英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

ニュースやワイドショーで…イラっと

2024-12-17 19:57:10 | 気象
12月に入って、雨降りが続く……
  武生降水量 福井  最高気温 日照
1日 13.0mm 15.5mm 11.5℃ 0.4h
2日 0.5mm 0.5mm  17.2℃ 8.5h
3日 1.5mm 2.5mm  17.2℃ 2.8h
4日 0.5mm 1.0mm  13.2℃ 0.5h
5日 9.0mm 15.5mm 10.1℃ 0.6h
6日 28.5mm 21.0mm 9.8℃ 0.3h
7日 51.0mm 31.0mm 7.8℃ 0.1h
8日 24.0mm 12.0mm 8.8℃ 0.6h
9日 0.5mm 1.0mm  9.3℃ 0.4h
10日 4.0mm 2.0mm  9.5℃ 2.4h
11日 10.5mm 4mm  8.7℃ 1.3h
12日 0.0mm 0.0mm  8.9℃ 6.7h
13日 10.5mm 20.0mm 9.6℃ 6.7h
14日 12.5mm 12.5mm 8.0℃ 1.7h
15日 39.0mm 51.0mm 6.5℃ 0.6h
16日 38.0mm 36.5mm 6.4℃ 0.2h 
 今日(17日)も18時時点で約50mmの降水があります。

 5日辺りから雨降りの毎日。しかも1日中降り続ける日が多いです。
 日照時間のデータがありますが、気象では雲量20%以上あれば「晴れ」になるので、その数値より天気は悪いです。
 12日は良く晴れましたが、北風が強く非常に寒く感じました。
 外回りが多いので、雨は嫌です。寒いのはもっと嫌です。
 というわけで、ストレスが溜まる日々です。今後も冬型の気圧配置、寒気も軟化気味で寒いようです。

 そんな心情の中……昨日のNHKニュース
【おはよう日本・気象予報士】
「今朝の東京は、すっきりと青空です」
「日本海、風がぶつかり合うところもあるので、雲が発達し、それが北陸にかかるので、北陸は降り方が強まりそうです。
 この後も、夜に駆けても、同じような雨や雪の天気です。また、山沿い、北日本の日本海は大雪の恐れもあり、12時間で最大30cmも降るようなところもありそうですから、注意してください。
 さあ、一方で太平洋側は、晴れて空気も乾燥しています。乾燥注意報が出ているところも多くなっています。
 火災が起こりやすいですから、火の取り扱いに注意。風邪もひきやすいので、風予報もしっかり行いましょう」


 「東京はスッキリとした~」がちょっと気になりますが、適切な解説です。

【ニュース7・気象予報士&アナウンサー】
「太平洋側を中心に、乾燥注意報が発表されています」(気象予報士…以下“予報士”)
「本当に火の取り扱いには十分注意が必要ですね」(男性キャスター…以下“男キャス”)
「そうですね、晴れが続いていて空気がカラカラの状態です。さらに明日も晴れる見込みです。
 天気の移り変わりを見ていきましょう。北海道から九州にかけての太平洋側と沖縄は朝から晴れが続く予想です」(予報士)
「冬らしく、日本海側とは天気の傾向が分かれますね」(男キャス)
「はい。その日本海側、北陸から九州の平地は雨、北日本では雪が、夜にかけて降ったりやんだりしそうです。
 しばらく、こうした天気傾向が続きます。雨のマークのところも、日本海側を中心に雪になる時間がありそうです」(予報士)
「あの、晴れる太平洋側も気温が低くなるんですね」(男キャス)
「はい。木曜日の最高気温は、各地、一桁の予想で、真冬の寒さになるところもありそうです。
 この原因は寒気……(略)…………………………気象情報でした」(予報士)

【番組の最後に、男性キャスタ―と女性キャスターが日常会話的なまとめをする】
「最近、コンタクトの渇きが気になって、目薬買いました」(女性キャスター)
「持ってましたね」(男キャス)
「はい、寝る時もマスク、欠かせないですねえ」(女性キャスター)
「暖房使うと、部屋の中、より乾燥しますから、濡れタオル1枚干しておくなど、ちょっとした工夫したいですね。では、また明日」(男キャス)


 聞き手と語り手の関係で、進行上の掛け合いなのでしょう。
 でも、この男性キャスタ―、あまりにも東京寄りの言葉ですよね。
 確かに、乾燥は肌の大敵ですし、火事になりやすい、火が広がりやすいという点で、注意が必要ですし、静電気も嫌です。痛いです。
 《でも、毎日、雨や雪は嫌だぁ》《洗濯物が乾かない!》《寒いの嫌です》《日差しが欲しい》のです。
 最後の締めの会話など、プンスカ、ムッスーです。

 そもそも、情報番組の気象コーナーだと、「これからしばらく、雨(雪)が続く」という(ここまでの天気はスルーされる)表現になりますが、「これまでも、雨が続いてんだよ!」と言いたくなります。

