古今和歌集 0581 2021-06-02 19:33:47 | 古今和歌集 むしのごと こゑにたてては なかねども なみだのみこそ したにながるれ 虫のごと 声にたてては なかねども 涙のみこそ 下に流るれ 清原深養父 虫のように声を出しては泣かないけれど、心の中では涙が流れているのだよ。 「下」はここでは「内部」「内心」の意。恋に苦しむ自身の状況をシンプルに詠んでいますが、周囲を憚ることなく声をたてて鳴ける虫をうらやむ気持ちも含んでの詠歌でしょうか。 #古今和歌集 #清原深養父 #中古三十六歌仙 « 古今和歌集 0580 | トップ | 古今和歌集 0582 »
コメントを投稿 ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する