貫之集 148 2023-09-11 05:28:30 | 貫之集 五月、旅人山のほとりにやどりて、時鳥を聞く やまざとに たびねよにせじ ほととぎす こゑききそめて ながゐしつべし 山里に 旅寝よにせじ 時鳥 声聞きそめて 長居しつべし 五月、旅人が山のほとりに宿をとって、時鳥の声を聞く 山里で旅寝は決してするまい。時鳥の初声を聞いて長居してしまいそうだから。 「山里」は 141 では梅と鶯を愛でることのできる場所として歌われていますが、ここでは初夏に時鳥の初声を聞ける場所として称揚されていますね。 #貫之集 « 貫之集 147 | トップ | 朝焼け »
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