英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

【アニメ所感】俺は全てを【パリイ】する 〜逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい〜(2024年7月~2024年9月)

2024-10-09 10:59:38 | アニメ
【『BS11』アニメ紹介】より
世界をめぐり、怪物と戦い、人々を守る。
そんな冒険者に憧れる少年・ノールに下されたのは、
「全てにおいて、一切の才能がない」
という残酷な判定だった。

でも才能がないなら、誰よりも努力すればいい!
身につけた最低スキル――攻撃を弾く【パリイ】を
十数年もの間ひたすら磨き続け、
ついには千の剣を弾けるように成長する。

しかし、どれほど極めても最低スキルだけでは冒険者にはなれず、
ノールはいつの間にか世界最強クラスの力を手にしながらも
それを自覚することもなく、街の雑用をこなす日々をおくっていた。

そんなある日、
魔物に襲われている王女・リーンを偶然助けたことで、
ノールの運命の歯車は思わぬ方向へと回り出す……!

――これは、謙虚な無自覚最強男が、
磨きぬいた最底辺スキル【パリイ】で、強者を薙ぎ倒していく物語。



 主人公・ノールは、冒険者に憧れ、剣士を始め戦士狩人盗賊魔術師僧侶の養成所で訓練を受けるが、“初歩の初歩”のスキルしか身につかないまま退所することになったが、それでもあきらめず、鍛錬に鍛錬を重ねた。
 養成所で習得した初歩スキルは「パリイ」(剣士スキル)、「身体強化」(戦士スキル)、「投石」(狩人スキル)「しのびあし」(盗賊スキル)、「プチファイア」(魔術師スキル)「ローヒール」(僧侶スキル)。
 「パリイ」はこのアニメで初めて聞いた言葉だった。“parry”は「〔攻撃・要求・質問などを〕かわす、そらす、受け流す」という意味。ゲームなどでは、防御技として使われる。本来の意味の通りに「受け流す」「そらす」「かわす」技だが、「相手の攻撃をはじき返す」という効力があるゲームもあるらしい。
 ノールの場合、スキルが高度で強力なレベルには進化しなかったが、ポテンシャル自体は高く、たゆまぬ鍛錬を重ねた為、初歩技のまま弩級の効力を持つまでとなった。
 「パリイ」の場合、どんな強力な攻撃をも撥ね返す。場合によっては、撥ね返した攻撃によっては敵を撃退。通常、パリイで防御しても剣が絶えられなかったが、クレイス王から聖剣?(無茶苦茶頑丈)を譲り受けたことで、無敵となった。
 「しのびあし」もノールが使うと、超高速移動の足運びとなった。その他の技も、弩級クラス。

 ところで、「盗賊養成所」……って?  魔術師養成所とかは分かるが、国が盗賊を養成していいの?
 訓練内容は、忍者やスパイ養成所っぽいようだ。ゲーム一般では「シーフ」という職業?があるので、一概に否定はできないが……


(それはともかく)
 《6つの厳しい養成所の訓練を成し遂げた少年がいた》という伝説が囁かれはしたが、本人も世間(冒険者ギルド)では自覚も認知もされず、「冒険者見習い」扱いで、工事現場などの雑用に励んでいた。
 しかし、そんなある日、魔物に襲われている王女・リーンを偶然助けたことで、物語が動き出していく……

 で、この男……
・自分の強さに自覚がない
・世間に疎い
・やたら謙虚で、他人にやさしく、他者のスキルへの評価は高い
・身分の高い者にも、物おじせず、なぜか、タメ口


……この“謙虚な無自覚最強男”が勘違いしながら活躍していくストーリーが面白かった!
①牛に苦戦する俺は、まだまだだなあ
 ミノタウルス→牛、ゴブリンエンペラー→ただのゴブリン、黒死竜→カエル と思い、《こんな牛相手に、俺はこんなに苦戦するのか?他の冒険者たちは、すごいなあ》

②王女、国王なのに…… 
 ミノタウルスから助けらた王女・リーンに「お礼をしたい」と招かれたが……《お城のような家だ。お金持ちなんだなあ》と。←城だよっ!
 父親(国王)が礼にいろいろ打診するが、「欲しいものはない」と固辞(“要らない”と言っているのに、いろいろ押し付けてくる人だなあ》と迷惑がる
 固辞するノールに……「ならば、使い古しだが、これならどうだ」と差し出したのが、伝説級の名剣(漆黒の頑強な大剣)。
 ……《溝掃除にちょうどいい大きさだ、ありがたい!》とようやく落着。
 実際に、溝掃除に使用し《うん、やはり溝の幅にぴったりだ!》

③対ギルバート戦、「もっと本気をだしてくれ」 
 強さを持て余し気味だったギルバートは、ノールに勝負を挑む。
 最初は、ノールを甘く見ていたが、自分の攻撃が通じない。
 本気になるギルバートだが、やはり攻撃が利かない。
 ノールはギルバートの攻撃に感心するが、それでも自分が防御できていることを、《きっと、自分を気遣って手加減してくれているんだ》と思い「もっと本気を出してくれてもいいんだぞ」と。

④黒死竜を王都に連れて行き、暴れさせようとした相手に……
 黒死竜は恐ろしい毒をまき散らす厄介な相手だったが、ノールは都合よく毒耐性を持っていて、撃破。
 ノールは黒死竜をカエルだと勘違いしており、さらに魔族のロロ(虐待され、魔物を操る能力を利用されていた)が食用ガエルを王都に調達しようとしていたのを台無しにしたと勘違い、心底、謝罪する
 さらに、ロロの「自分は魔族だ」と言葉を“マー族”という種族(部族)と勘違い、納得する。

⑤厄災の魔竜を屈伏させたが……
 強大で強烈な魔竜のブレスをパリイで弾き続ける。
 はじき返され続けて……《この男は、我よりはるかに強い。自分は弱かったのだ》と勘違いし、服従のポーズを取る。
 しかし、ノールはこれを“マー族”のロロの力と勘違い

➅魔導皇国のデリダスの皇帝に対して……
 デリダス皇帝率いる魔導皇国軍の強大な魔導砲台(名称は適当です)の砲撃をもパリイで撥ね返し、撃退。
 その勢いで魔竜に乗って魔導皇国に攻め入るパリイやクレイス王国軍(当然、魔竜を操っているのはロロだと勘違い)だったが、魔導皇国内では「劣勢を臣下のせいだ」と責める皇帝に、臣下達も切れて、クーデター状態。
 そこへ誤って単身で突入したノールがその場に落下。
 クーデターの攻撃から皇帝を助けようとして突き飛ばしたが、これが超強力。おそらく皇帝は魔導防具を身につけていた為、致命傷にならずに済んだと思うが、このパターンを数回繰り返す。
 「何があったか知らないが、老人を皆でいたぶるのはよせ!」(正確な表現は失念)と皆を諫めるが、《いや、いたぶったのはアンタだろう》と心中で突っ込まれていた。


 と言う訳で、めでたしめでたし。

 ストーリーの終盤、厄災の魔竜や強力魔導砲台の攻撃を跳ね返し続ける辺りは、《それはないだろう》というくらい、パリイ無双状態!だったが、まあ、《この際、このノリで良いだろう》という爽快さだった。

個人的嗜好得点……815点(1000点満点)
 とにかく、謙虚男の勘違いぶりが面白かった。
 師匠・ノールの勘違いを後押しする弟子?リーンも良かった。
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“非公認は選挙で勝利する観点”←観点が違うだろう!【訂正あり】

2024-10-08 16:28:32 | 時事
「石破首相 “非公認は選挙で勝利する観点” 野党側は批判強める」(『NHK NEWS WEB』)より引用】=============
 石破首相は、9日の衆議院解散を前に石破総理大臣は、7日夜に自民党の全国幹事長会議に出席し、政治とカネの問題で、収支報告書に不記載のあった議員の一部を公認しない方針について、「どのようにすれば選挙で勝てるかという観点から判断した」と説明
 これに対し、野党側は、立憲民主党の野田代表が7日の代表質問で、「『裏金議員』の大半が公認されるのではないか。甘い対応をせざるをえないのは自民党の処分が大甘だったからだ。本当に国民の理解を得ることができるかどうか、よくお考えいただきたい」と述べた
=============【引用 終】


 (私の記事の主旨から外れるが)
 まず、上記の記事の「これに対し」という表現は不正確である。
 「どのようにすれば選挙で勝てるかという観点から判断」という発言は、自民党の全国幹事長会議における石破総裁の発言で、“これに対し”という表現は不正確。
 NHK記事をきちんと読まないと、《代表質問の場での石破総理の発言を受けて、立憲民主党の野田代表が批判をした》ような印象を持ってしまう。