 こういう日々が続いています。

【追記】
今朝(12月17日)の「おはよう日本」
「Kさん、今日も冬らしい天気になりそうですね」
「そうですね。日本海側は雪や雨、太平洋側は晴れそうですねぇ。東京は13℃くらいまで上がっていく見込みです。日なたではポカポカ陽気となりそうですね。そして今日のポイントはこちらです」
『日本海側 雪や雨』………イラッ
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2024皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会 ファイナル

2024-12-16 17:49:47 | スポーツ
力尽きた……。

 試合開始直後、渡嘉敷がパワープレーでゴールをねじ込み、さらに、コーナーに開いてパスを受けて3Pシュートを沈める。
 このプレーで、富士通のディフェンスに迷いを生じさせた。
 渡嘉敷がほぼフリーでジャンプシュート、カットインからドリブルシュートを決める。さらに、渡嘉敷にマークが集まると、外郭にパスを出し、3Pシュート。パスが良く回り、リズムよくフリーでシュートを打てたので良く決まった。
 これに加え、野口さくらも躍動し得点を重ねる。前半は3Pシュートで21点(7本)、その他(2Pシュート+フリースロー)17点の計38得点。
 ディフェンスでは、富士通のポイントガード・町田にダブルチームを仕掛けるなどプレッシャーを掛け、富士通のオフェンスを機能低下させた。
 富士通は、ペイントゾーンの要のジョシュアが第2Q半ばで2ファールになり、ベンチに下げざるを得なかったのも痛かった。

 相当苦しい展開で、一時は11点差(アイシン30-19富士通)と開いたが、江良と宮澤が3Pシュートを決め、前半はアイシン38-29富士通。
 点差が開きかけたところで3Pを決め、(宮澤と江良が各2本、町田が1本)、宮澤が切り込んでシュートを決めるなど、踏みとどまった

 第3Qに入っても、渡嘉敷中心に攻め、アイシン43-33富士通とアイシンペース。
 ただし、ファールトラブルでベンチに下がっていたジョシュアがコートに復帰。ジョシュアがリバウンドやリング周辺での得点で、ゲームの風向きを変えた。
 その後、ファールをもらってのフリースローで4得点(2本外しているが、アイシンのチームファールが増えたのも大きかった)、さらにペイントゾーンから2Pシュートで、アイシン45-41富士通。
 さらに、ファールをもらった宮澤が2本のフリースローを決め、アイシン45-43富士通と肉薄。
 アイシンは第3Q後半にチームファールによるフリースロー機会3回(6本)を与えているのも大きい。さらに、ジョシュアがペイントゾーンで頑張り、渡嘉敷を軸とするオフェンスが機能しなくなり、シュートも決まらず、ターンオーバーも増えた。
 第3Q終了間際、野口がブザービーターを決め、アイシン47-43富士通。

 第4Qに入り、最初の1分半は得点が入らず、膠着状態。
 それを打ち破ったのが、宮下の3Pシュート。アイシン47-46富士通。
 ここで、アイシンも踏ん張り、渡嘉敷、野口、近藤がシュートを決め(富士通は町田が2Pシュート)、アイシン53-48富士通 残り7分。

 しかし、富士通のディフェンスが強度を増したのか、アイシンの足が止まったのか、ここから、アイシンのバスケが機能しなくなった。
 残り5:54、赤木 2Pシュート 富士通50-53アイシン(←得点表示のチーム順を変えました)
 残り4:24、宮澤 フリースローを2本成功、富士通52-53アイシン
 残り3:18、江良 3Pシュート、富士通55-53アイシン
 残り2:53、ジョシュア2Pシュート、富士通57-53アイシン
 さらに、残り2:07、内尾が3Pシュートを沈め、富士通60-53。まだ、挽回可能ではあるが、もはや、アイシンには抗う力は残っていなかった。
 1:31 内尾2Pシュート、0:59 宮澤 3Pシュート。富士通65-53アイシン。力尽きたアイシン。それでも、最後まで全力プレー。

 最終スコアは富士通65-55アイシン

 MVPは宮澤。21得点(3P3本)、11リバウンド、2スティール、2シュートブロックは妥当かもしれないが、私はジョシュアの頑張りをMVPとしたい(13得点、8リバウンド)。
 宮澤ファンなので敢えて言うが、ガードが《シュート打ってね》と渡したパスなのに、3Pシュートを躊躇し、何となくドリブルしてシュートクロックを浪費するシーンを繰り返したのはいただけない!
 アイシンは十分勝機があった。勝つべきゲームの流れだった。控えのポイントガードの育成が急務だ。
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2024皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会 セミファイナル

2024-12-15 11:40:44 | スポーツ
 金曜日(12月13日)になって、皇后杯バスケがあることに気づく。…危なかった。
 《準決勝に“ENEOSサンフラワーズ”の名がない!》
 どうしたのか?……ENEOSのチームロスターから渡嘉敷、岡本の名が消えている。梅沢カディシャ樹奈がトヨタ自動車から出戻り、オコエ桃仁花の加入があり、宮崎、長岡、星と併せるとチーム力は低くないが……準々決勝でトヨタ自動車アンテロープスに62ー73で敗れていた。全盛期終盤のメンバーは宮崎と梅澤くらいで、吉田、渡嘉敷、宮澤、岡本、林がおらず、やはり、寂しい。

