにNHKは素早かったですね。
「アナログ放送終了まであと23日」と、日付が7月1日になるや否や、画面の左下にでかでかと表示されるようになりました。画面の九分の一を占める大きさです。民放も早朝の番組から表示を始めたようです。

 今までにも、いろいろな脅しや嫌がらせが繰り返されてきました。

 画面に関する嫌がらせは、画面を横長にしてアナログ画像を小さくして(画面の上下に黒い帯ができるぶんだけ小さくなる)、その画面の右上に「アナログ」という表示をする。「あなたのテレビは時代遅れですよ」と言われている気がします。
 また、最近では、画面の下の部分に「アナログ終了のお知らせ」のテロップを流す。これも鬱陶しいですね。
 デジタル画像は鮮明なので、字幕や表示なども小さくて済むようです。しかし、これがアナログ画像だと、「6」か「8」か分からない。出演者の役者名が読み取れない。

 脅し部門では、地デジカ(鹿)なるキャラを登場させたり、各局女子アナ選抜隊で地デジムードをあおったり、最近では「7月24日にはこうなります」と砂嵐画像を挿入したり、徐々にエスカレートしてきました。

 そして、今回の暴挙。
 今までも散々、告知(脅迫)してきたので、アナログ終了の認知度はかなりの高率だと思います。常時、あの大きさの表示をする必要はないと思います。視聴妨害としか思えません。
 24日終了するのなら、それまでは普通に観る権利はあるはずです。家族が多いのでテレビも多いので、私の部屋のテレビは一番後回しです(配線工事は済んでいるので、テレビを替えるだけの状態です)。
 ウインブルドンテニスもNHK将棋トーナメントもあの表示が妨害します。

 今回、かなりの苦情が殺到したと聞いています。それでも、態度を改めないようです。公共性が強いテレビ業界がこういう態度で良いのでしょうか?それとも総務省の強い指導があるのでしょうか?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スーパークールビズ

2011-07-03 13:04:28 | 時事
 原発事故の影響で、節電・電力制限が行われています。

休日のシフト
 電力使用の分散の工夫ですが、下請け企業も右に倣わなければならず、納入先が多種にわたる場合、休日がなくなる。また、家族で休みがずれることや、行事に参加できないという不都合が生じています。
 ところで、報道では「土日休日」と言っていますが、週休二日制というのが当たり前になっているのですね。私は、「ほぼ年中無休」なんですが。

サマータイム制
 1時間ずらしても、電力使用のピークには関係ないと思います。サービス残業が増えたり、睡眠不足になる可能性もあります。
 それで、中には工場を午前5時や6時から稼働させるという荒技を敢行する企業もあるとのことです。

スーパークールビズ
 政府公認のラフな服装。
 私の場合は、ずっと「スーパークールビズ」だったので、批判する立場にはいません。
 ただ、あまりにラフなのはどうかなと思っています。仕事をする場合、ある程度、きっちりした感覚(服装)が必要だと思います。特に、人と向かい合う職種の場合はそういうけじめが必要でしょう。もちろん、服の種類も大きな要素ですが、着こなしも重要なポイントです。

 さて、今回こんなことを思い出しました。内館牧子氏が以前『将棋世界』誌で、棋士が各地の将棋サークルを訪問して、指導対局を行う企画があり、その中の一つの大学名は忘れましたが、大学の将棋部への訪問の記事を読んで、かなり立腹していました。
 対局する学生がTシャツ姿だったことに異を唱えたのです。プロの先生を招いた(来ていただいた)というのに、その心がけがなっていない。教えをこうにしろ、勝負を争うにしろ一番良い姿で相対するのが礼儀であろうというのです。ごもっとも。

 今年の場合、それとは観点がずれていますが、仕事にしろ学校にしろ「礼」の気持ちをおろそかにしてはいけないと思います。
 涼しい恰好の中にも礼があり、また、真摯に向き合う気持ちであれば、同じ服であっても相手に与える印象も違うと思いますから、あまり杓子定規である必要はないと思います。

冷房設定温度
 施設によっては、冷房効き過ぎだろうと思うことが良くありました。まあ、逆の施設もたまにあります。
 冷房の効き過ぎは完全に無駄なので、設定温度を高めにするのは良いことだと思います。
 で、一番気の毒なのは、外回りの営業マン。いくら「スーパークールビズ」と言っても、営業先にラフな格好で行くわけにもいかず、暑い外を歩いて建物の中に入っても、以前よりは涼しくない。その建物の中にいて仕事している人は設定温度に合わせてクールビズで涼しい服装ですが、外回りの営業マンは大変ですね。


 と、いろいろ、好き勝手なことを言っていますが、「不便」という程度は我慢しないとダメなんでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする