きょう12月27日は、児童文学作家 椋鳩十(むくはとじゅう)の命日。「夕焼忌」というのだそうです。
というわけで、数ある文学忌について改めて調べてみました。漢検に出るというよりはクイズの題材という感じですが、有名どころで、名前そのままではないものだけでも結構ありますね。
1月11日 一一一忌 山本有三
「いちいちいちき」と読みます。もちろん、「有三」の「三」にもちなんだものでしょう。
2月3日 雪池忌 福澤諭吉
これは知りませんでした。何と読むのかと思ったら「ゆきちき」。「諭吉」に違う字を当てたのですね。
2月12日 菜の花忌 司馬遼太郎
これは有名ですね。著作「菜の花の沖」にちなんだものでしょうか。
3月24日 檸檬忌 梶井基次郎
説明不要ですね。 【檸】 【檬】 いずれも1級配当漢字。
5月29日 白桜忌 与謝野晶子
生前、自ら「私の戒名には白桜院を」と周囲の人々にもらしており、それを受けて法名は「白桜院鳳翔晶輝大姉」。なので命日を「白桜忌」と呼びますが、なぜか「白桃忌」と誤記(誤認)されているケースが多いようです。
6月10日 薄桜忌 宇野千代
同じ「はくおうき」でもこちらはうすざくら。しかし今時「はくおうき」と言ったら、アニメの「薄桜鬼」のこととしか思われませんね。(笑)
6月19日 桜桃忌 太宰治
こちらも著名ですね。死の直前の作品「桜桃」に由来。漢検的には、熟字訓 【桜桃(さくらんぼう)】 も覚えておきたい?
7月1日 橄欖忌 瀧口修造
瀧口修造は美術評論家にして詩人・画家。自宅にオリーブの木が植えられていたことに由来するとか。熟字訓としての 【橄欖(オリーブ)】 はもちろんですが、 【橄欖(かんらん)】 もそのうち書き取りに出そうな言葉ですね。
7月28日 石榴忌 江戸川乱歩
「ざくろき」。作品名に由来。一般にはあまり知られていない著作ですが、一部では名作の誉高い作品のようです。
7月24日 河童忌 芥川龍之介
これも説明は不要ですね。作品名から。
7月30日 蝸牛忌 幸田露伴
居宅を「蝸牛庵」を号したことに由来。作品は本試験の文章題で最頻出と言ってよい作家ですし、【蝸】は1級配当ですから、そのうちこの「蝸牛忌」も問われるでしょうか。
9月3日 迢空忌 折口信夫
詩人・歌人としては釈迢空と名乗ったことから。「迢空忌」はともかくとして、【迢迢(ちょうちょう)】【迢(はる)か】 など、漢検的におさえておきたい漢字ですね。
9月19日 獺祭忌 正岡子規
「糸瓜忌」とも言われるようですが、「獺祭忌」の方が有名ですね。 【獺祭魚】 となると、「詩文を作るとき、多くの参考書を周囲に広げること。」の意。三文字熟語として狙われる?
11月25日 憂国忌 三島由紀夫
国の行く末を憂えて割腹自殺した三島の命日。当時私は小学生でしたが、この日のことはおぼろげながら記憶にあります。その意味するところはわかってはいませんでしたが、なにか大変なことがおきたんだなぁと感じていました。
少し変わったところではこんなのも。
2月19日 アンドロメダ忌 埴谷雄高
12月30日 ホシヅル忌 星新一
なんだか、大学入試向けの文学史の記事のようになってしまいましたね。(笑)
というわけで、数ある文学忌について改めて調べてみました。漢検に出るというよりはクイズの題材という感じですが、有名どころで、名前そのままではないものだけでも結構ありますね。
1月11日 一一一忌 山本有三
「いちいちいちき」と読みます。もちろん、「有三」の「三」にもちなんだものでしょう。
2月3日 雪池忌 福澤諭吉
これは知りませんでした。何と読むのかと思ったら「ゆきちき」。「諭吉」に違う字を当てたのですね。
2月12日 菜の花忌 司馬遼太郎
これは有名ですね。著作「菜の花の沖」にちなんだものでしょうか。
3月24日 檸檬忌 梶井基次郎
説明不要ですね。 【檸】 【檬】 いずれも1級配当漢字。
5月29日 白桜忌 与謝野晶子
生前、自ら「私の戒名には白桜院を」と周囲の人々にもらしており、それを受けて法名は「白桜院鳳翔晶輝大姉」。なので命日を「白桜忌」と呼びますが、なぜか「白桃忌」と誤記(誤認)されているケースが多いようです。
6月10日 薄桜忌 宇野千代
同じ「はくおうき」でもこちらはうすざくら。しかし今時「はくおうき」と言ったら、アニメの「薄桜鬼」のこととしか思われませんね。(笑)
6月19日 桜桃忌 太宰治
こちらも著名ですね。死の直前の作品「桜桃」に由来。漢検的には、熟字訓 【桜桃(さくらんぼう)】 も覚えておきたい?
7月1日 橄欖忌 瀧口修造
瀧口修造は美術評論家にして詩人・画家。自宅にオリーブの木が植えられていたことに由来するとか。熟字訓としての 【橄欖(オリーブ)】 はもちろんですが、 【橄欖(かんらん)】 もそのうち書き取りに出そうな言葉ですね。
7月28日 石榴忌 江戸川乱歩
「ざくろき」。作品名に由来。一般にはあまり知られていない著作ですが、一部では名作の誉高い作品のようです。
7月24日 河童忌 芥川龍之介
これも説明は不要ですね。作品名から。
7月30日 蝸牛忌 幸田露伴
居宅を「蝸牛庵」を号したことに由来。作品は本試験の文章題で最頻出と言ってよい作家ですし、【蝸】は1級配当ですから、そのうちこの「蝸牛忌」も問われるでしょうか。
9月3日 迢空忌 折口信夫
詩人・歌人としては釈迢空と名乗ったことから。「迢空忌」はともかくとして、【迢迢(ちょうちょう)】【迢(はる)か】 など、漢検的におさえておきたい漢字ですね。
9月19日 獺祭忌 正岡子規
「糸瓜忌」とも言われるようですが、「獺祭忌」の方が有名ですね。 【獺祭魚】 となると、「詩文を作るとき、多くの参考書を周囲に広げること。」の意。三文字熟語として狙われる?
11月25日 憂国忌 三島由紀夫
国の行く末を憂えて割腹自殺した三島の命日。当時私は小学生でしたが、この日のことはおぼろげながら記憶にあります。その意味するところはわかってはいませんでしたが、なにか大変なことがおきたんだなぁと感じていました。
少し変わったところではこんなのも。
2月19日 アンドロメダ忌 埴谷雄高
12月30日 ホシヅル忌 星新一
なんだか、大学入試向けの文学史の記事のようになってしまいましたね。(笑)