準決勝 富士通 レッドウェーブ 59ー56 デンソー アイリス
富士通 レッドウェーブ――
ディフェンスの勝利
 宮澤、ジョシュアらがペイントゾーンでデンソーの攻撃を許さなかった。
 特に、宮澤は11リバウンド、4ブロックショット、3スティールと活躍(冴えなかったオフェンスの分をカバー)
オフェンスは町田を中心にチームオフェンスが機能していた
 町田のアシストパスは流石。ここぞという時に得点。
 特に光ったプレーは、シュートクロックが数秒となり、フリースローゾーンのコーナー付近でジャンプシュートをチラつかせながら、リング下へパス。完全に裏をかいた見事なアシスト!
 ゲーム開始直後、厳しくマークされていなかった内尾が10得点。マークが強くなかったとはいえ、きっちりシュートを決めたのが大きく、ゲーム全体を通して主導権を取れた。
 江良も良かった。林 咲希は欠場。

デンソー アイリス――
チームポテンシャルはリーグ1だったが…
 髙田真希、赤穂ひまわり、馬瓜エブリンと全日本のスタメン級を揃える。第3Qにエブリンが負傷退場したのは誤算だったが、本川紗奈生、赤穂さくら、川井麻衣、篠原華実ら人材豊富。
 富士通・内尾の活躍に主導権を握られ、ペースをつかめず、チームバスケットができなかった。それでも、苦しいながら高田を中心に接戦に持ち込み、川井や高橋が効果的な3Pシュートも決め、終盤は互角以上。
 勝ち切れなかったのは、ペイントゾーンをいつもより支配できなかったのと、勝負所でゲームを組み立てるポイントガードがいなかった事か?
 本川はドリブルし過ぎ。赤穂ひまわりが攻撃面で目立たなかった。

準決勝 アイシン ウィングス 58ー56 トヨタ自動車 アンテロープス
 ENEOSに一抹の寂しさを感じたが、アイシンに渡嘉敷と岡本が移籍していた。嬉しい驚きだ。吉田、渡嘉敷、岡本が同じチームでプレーする姿を観られるとは思っていなかったので、感涙!
 トヨタのメンバーは、敵に回すととっても嫌なPGの山本麻衣がいる。加えて、平下愛佳、安間志織もポテンシャルが高い。ただし、数年前と比べるとスタメン、ベンチとも薄くなってきているように感じた。
 ただし、新顔の田中平和が良かった。パワーもあるが、リバウンドやルーズボールへの嗅覚、反応、執着が非常に良い。3Pシュート力もあり、全日本でも活躍できそう。平下愛佳も良かった。

 試合はアイシンペースで進んだが、選手層が薄いアイシンがエネルギー切れの気配。吉田も足を痛そうにしており、渡嘉敷と野口さくらはフルタイムプレー。
 《う~ん、最後はトヨタかなあ》とゲーム終盤、3点リードされた時は思った。
 しかし、渡嘉敷が執念を見せた。サイドから2人のディフェンダーをフェ―ダウェイ気味に横に流れながらジャンプシュートを決める。さらに、終了間際、吉田の絶妙なスローインをリング下でキャッチ。これをシュート……外して《しまった!》と思ったが、《何のぉ!》とリバウンドシュート!決勝点をもぎ取った。残り約2秒、トヨタのスローインからのオフェンスを何とかしのいで、勝利!……手に汗握る終盤だった。

・吉田→渡嘉敷のホットラインは健在だった。岡本→渡嘉敷のパスも絶妙だった
・渡嘉敷は29得点12リバウンドと大車輪の活躍
・吉田は万全ではないようで、出場時間が限られたが、コートに入るとチームが落ち着く。リバウンドやディフェンスも流石だった。3Pシュートが決まったのを観たのは、久しぶりだった
・吉田に代わるポイントガードが不在。酒井が担ったが、ドリブル力はまずまずだが、ドライブシュート、ジャンプシュートは決まらない。ドリブルして機を伺うが、阻まれて止まってから、パス相手を探すことが多かった。ディフェンスも良くなかった
・野口さくらが頑張った。切り込んでのシュートが良く決まった。14得点、8リバウンドでフルタイム動き回ったが、最後まで動きは衰えなかった。3Pシューターがチームにいないのでやむを得ないかもしれないが、ペネトレイトからパスアウトができれば、もっとチームオフェンスが機能しそう
・山口奈々花もよく守った
・チームオフェンスとしては、ロングシューターがいないのが弱点か。岡本のペネトレイト力は健在だが、あと3Pシュートの復活を待ちたい
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2024年度順位戦 B級1組10回戦 結果