 それはともかく、
 石破総裁ら党執行部は《選挙に勝つ》という観点から、非公認の判断をしたと言っている。
 自民党員に向けての発言という事情はあるにしても、《国民の理解や納得を得るのが主ではなく、選挙に勝つ》ために判断したと公言しているのだ。


 野党も野党だ。
 《処分が甘すぎる》《国民の理解は得られない》という批判は当然の批判ではあるが、総理の言葉(自民党の本音)の《選挙に勝つのが第一》という思想に対して、厳しく突っ込んで欲しかった。
←時系列が逆でした。自民党の全国幹事長会議は7日夜で、代表質問は7日の昼間なので、時系列的に野田代表が石破総理の「選挙に勝つため」発言にツッコミを入れるのは不可能でした。
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【アニメ所感】NieR:Automata Ver1.1a 第2クール(2024年7月~2024年9月)

2024-10-07 18:10:22 | アニメ
【『BS11』アニメ紹介】より
西暦5012年。
突如地球へと飛来してきた<エイリアン>と、
彼らが生み出した<機械生命体>により、人類は絶滅の危機に陥った。
月へと逃げのびた僅かな人類は、地球奪還のため、
<アンドロイド>の兵士を用いた反攻作戦を開始。
しかし無限に増殖し続ける<機械生命体>を前に、戦いは膠着状態に陥る。
人類は最終兵器として、新型のアンドロイド<ヨルハ>部隊を地球へと派遣した。

西暦11945年。
「第243次降下作戦」が決行され、
新たに<ヨルハ>部隊の<2B>と<9S>が地球へと派遣される。
両名は機械生命体の基幹ユニット<アダム>及び<イヴ>の撃破に成功。
これを敵の殲滅、及び永きに亘る戦争終結への好機と捉えた<人類軍>は、
機械生命体に対し総攻撃をかける決断を下す。

これは運命に翻弄された<アンドロイド>たちの、戦いと願いの記録――。



 もともと、アクションRPG。アニメは、そのマルチエンディングのストーリーを基に制作されたらしい。
 第1期は後半部分だけしか視聴しなかったので、設定をよく理解していない。
 よく分からないまま最終話まで視聴し、やはりよく分からないまま。
 そもそも、<エイリアン>、<人類>、<機械生命体>、<アンドロイド>の区別がつかなかった。
 それでも、一応、<人類、アンドロイド>vs<エイリアン、機械生命体>という構図はわかった。
 さらに、<アンドロイド>の特別な機種(後継機種、上位機種)の“ヨルハ部隊”というのが、黒のセクシーなユニフォームを着た美女たち(ただし、主人公のひとりの<9S>は美少年)らしい……
 で、先代機種の<アンドロイド>の“レジスタンス部隊”と協力して、機械生命体と戦っているらしい……

 しかし、この両者とも人間を模して精巧に造られていおり、一見、どちらも人間に見える。ただし、受ける印象は、はっきり違う。“レジスタンス部隊”の方が感情も豊かで肌の色も人間味がある。逆に、“ヨルハ部隊”は感情を持つことを禁じられていて、容姿も整い過ぎていて、極度の色白。最初、レジスタンス部隊は人間だと思った。
 これに対して、<機械生命体>はブリキのロボットのように見える。昭和のロボット、現代だとギャグマンガに出てくるロボットと同レベル(それより下)
 例外的に、第1クールのボスキャラとして“アダム”と“イヴ”(両方とも男性型)が、非常に精巧につくられていて、人間にしか見えない。ただ、「人間は~するのが常だったらしい」とか言いながら人間ぽく振舞うので、人間ではないことはわかった。
 あと、<機械生命体>の中には巨大ロボットみたいなのものもいる。造形は、やたら複雑で、SFアニメに出てくるロボットのイメージだ。

 そもそも、<アンドロイド>と<機械生命体>というのは語義的にはほとんど一緒だし、余計混乱する。

 ストーリーとしては、<アンドロイド>vs<機械生命体>という構図で進むが、ヨルハ部隊が実行する“ヨルハ計画”の真の目的が、いわゆる驚愕の事実だった。
 その理不尽な“ヨルハ計画”によって、アンドロイド(ヨルハ部隊を含む)たちが非業の死を遂げていく。
 ストーリーを通してずっと、仲間が死んで行ったりコンピュータウイルス的なモノに感染し、仲間を殺したり、他の仲間に感染するのを防ぐため、自ら命を断ったり、仲間に破壊されたりする。
 特に、物語終盤には怒涛の死亡シーンの連続……
 相当、欝な気分になった。特に悲しみと怒りで狂った<9S>を見るのは辛かった。