2024-12-14 09:50:51 | 将棋
一昨日の記事「2024年度順位戦 B級1組10回戦直前状況」の結果です。
 【B級1組 10回戦の結果】
○近藤七段(3位)8勝1敗 vs 大橋七段(6位)4勝5敗
○糸谷八段(7位)8勝2敗 vs 佐藤九段(8位)5勝4敗
 高見七段(12位)5勝5敗 vs 石井七段(13位)5勝4敗○
○斎藤八段(2位)5勝4敗 vs 澤田七段(4位)4勝5敗
 広瀬九段(1位)4勝6敗 vs 三浦九段(9位)3勝6敗○
 大石七段(11位)3勝6敗 vs 山崎八段(10位)2勝7敗○

この結果……
近藤七段(3位) 8勝1敗  澤田 三浦 糸谷
糸谷八段(7位) 8勝2敗  三浦 ーー 近藤
斎藤八段(2位) 5勝4敗  大石 大橋 三浦
佐藤九段(8位) 5勝4敗  大橋 澤田 山崎
石井七段(13位) 5勝4敗  山崎 大石 澤田
高見七段(12位) 5勝5敗  ーー 広瀬 大石
澤田七段(4位) 4勝5敗  近藤 佐藤 石井
羽生九段(5位) 4勝5敗  広瀬 山崎 大橋
大橋七段(6位) 4勝5敗  佐藤 斎藤 羽生
広瀬九段(1位) 4勝6敗  羽生 高見 ーー
三浦九段(9位) 3勝6敗  糸谷 近藤 斎藤
大石七段(11位) 3勝6敗  斎藤 石井 高見
山崎八段(10位) 2勝7敗  石井 羽生 佐藤
 となった。勝敗の右の棋士名は今後の対局相手。「ーー」は空き番

 成績上位2棋士が星を伸ばし、下位2棋士も勝ち星を加えた。
 この結果、A級昇級は近藤七段、糸谷八段の二人が相当有力となった。3位以下とは勝ち星3つの差があり、ランキングの関係で、2棋士の他に昇級の目があるのは斎藤八段のみ。しかも、斎藤八段の昇級は、《”近藤七段が3連敗”または"糸谷八段が2連敗”》が条件なので、近藤七段、糸谷八段の昇級はほぼ確定と言ってよい。

 これに対し、残留争いは成績下位の2棋士が勝ったので、混迷の度がさらに深まった。
 『ランキング中位以上の5勝はほぼ残留』の法則を当てはめると、上表の佐藤九段以上は、ほぼ残留。
 5勝を上げている石井七段と高見七段も澤田七段~山崎八段の7棋士のうち4棋士が5勝を上げないと、残りを負けても5勝の石井、高見は降級しない。安心はできないが、大丈夫であろう(1勝上げれば残留確定だし)。
 問題は4勝の澤田七段、羽生九段、大橋七段、広瀬九段。降級圏内の三浦九段、大石七段、山崎八段よりは「1.5差」(←ランキング上位なので)なので、少し余裕がある。しかし、勝ち星を上積みできずに4勝で留まると、かなり寒くなる。(勝ち星を一つでも増やせば、『中位以上5勝は残留』の法則に合致し、ほぼ残留確定)
 特に、羽生九段は残りの対戦相手全員が残留ライバル。全敗すると、4勝に留まるうえ、相手に勝ち星を献上することになるので、かなり危うくなる。
 出来れば、次局に勝ってほしいが、広瀬九段は手強い。ここ2年ほど調子を落とし、昨期A級陥落したが、復調気配で今期は25勝18敗(0.581)。タイトル2期(竜王、王位、各1期)、タイトル戦登場8回。A級を張れる実力者だ。
 対戦成績は羽生九段の25勝16敗 .610と悪くはないが、当時羽生竜王からタイトル奪取し、羽生九段を無冠にしたのが、広瀬九段である。借りを返しておきましょう。直近は6勝4敗と拮抗しているが、羽生九段の4連勝中でそれも今期3連勝というのが心強い。
 その次の対戦相手は山崎八段。今期は14勝18敗(0.438)、一昨日の順位戦で連敗を7で止めたが、不振と言って良いだろう。
 対戦成績は羽生九段の20勝7敗 .741と相性が良いが、一時は18勝2敗と圧倒していたが、その後は2勝5敗と苦戦している。昨年度の将棋日本シリーズでの大逆転負けは、今でも私の心の傷として残っている。
 この2局のどちらかで勝ち星を上げていただきたい。いや、残りを3連勝だ!

 三浦九段(9位・3勝6敗)、大石七段(11位・3勝6敗)、山崎八段(10位・2勝7敗)はゲーム差「1.5」と厳しい状況だが、三浦、大石は残りを3連勝すれば6勝となり残留は固い。いわゆる自力残留だ。2勝1敗でも星の流れによっては残留の目もある(現4勝の4棋士のうち一人が全敗、さらに現降級圏内の他のふたりが4勝で留まれば、残留できる)。
 山崎八段は勝ち星が1つ少ないのでさらに厳しいが、残り3連勝で5勝すれば、残留の可能性がある。
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今夜の『ニュース7』は最低だな(2024年12月13日)

2024-12-13 20:34:10 | 気象
 先週(12月7日)に「“10年に一度の大雪”というインチキ広告のような表現」で述べた寒気が南下してきている。
 と言っても、“(この時期にしては)10年に一度の大雪”と言うべきかは微妙であるが、それでも、それでも“この時期にしては”強い寒気ではある(年末年始くらいの寒さ)。西日本の山間部や山沿いでは降雪(積雪)があるかもしれないので、警戒はすべきだ。
 福井県の8日の予報は、「平野部で最大1cmの降雪」となっているので、雪が降ったうちには入らない。(奥越では最大20cm)

 今夜の『ニュース7』でも、この寒気についてはトップニュースで取り上げられていた。
 しかし、《東京では降雪がなさそう》ということで、メインは台東区のおでん店(屋台)からの中継で、映像としても北海道・岩見沢の降雪のシーンはあったが、台東区(字幕は青森となっていた)の巨大クリスマスツリー点灯式や山梨県の富士山の麓の鳴沢村のスキー場オープンの様子が映され、再び、おでん屋さんからの川口キャスターがおでんやその界隈の映像を交えながら、各地の降雪予報の原稿を読み上げていた。
 おでん協会との結託か?と思った。
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相棒 season23 第7話「復讐者は笑わない」

2024-12-13 17:20:00 | ドラマ・映画
 タイトルの「復讐者は笑わない」のテーマは濃かったし、真相(監禁)も意外で、真犯人も意外。
 三浦さんの顔も見られたし、満足できるストーリーだった
……とは思う。

【今回の主要キャラ】
押見博樹……29年前に元交際相手・板倉里穂を殺害。今回殺害された
板倉正継……29年前に殺害された里穂の父親
恒川圭一郎…29年前に殺害された里穂の婚約者。スーパーマーケットの従業員
友繁沙也加…恒川と同じスーパーの店員。離婚したDV夫から逃げている
押見嘉子……押見の妹。スナック[蝶と夜]ママ

【事件のあらまし】
・押見が公園で刺され、死亡。発見時に、警察沙汰になるのを嫌がっていた
・押見に恨みを持つ板倉と恒川は、押見が応援しているサッカーチームのスタジアムで押見を探していた
・押見の居場所を告げる電話を受けた板倉が復讐を決行しようとするが、実行できず
・密告の電話の主は、押見に迷惑を受けていた押見の妹だった。長年消息が途絶えていた押見が押しかけてきたという
・押見は年号が変わったのも知らないという“浦島太郎状態”で、「あいつの店を突き止めた」と漏らしていた
・恒川は長年住んでいた郊外の広めの家から引っ越す予定
・押見は店(スーパー)に押し掛け、男を探していた。友繁沙也加は探していた男の仲間だと思っていた
   ……などがポイントだったと思うが、少しあやふや(押見、板倉、恒川の区別がつきにくかった)

【真相】
 恒川がサッカーの優勝決定試合で見つけた押見を殺害しようとするが、逆襲されピンチ。もがき苦しむ中、手ごろな石を掴み、押見を殴り、気絶させる。
 しかし、殺害を実行できず、押見を監禁。監禁し10年に及ぶ。
 最近になり、スーパーの同僚・沙也加がDV夫に怯えているのを知り、沙也加を守ろうと決意、押見を解放(押見は監禁した恒川の顔も正体も知らないまま)
 監禁中、食べていた弁当から、スーパーを特定し、復讐しようとする。
 押見は、監禁者・恒川を沙也加の恋人と考える(監禁場所から、沙也加の付けていた鈴の音を覚えていた)。DV夫を恒川と勘違いし、襲うが、逆に刺されてしまう。


【感想】
おお、監禁されていたのか!……意表を突かれ、感心!
 でも、監禁は相当無理がありそう。排便(排泄)、風呂。凍死や熱中症になるかも。逃亡もできそうだし……
②防音されていたのに、鈴の音は聴こえるんだ(高音は聴こえやすいとか?)
③押見について、いろいろと……
・里穂を刺した後、彼女を川に投げ捨てた
・殺人の罪を犯しながら、サッカーチームに執心
・殺人を犯し、妹など家族に迷惑を掛けたのに、全く反省しない
・恒川と対峙した時もやたら攻撃的。監禁の復讐心に燃えて、殺害を企てる
・《警察沙汰は避けたい》とは言え、刺されて瀕死なのに、「救急車を呼ぶな」とか凶器のナイフを隠すとか、不可解
④恒川について……
・少女が鼻にケチャップをつけていたのを見て、微笑んでしまい、里穂が殺害され犯人を見つけられない状況を考え、笑うのを恥じた
・一応の決着がつき、監禁罪で逮捕された時、三浦に泣き笑いの表情を見せた
⑤DV男がこの世からいなくなったのは、良かった?
➅警察はもっと頑張れ!押見をちゃんと逮捕しておけば、全然違っていたはず

 今回、押見は相当な下衆で、この男のせいで殺害された里穂、里穂の家族・婚約者、押見の家族…皆、不幸になった。
 そんな男はいなくなった方が良いのに、殺害すると罪になる(世の中的にはプラス?)。その貧乏くじをDV夫が引いたのに救われた。