 鬱な気分にはなったが、毎回のストーリーは面白かった。
 ただし、謎が残るというか、疑問点、不明点が多い。ゲームをやり込めばわかるかもしれないが、それは無理。一応列記します。わかる方は教えてください。

パスカルという平和主義の機械生命体が登場し、アンドロイドとも協力して暮らしている。パスカルの他にも平和的な機械生命体がいて、村を作り共同生活をしている。子どもが他のロボットも多数いる。
 なぜ、この例外的なパスカルが存在しているのかが不思議(理由は分からなかった)。それに、パスカルだけでなく平和的なロボットが多数いることも不思議。

②<人類、アンドロイド>vs<エイリアン、機械生命体>という構図ながら、エイリアンも人間も登場しなかった(私が未視聴の部分で登場しているのかもしれない)
 人間に末路については、劇中で語られるが、エイリアンについては語られなかったように思う。一説によれば、エイリアンは機械生命体に絶滅させられたとあるが……
 エイリアン、人間などの興亡を時の経過順に教えていただけると嬉しい

赤い少女 (赤い服を着た黒髪の少女)が時折現れるが、機械生命体のネットワークを統括・指揮していた「概念人格」らしい。。物理的な肉体を持たず、言わば、精神体(ホログラム?)
 アンドロイドの殲滅が目的だったと思うが、最終盤に「ヨルハ部隊などの生き方や気持ちなどを観察していて、気が変わり、最終兵器だったはずの塔を箱舟として、新たな世界に旅立つという。箱舟にアンドロイドも誘う。
 いきなりの宗旨替え。あまりの激変ぶりには納得がいかない。

④そもそも、エイリアンは何がしたかった?
 アダムとイブを作ったのはエイリアン?それとも、エイリアンが作った機械生命体製造機の気まぐれ?

個人的嗜好得点……828点(1000点満点)
 謎や疑問点が多いが、欝な展開ながらもストーリー自体は大いに楽しめた。
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【歳時メモ】セイタカアワダチソウ と コスモス

2024-10-07 11:24:17 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。

セイタカアワダチソウ
 先週辺りから色づき始め、現在は遠目にもその存在が分かるようになってきました。薄黄色から黄色の中間と言ったものが多く、色づき始めのモノも多いです。花の成熟度としては、3割ぐらいでしょうか?
 例年と比べると、9月が目茶苦茶暑かった割には花の遅延度はそれほどではない気がします。過去記事を見ると、9月末から10月初めに色づき始め、10月半ばから25日辺りに最盛期になることが多いようです。
 
コスモス
 ようやく咲いているのを見かけるようになりました。非常に遅いです。
 温暖化で開花が遅れているのかもしれませんが、コスモスの生育面積が減ってきているように感じます。ここ数年の過去記事も、同様な感触を述べています。
 ただし、配達回数、距離も減ってきているので、これが要因かもしれません。
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この程度で納得してはいけない……裏金議員の公認問題

2024-10-06 20:18:46 | 時事
 今日の午前中、「自民党の裏金議員公認における誤魔化しの理屈」という記事をアップしたが、石破総理はそれを受けて(←そんなこたあない・タモリ口調で)衆議院選挙の方針を示した。

 その概要は……【石破首相 不記載で「党員資格停止」の議員などを非公認の方針(『NHK NEWS WEB』)より引用】=============
★公認しない議員
①党から「党員資格停止」の処分を受けた議員
 ……下村元文部科学大臣(1年間)、西村元経済産業大臣(1年間)、高木元国会対策委員長(半年間

1年間の「党の役職停止」(“党員資格停止”処分より軽い)の処分が継続していて、政治倫理審査会での説明を行っていない議員
 ……萩生田元政務調査会長、平沢元復興大臣、三ツ林裕己衆議院議員
※1年間の「党の役職停止」処分のうち、武田元総務大臣、松野前官房長官の2人は、政治倫理審査会に出席して説明しているため非公認の対象外

半年間の「党の役職停止」の7人と「戒告」の処分を受けた9人議員で、説明責任を果たしておらず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される議員

・③の議員は基本的には公認しない方向で、地元の都道府県連からの公認申請や選挙区の情勢を踏まえて最終的に判断する
・処分の有無にかかわらず収支報告書に不記載があった議員は小選挙区と比例代表との重複立候補を認めない