第1話「警察官A~要人暗殺の罠!姿なき首謀者」(初回拡大SP)
第2話「警察官A~逆転殺人!真犯人は二人いる!!」(拡大スペシャル)
第3話「楽園」
第4話「2つの顔」
第5話「幽霊ホテル」
第6話「薔薇と髭の夜明け」

【ストーリー】番組サイトより
元捜一の三浦が特命係に捜査を依頼
時効事件の犯人が殺された理由とは


 八王子の公園で刺殺遺体が発見された。被害者は、29年前に元交際相手を殺害した容疑で指名手配され、逃走を続けていた押見という男であることが判明。事件は時効を迎えていたが、捜査一課は29年前の事件の関係者が絡んでいるとみて捜査を始める。
 そんな中、右京(水谷豊)の携帯に、元捜査一課の三浦(大谷亮介)から連絡が。そして、薫(寺脇康文)との再会も束の間、思わぬ依頼が持ち掛けられる。三浦は、29年前の事件で遺族の対応を担当したといい、被害者の婚約者だった恒川(神尾佑)という男性が、自ら押見を見つけ出し、29年越しの犯行に及んだのではないかと心を痛めているのだった。
 三浦の切実な心情を汲み、動き始めた右京と薫は、手掛かりを求めて恒川が務めるスーパーで聞き込みを。すると、先日、店に押見が現れ、パートの女性ともめていたことが分かる。右京と薫は、直接その女性から事情を聞くが、どうやら彼女自身もワケありの様子で…!?

三浦が抱いた元刑事の勘は正しいのか…
複雑に交錯していく29年前と現在の事件
悲しき復讐劇の先には衝撃の真相が!


ゲスト:大谷亮介 神尾佑

脚本:川﨑龍太
監督:守下敏行
コメント (2)
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ショルダーチャージ  ~J1 ヴィッセル神戸-湘南ベルマーレ戦~

2024-12-13 13:48:37 | スポーツ
偶々、J1の最終戦、ヴィッセル神戸-湘南ベルマーレを観た(部分的に)

 前半、0-0。大迫に得点チャンスが来た。
 ペナルティエリア内で、大迫の少し前方にパスが来た。
 大迫はペナルティラインのコーナーの内側にいて、ゴールに向かって2,3歩前の絶好のボール位置だった。
 ディフェンダーは大迫の右横3~4mの位置。

 星印…大迫 6角形…ディフェンダー 黄色〇…ボール  図が小さくて申し訳ありません

 大迫からゴールまではディフェンダーもいない。絶好のチャンスだ。
 ボールに詰めようとする大迫、それを阻もうとするディフェンダー。
 大迫がボールにタッチするかどうかのところで、ディフェンダーがショルダーチャージ。
 大迫は突き飛ばされるような感じで、転倒。

 この時のディフェンダーのプレイは、ラグビーのタックルに近かった。いや、衝突エネルギーは同等以上だろう。
 確かに、ショルダーチャージはサッカーのプレイのひとつで、正規に使用された場合はファールにはならない。
 では、(ファールにならない)正規なショルダーチャージとは?
①肩で肩を押す(肩同士のぶつかり)ことのみが正当。肩以外の腕や肘を使ってはならない。後方からの背中などへの(肩へのチャージも含む)チャージも反則
②ボールを奪う(支配しコントロールする)意図があること


  プレーヤーの位置(相関関係)としては、ボールに対してほぼ対等な位置にいて、ボールの支配権を得るために競り合うようなプレイはOKだが、一方が後方の位置に居たり、互角の位置に居てもタイミングが遅れれば、よほど俊足でない限り、後方からのチャージ(背中へのチャージ)になる。(←ボールをコントロールする意図には関わらない。攻撃側、守備側の区別もない)


 この試合の大迫へのチャージは、大迫にプレイをさせない為だけの後方からの体当たりにしか見えなかった。
 当然、ファールが取られ(イエローカードが出されても不思議ではない)、ペナルティキックになると思ったが、ノーファールの判定。
 大迫やヴィッセル側の判定への抗議もなかった。

 えっ?そうなの?
 ワールドカップと高校サッカー以外の試合は観ていないので、私の認識不足かもしれないけれど。
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2024年度順位戦 B級1組10回戦直前状況

2024-12-12 17:37:56 | 将棋
竜王戦第6局が終了したようだ。第6局は全く観戦できなかったなあ。“医師が叱った”という平凡な理由です。(入力ミスによる誤変換…あ、“誤変換”ではなく、私のミスですね。本来の入力語句は、想像できると思うので、敢えて訂正せず、そのまま残しておきます)