※この方針について
旧安倍派幹部「『安倍派を潰す』ということなのだろう」
自民党旧安倍派で幹部を務めた閣僚経験者はNHKの取材に対し「すでに党による処分が終わっているにもかかわらず追加的な措置がなされるのはゴールポストを動かすようなもので合理的ではない。こうした判断がくだされたことに正直、驚いている。比例代表の名簿に載せないとの措置もあり『安倍派を潰す』ということなのだろう」と述べました

旧安倍派の中堅議員「新党つくって出ていった方がよかった」
自民党旧安倍派の中堅議員はNHKの取材に対し「選挙に強い人たちだけが集まって仲間ばかりを叩いて自民党のことを考えていない。このようなことをするのなら、中堅・若手で新党をつくって出ていった方がよかった」と述べました。
=============【引用 終】

 安倍派議員の不平は、自分たちの身分云々の話で、まったく聞く耳を持たなくていいと思うが、色々段階的に非公認議員の名を列記して、厳しい対応をしたように装っているが、全く納得できない。
 上記の旧安倍派幹部や総裁選中に候補者が「すでに党による処分が終わっている」と述べていたが、《自民党の処分や政治倫理審査会について国民は納得していない》し、石破総理自身も「国民が納得していない」と言及していた。
 にも拘らず、非公認対象議員が、その延長線に終わっている。石破総理、それでいいと思っているのだろうか?


 その上、「選挙区の情勢を踏まえて最終的に判断する」とは、一体どういうことなのか!
 《裏金問題について説明責任を果たしているのか?》という観点のはずなのに、そこに《選挙区の情勢》という全く別の観点を組み込むのは、おかしい!


もう『自由民主党』という名称はやめて『O・U 党』に改称したらどうだろうか。
(“O・U”とは何を意味するのか?わかった方はコメントください)ヒント:自民党の対応の性質です
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自民党の裏金議員公認における誤魔化しの理屈

2024-10-06 10:16:33 | 時事
石破総理大臣は、9月4日、
「政治とカネの問題に対する国民の批判が強い中で選挙を戦う。国民の不信、不満、怒り、憤りにきちんと対応していくことを示さなければならない」
と述べた。


5日夜、石破総理大臣と森山幹事長、小泉選挙対策委員長が収支報告書に不記載があった議員を公認するかどうか、党本部で協議。
このあと石破総理大臣は記者団から対応を問われ「何も決まっていない」と述べた。

 《何も決まっていない》という意味は、「裏金議員のそれぞれについてを、公認するかどうか」が決まっていないというだけで、方針は決まっている。
《7日を期限とする地元の都道府県連からの公認申請があるかどうかや、選挙区の情勢を重視して判断することを確認し、6日に詰めの調整を行う》ことにしたという。

 この方針を聞く限り、石破総理は外野の立場でこれまで正論を述べて、総理になった途端、その正論を棚上げする人物だったということが、判明してきた。
 総裁選挙中は「国会で野党と十分な論戦を行なってから解散総選挙をするべき」と述べていたが、衆議院をスピード解散!

 これは総裁選に勝ったのは自民党議員による石破支持が強いわけではなく、《選挙の際、高市氏と石破氏をどちらに看板にしたら勝てるか?》で石破氏に天秤が傾いた結果であろう。
 石破総理は、「新政権発足直後の支持率アップのタイミングで選挙をしてほしい」という声に逆らえなかったと推測できる。
 また、解散を急ぐもう一つの理由として、予算委員会で新閣僚が答弁に立つと、(閣僚としての経験が少ない議員が多いので)失言をしてしまう可能性が低くないと考え、党首討論だけで済ませたかったとも考えられる。


 なので、そういう事情が考えれるので、百歩譲って、早期解散は容認しよう……と考えていた(←何を偉そうに・笑)


 ところが、裏金議員の後任の可否についてのこの方針は、許せない!
 まず、「政治とカネの問題に対する国民の批判が強い中で選挙を戦う。国民の不信、不満、怒り、憤りにきちんと対応していくことを示さなければならない」
……正論を述べて自説が正しいと思わせておいて、そこから飛躍して、自分の都合の良い結論(意見・方針)を述べる……まるで、最近、表に出てこなくなったM女史の論法だ

 「ルールに基づいて、判断する」(森山幹事長)ともっともらしい方針を述べていたが、それが、《地元の都道府県連からの公認申請があるかどうかや、選挙区の情勢を重視して判断する》となってしまった。
 《都道府県連からの公認申請》⇒地元党員(←一般国民・世論ではない)に《公認に値するかどうか》の判断をゆだねる(地方に丸投げ)というのだ。
 で、《選挙に勝てば、裏金問題の“みそぎ”は済んだ》と終了しようという意図だ。

 森山幹事長は《選挙が第一》という自民党のモットーを堂々と語っていた
【Yahoo!ニュースより引用】「“裏金”事件関与議員の公認問題 “当選可能かどうかも判断基準” 自民・森山幹事長」
 自民党 森山裕 幹事長
「一時的な感情でもって処理をされたことがあってはなりませんし。原則的なことを申し上げれば、やはり当選第一というのが選挙の一番大事なところでございます。当選可能なのかどうかということも1つの判断の基準にさせていただきたいというふうに思っています」
 裏金事件に関わった議員の公認をめぐり、自民党の森山幹事長はこのように述べた上で、「政治資金の問題は党としても調査して処分を下している。その現実もしっかり捉えることが大事だ」と指摘しました。
 複数の関係者によると、派閥の裏金事件に関わった議員について地元組織から公認候補予定者としての申請があるほか、議員本人が再発防止策を提出するなど、一定の条件を満たせば、原則、公認する方向で調整されているということです。
【引用・終】

 幹事長は「政治資金の問題は党としても調査して処分を下している」と決着していると念を押しているが、それで世論は納得していないから、支持率が下がったということを、しっかり認識してほしい!

………岸田内閣の支持率が下がり退陣に追い込まれても、石破政権になっても、自民党の当選第一主義は変わらない。
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【アニメ所感】転生したらスライムだった件(2018年10月~2024年9月)

2024-10-04 22:47:06 | アニメ
う~ん、このシリーズ(“アニメ所感”)を書き始めてはいけなかった気がする(けっこう大変)……

第1期:2018年10月2日 - 2019年3月26日
第2期第1部:2021年1月12日 - 3月30日
第2期第2部:2021年7月6日 - 9月21日
第3期:2024年4月5日 - 9月27日

【プロローグ】『BS11』アニメ紹介ページ(第1期)より)
サラリーマン三上悟は通り魔に刺され死亡し、気がつくと異世界に転生していた。
ただし、その姿はスライムだった!
リムルという新しいスライム人生を得て、さまざまな種族がうごめくこの世界に放り出され、
「種族問わず楽しく暮らせる国作り」を目指すことになる―


 “スライム”……『ドラゴンクエスト』で一番最初に出現し倒され、経験値を呈してくれる……
 転生モノは多いが、冒険ファンタジーで最弱と目されるスライムに転生するのは、前途多難すぎる!……弱いし、武器も持てそうにない。その上、言葉も話せない……
 ……この設定に興味を持ち、視聴。

 《どうする、スライム?》と思われたが、スライムの特性「吸収(捕食)」や、転生地の洞窟に居合わせた暴風竜ヴェルドラの助け(属性獲得?←よく覚えていない)や、テレパシーのようなもので情報や分析などを伝えてくれる“大賢者”が補助してくれることもあり、能力アップ。サラリーマンで培った話力や処世術、敵意を感じさせない外見などで仲間を増やし……(中略)……魔王にまで進化し、立ち上げた国(領域)をジュラ・テンペスト連邦国まで発展させた。

【感想】
 どんどん仲間を増やし、リムル自体も強くなっていくという過程は楽しめたが、それは途中まで。
 順当すぎるのだ!
 見せ場を作るのが上手なので、欠点として目立たないが、終わってみれば、“順当”に勝って、順調に強くなって、仲間も増えて、国も強大になっていく……
 先頃、終了した第3期は、別の次元で全く退屈だった。


▼都合が良すぎる“大賢者”(→“智慧之王”に進化)や“捕食”
 大賢者がリムルが分からないことを分析などして回答する……便利この上ない。
 それに、リムルが交戦中、あるいは勝利後に、大賢者が「※※のスキルを獲得しました」とか告げて、訳の分からないうちに(←私が)進化して強くなっていく。
 捕食することで被捕食者のスキルを獲得出来る“捕食”も便利。この能力、他の漫画やアニメで敵キャラに使われると、能力的にも精神的にもダメージが大きい。
 リムルの場合は、脚本上、便利過ぎて多用は避けている気がする。