 竜王戦は大きな関心事ですが、私にとっては羽生九段の成績や将棋の方が遥かに関心度が高い。
 で、一番の関心事(心配事)は《B級1組に残留できるか?》
 
 当ブログの関連記事は、「“ぐう”の詳細 その3 ……2024順位戦 羽生九段-近藤七段戦」(10月21日記事)
 この将棋、難解な将棋が続いていたが、終盤勝負所で判断を誤り、敗局。2勝5敗と厳しい状況となっていた。
 それでも、この後、高見七段、澤田七段に連勝し、4勝5敗と持ち直してきた。
 9回戦終了時の暫定順位は10位で、辛うじて降級範囲を逃れているという状況。

【9回戦終了時の成績】
近藤七段(3位) 7勝1敗
糸谷八段(7位) 7勝2敗
佐藤九段(8位) 5勝3敗
高見七段(12位) 5勝4敗
斎藤八段(2位) 4勝4敗
澤田七段(4位) 4勝4敗
大橋七段(6位) 4勝4敗
石井七段(13位) 4勝4敗
広瀬九段(1位) 4勝5敗
羽生九段(5位) 4勝5敗
大石七段(11位) 3勝5敗
三浦九段(9位) 2勝6敗
山崎八段(10位) 1勝7敗
  カッコ内の順位は、今期B級1組のランキング。同星の場合、このランキングが優先される。
  対局数に差があるのは、リーグ在籍が13人と奇数の為。


 昇級争いは、近藤七段、糸谷八段が、やや抜け出している感がある。特に、近藤七段は只一人1敗で順位も良いので、かなり有力。
 とは言え、実力は紙一重なので、終盤連敗することも大いにあり、予断は許さない。

 中位グループ(高見~羽生)は、まさに団子状態。星一つで大きく順位が変動する状況。
 ランク中位で5勝(7敗)を上げれば、残留するというのが通常。これに該当するのは、斎藤八段(2位)、澤田七段(4位)、大橋七段(6位)、広瀬九段(1位)、羽生九段(5位)で、まずはあと1つ勝ち星を増やしたいところだ。今期の星の状況を見ると、5勝すれば、通常通り残留できそうだ。
 暫定順位が11位と降級圏内にいる大石七段(3勝5敗・ランク11位)は、残留圏内の4勝者らと勝ち星ひとつ差であるが、ランキングが低いので、実質1.5勝の差ある。現在4勝者は6棋士いるが、その内、上記で述べた斎藤八段(2位)、澤田七段(4位)、大橋七段(6位)、広瀬九段(1位)、羽生九段(5位)が5勝した場合、6勝しないと逆転できない(石井七段が5勝で留まると大石七段は5勝でも上位になる)
 大石七段は、見た目以上に苦しい状況であるが、強い棋士なので残り4局を、3勝1敗で乗り切る可能性も低くない。
 三浦九段、山崎八段はかなり苦しい状況。特に、山崎八段は成績もランキングも下位なので、本日の一局に敗れて石井七段が勝ち星を上げると、降級が決まってしまう。

 【本日の10回戦の組み合わせ】
近藤七段(3位)7勝1敗 vs 大橋七段(6位)4勝4敗
糸谷八段(7位)7勝2敗 vs 佐藤九段(8位)5勝3敗
高見七段(12位)5勝4敗 vs 石井七段(13位)4勝4敗
斎藤八段(2位)4勝4敗 vs 澤田七段(4位)4勝4敗
広瀬九段(1位)4勝5敗 vs 三浦九段(9位)2勝6敗
大石七段(11位)3勝5敗 vs 山崎八段(10位)1勝7敗

 私としては、《少し水をあけている三浦九段と山崎八段に頑張って、勝ち星を上げてもらい、残留ライバルの棋士に黒星を付けて欲しい》というのが本音、大本音である。
 さらに、羽生九段は昇級には届きそうもないので、《この際、近藤七段、糸谷八段、佐藤九段、高見七段が勝って、残留ライバルに黒星を付けて欲しい》と願うのである。
 ……我ながら、せせこましい了見だ。

 本日の10回戦、羽生九段は空き番。
 という訳で、今夜は近藤七段、高見七段、三浦九段、山崎八段を全力で応援だぁ!
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『要配慮支出』とか『公開方法工夫支出』とか、“抜け道”としか思えない

2024-12-11 17:05:35 | 時事
「ルールを守る」とか言っていたが、都合の良いルールを作るのだから、そりゃそうだ!(志村けんさん口調)
 先の衆議院選挙の“裏金疑惑議員”(←自民党は“裏金議員”という名称がお気に召さないようなので忖度しました)の扱い(処遇)について、「党のルールに則って」と強調していたが、“党のルール”というのは自民党のルールであって、公職選挙法のような公のモノではない。国民に対して守るルールではない。
 また、1999年の政治資金規正法の改正で、派閥や政治家個人は企業・団体献金の受け取りが禁止された。しかし、政党や政党支部などは禁止の対象としなかったので、献金は党などから支給されていた。さらに、政治資金パーティーの券であれば企業や団体でも購入することが可能なので、実質的には“個人への政治献金”とほぼ同じ状況が続いていた。

 本当に、《抜け道を作るのが上手だなあ》と感心してしまう(笑)