 リムルが仲間になった者に名を与える(名を付ける)と、そのことで名を付けられたものは進化して、数段強くなる。これも、便利だが、リムルは体力やエネルギーを消費するという制約がある(便利の言い訳かも)。その後も、何だかんだで自発的に強くなっていく。
 これは、ストーリーが進行し敵が手強くなると、リムルだけが強くなってしまううと、その強敵と戦えるのはリムルだけという状況になってしまうという理由かも。
 
▼ピンチに見えて、実はそうではなかったというケースが多い
①(豚頭帝)オークロード襲撃 & (伝説の魔獣)カリュブディス襲来
 かなりのピンチと思われたが、終わってみるとそうでもなかった感触

②ファルムス王国軍によるテンペスト討伐
 リムルの「神之怒(メギド)」により、ファルムス王国軍は為すすべもなく全滅。
 この戦いは主眼は、ファルムス軍の襲撃で命を落としたシオンを蘇らせる儀式の成就。大量の人命抹殺が必要で“神之怒”はその手段だった。
 ファルムス軍は一蹴されたが、物語としては《シオンの死と復活》で緊迫した。

③クレイマンとの一騎打ち
 ワルプルギス(魔王達の宴)における最初の戦いでクレイマンを圧倒。さらに、クレイマンの覚醒を待って、それを叩きのめす。余裕の勝利だった。
 《クレイマンの謀略ストーリーをあれだけ引っ張っておいて、これかい?》

④十大聖人(聖騎士団プラス法皇直属近衛師団・三武仙)
 ヒナタ筆頭の十大聖人が視察(討伐)にテンペストに足を運ぶ。
 ヒナタ自身は過去に誤解があったのではないか? リムルは友好的なのでは? とリムルが敵意を持っているという情報を怪しんでいたが、七曜の老師たちの謀略により《リムルvsヒナタ》が始まる。
 以前の二人の戦いは、リムルが大ピンチに陥いったが、今回はリムルがヒナタを凌駕していた。
 他の十大聖人も前評判ほど強さを感じなかった(リムルの仲間の実力がアップしていた)

 個人的には、ホーリーフィールド下で弱体化していたというハンデがあったが、大ピンチに陥った最初の戦いが面白かった。

⑤七曜の老師
 いろいろ暗躍したが、その陰謀が露見すると、ルミナスの怒りを買うなどして、あっという間に全滅。(“長”のグランは生き残った?)

▼暴風竜・ヴェルドラへの冷たい扱い
 物語序盤、ヴェルドラと固い友情を結んだリムルだったが、その後、ずっと長い間、放置状態。孤独で退屈な洞窟暮らしの友を、思い出しもしないという冷たい仕打ち。
 ようやく洞窟から解放されたものの、強すぎて活躍の場はなく、ギャグ要因。
 
▼全く面白くなかった第3期後半
 第3期後半は“開国祭”に終始。
 連邦国というよりアミューズメントワールドの趣き。
 周囲の各国の要人が一堂に会したのは面白かったが、商業的・興行的計画やなどの話や、前夜祭・開国祭・武闘大会・ダンジョンお披露目会など全く退屈。
 武闘会など二線級ばかり(ごめん)で茶番の連続だった。
 勇者マサユキの「英雄覇道(エラバレシモノ)」が展開は読め、その通りに進むので、面白かった。

 唯一、“東の商人”の不穏な動きが緊迫性があったが、今後への先送り……

個人的嗜好得点……510点(1000点満点)
 各期の幹となるエピソードの頂点に向かう辺りが一番面白く、770点ぐらいまで評価が上がるが、そこから630点ぐらいに下がる……を繰り返していた。
 評価が下がるのは、便利過ぎる「大賢者」とよく分からない「スキル獲得」。それと、《実は余裕の戦いだった》という展開。
 しかし、今期後半の“開国祭”エピソードで評価はダダ下がり。
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2024年度王将リーグ 羽生九段-西田五段

2024-10-03 20:30:14 | 将棋
 中盤劣勢に陥り、踏ん張って盛り返し、難解な終盤戦になった。
 しかし、勝負所で1分将棋を乗り切ることができず(西田五段は10分ちょっと残していた)、敗局。
 勝負にこだわるのなら、終盤の詰む詰まないの局面になった時には35分くらい残しておくべきだと思う。でも、読み切ろうとして結果なので、仕方がない。時間を残して、《えっ、ここで投げちゃうの?》というより、遥かに良い。

 ただし、負け方には不満。

 図は、▲4二と上△2一玉と逃げた局面(150手目)。
 羽生九段は127手目から1分将棋になっており、西田五段は考慮時間20分(127手目時点)を残していた。
 局面自体の形勢はよく分からないが、局面だけだと羽生九段が勝ちやすいように思えた。ただし、秒読みなので勝つのは大変そう。(お互い秒読みなら、羽生九段持ちだが)
 西田五段も残り時間が豊富とは言えないので、ミスを犯しそう。
 つまり、勝利がどちらに行くかは、分からないと思われた……しかし!