 今回は、「政策活動費は禁止します」と謳っておいて、「“公開方法工夫支出”(“要配慮支出”)は第三者機関を設置し監査する」とか言っている。誤魔化しもいいところだ。
 どういうモノか?
【以下、NHK NWES WEB 「自民 政治資金規正法の再改正に向けた法案 衆議院に提出」12月9日 より引用】
 自民党は9日夕方、政治資金規正法の再改正に向けた法案を衆議院に提出しました。
 法案では、「政策活動費」を廃止する一方、外交上の秘密に関わるなど、公開することで特別の支障が生じるおそれがあり、公開の方法に工夫を必要とする新たな支出として「公開方法工夫支出」を設けるとしています。
 この支出は、収支報告書に相手の氏名や住所などを記載しないことが認められる内容となっています。
 自民党は当初、新たな支出を「要配慮支出」としていましたが、党内議論で分かりやすい表現にするよう求める意見があったことから、名称を変更しました。
 そして、第三者機関として国会に「政治資金委員会」を置き、「公開方法工夫支出」を監査するなどとしています。


 ……「要配慮支出」は何となく、外交上(国際上)での秘密保持かなあ(以前から自民党が唱えていた)と想像できるが、「公開方法工夫支出」に至っては、自民党の“抜け道工夫”としか思えない。
 何を以って、「分かりやすい表現」だと思ったのだろうか?
 そもそも、《そんな例外(ブラックボックス)を設けるな》という批判なのに、“分かりやすい”名称に変えただけ!

 もう、全く信用できない。
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企業・団体献金を“表現の自由”に絡めるのには、無理を感じる

2024-12-11 11:32:30 | 時事
『石破総理「企業・団体献金の禁止は憲法に抵触」 立法論としての制約の余地は認める』  Yahoo!ニュース 12/10
石破総理
「企業も表現の自由は有している。自然人だろうと法人だろうと問いません。企業・団体の献金を禁ずることは、私は少なくとも憲法21条には抵触すると思っている」
 企業・団体献金をめぐっては、立憲民主党と他の野党の一部が禁止とする法案を国会に提出していますが、石破総理は“憲法に抵触する”と強調した一方、“合憲であるが、制約を決めることは立法論の問題として認める余地がある”との認識を示しました。


 ………献金という行為が“表現”に該当するのか?

 これまで、野党「企業・団体献金は禁止すべき」、自民・石破総理は「妥当である」という押し問答を繰り返してきた。
 私は、《企業・団体献金は何故、ダメなのか?》《企業・団体献金は何故、妥当なのか?》という議論は為されなかったように思う。
 で、今回は石破総理は、ようやくその理由を示した。
        …………しかし、全く納得できないモノだった


“政治献金”とは……
 政党・政治団体・政治家の政治活動に対する寄附のことである。個人や団体は、寄附を公益的な意図をもって、政策の実現のため、政治家の当選や政治思想の実現のために、あるいは私益や共益の実現のための公共工事の受注や補助金の獲得のためなど多様な目的で行う。政治献金は、政党や政治家の活動を支える重要な手段である。非営利用語辞典(岡本仁宏)より】

 「私益や共益の実現のための公共工事の受注や補助金の獲得のためなど多様な目的で行う」という表記は、かなり突っ込んだ表現だが、実際の企業の本音であろう。

 他の記事(サイト)を辿ってみると……
コトバンク、goo 辞書この2つは、全く同じ文章だった】
政党や政治家に対して政治活動に必要な資金を提供すること。また、その金。法人が行う企業献金、宗教団体・労働組合・業界団体などが行う団体献金、個人が行う個人献金などがある。
 政治資金規正法の対象となり、平成6年(1994)の改正で政治家個人に対する献金は原則として禁止された。公職の候補者(政治家)は資金管理団体を通して個人から資金の拠出を受けることができるが、企業・団体から献金を受けることはできない。政党は政治資金団体を通して企業・団体・個人から寄付を受けることができる。


 “政治家個人に対する献金は原則として禁止”とあるが、結局、献金は党が受け取り、党から個人政治家に迂回されるので、実際には“禁止”の機能は低い。

 そもそも、なぜ、企業は献金やパーティ券を購入するのか?
 パーティ券購入が問題になった時、業界関係者は「(パーティ券購入は)業界としてみれば、何かあったときにお願いごとをすることがあるだろう。もしもの時の為に、“保険をかけておく”というか…」と述べている。(参照:2023年12月3日、当ブログ記事

 岸田前総理《八幡製鉄政治献金事件の最高裁判決(1970年)では、憲法上、会社のような法人・団体も、公共の福祉に反しない限り、政治資金の寄付の自由を有するという判例を挙げ、「政治活動の自由」を盾にとって、領収証を拒否したり、政治資金の寄付の自由を主張》していたが、今回の石破総理は、“表現の自由”と更なる詭弁!

 とにかく、50年以上前の最高裁の判例を根拠にするのは、時代遅れというか、強引な理屈だ。この判例自体も、岸田総理が自民党に都合の良いところだけを切り取っているので、野党やマスコミは、この判例についてもしっかりした検証を行うべきだ。
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