 ここで▲3三と!
 ……羽生九段の負けが決まった。
 △6七金以下、詰まされてしまった。
 手数は30手ぐらいあるが、開き王手の筋さえ見えれば、プロなら5分あれば読み切れるだろう。
 読み切れなくても、《この瞬間、先手玉が危ない》という勘が働く。
 何はともあれ、一旦、▲4八飛と自陣に手を戻して、相手に勝負を委ねる。
《まだまだ、これから将棋の難しさを楽しみましょう》というスタイルだ。
 それが羽生のスタイルかというとそうではないような気がする。全盛時には、《え?大丈夫なの?》という自玉を放置して、敵玉に詰めろを掛けて勝つ……そういうシーンを何度も見た。
 でも、最近、それを目指して頓死……

 こういう負け方……デジャヴ(既視感)か?……いや、1度や2度ではない気が……


 王将リーグは始まったばかり(全6局)。残り全勝すれば、挑戦権の目はあるだろう。
 順位戦(B級1組)も2勝4敗と苦しい。今期は残り6局を指し分けの3勝3敗を目指そう(できれば、6戦全勝)
 棋王戦は次局を勝てば、ベスト4。次局に全力を注ごう。

 会長職は再任するのだろうか?
 できれば、将棋に専念してほしい。
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天気予報……人間、修正することは大切ですが……

2024-10-03 15:12:24 | 気象
  

 ここ3日間の週間予報である。
 天気の傾向はほぼ変化(変更)はないが、最高気温が大きく異なっている。
        3日   4日   5日   6日   7日
9月30日予報……28℃   31℃   32℃  31℃  30℃
10月1日予報……29℃   30℃   30℃  30℃  29℃
10月2日予報……26℃   26℃   29℃  30℃  29℃
10月3日予報……25℃   24℃   28℃  27℃  26℃
(10月3日予報は午前11時発表)
…………人間、修正は大切だ……しかし!
 毎日、しれっと、修正している(訂正ではない)

 先月末に、《10月になっても暑いのか?…31℃とか32℃って真夏じゃん!》とか思っていたのに、
 今日(3日)……寒い! 午後2時で19.6℃。現時点での最高気温は19.9℃(13:49に記録)。
 私の場合18℃前後で肌寒さを感じる。午前中はその17~18℃で推移。昼になって若干気温は上がったものの、20℃に届くかどうか。
 “修正”に“修正”を重ねた今日の予報をも大きく下回りそうだ。

 いちいち記事にしなかったが、ここ半月の週間予報の気温は修正が多い。

 そう言えば、台風16号になった熱帯低気圧に関しては「台風にまでは発達しません」とはっきり予報した翌日、NHKのニュースキャスターから「台風にならないんじゃなかった…?」と突っ込まれていたっけ。
 昨日、関東の東方沖を通過した台風17号に関しても「暴走息を伴うまで発達せず、明日には熱帯低気圧になるでしょう」と予想しておきながら、暴走域伴いながら千島列島からカムチャッカ半島付近まで長らえていた。
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「ぶっ飛んだキャストの役名(逃げ上手の若君)」の【補足】

2024-10-03 08:45:37 | アニメ
「ぶっ飛んだキャストの役名(逃げ上手の若君)」の補足です。

「キャラ名が……
“化け物的な何か”
“全体的に□いオッサン”
“顔面が集中線のオッサン”
“ハゲのおっさん”
“平和な顔の保科党”

 ……というエンディング時のキャラ&声優紹介がぶっ飛んでいる」と書いた。

 確かに、怒りや気合が入った時の顔と平常に戻った時のギャップ(超個性的⇒平凡な一般的な顔)というギャグだったが、その他に、主要キャラの逃若党の弧次郎が、戦中に仮名(愛称?)で彼らを呼んだが、《ちゃんと名前を覚えておかないとダメだ》と自省するという深い意味もあった。(時行が何度も“弧次郎”と呼び掛けていたので、彼らは“弧次郎”という名を覚えていた)
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