四字熟語の意味問題はあまりネット上で見かけませんので、例によって私が覚えづらかったものを中心に拾ってみました。本試験前日の、しかも夜になってからこんなものをアップするのも何ですが、まあ最終確認ということで。本試験は明日で終わりではないですしね。
問題数は90問。1級配当四字熟語全体(約1,100)からすれば微々たる数ですね。(汗)
かっこ内の数字は「漢検 四字熟語辞典」初版の掲載ページです。
1.
談天雕竜 (327)
2.
魂飛魄散 (214)
3.
一瀉千里 (84)
4.
牽攣乖隔 (185)
5.
荊棘叢裏 (172)
ア 乱臣、逆臣の家の形容。
イ おおいに驚き怖れること。
ウ 文章や弁舌がよどみなく、すらすらできることのたとえ。
エ 心は互いに引かれ合いながら遠く隔たっていること。
オ 弁舌や文章などが広大で見事なこと。
(正解) オイウエア
6.
荊釵布裙 (173)
7.
振臂一呼 (274)
8.
槁項黄馘 (190)
9.
逍遥法外 (262)
10.
敲金撃石 (189)
ア 粗末な服装のたとえ。
イ 貧乏などでやつれきった顔のたとえ。
ウ 詩文の美しいリズムを、打楽器の美しい音色にたとえた言葉。
エ 法律を犯した者が罰を受けないで自由に暮らしていること。
オ つとめてみずから奮起すること。
(正解) アオイエウ
11.
兎起鳧挙 (364)
12.
一一笑 (90)
13.
氷甌雪椀 (406)
14.
区聞陬見 (169)
15.
篳路藍縷 (401)
ア 顔に現れるわずかな表情。
イ すばやいことのたとえ。
ウ 学問や見聞がせまく、かたよっていること。
エ たいへん苦労をして働くこと。
オ 清らかで上品な文具のこと。また、それを用いて詩文を写すこと。
(正解) イアオウエ
16.
朱墨爛然 (253)
17.
曠世不羈 (194)
18.
焦頭爛額 (260)
19.
一裘一葛 (81)
20.
雷霆万鈞 (463)
ア 長く手なずけることができないこと。
イ 根本を忘れ、瑣末なことを重視すること。物事を非常に苦労してすること。
ウ 威勢が極めて大きく防ぎとめることのできないたとえ。
エ 学問や研究に専念することのたとえ。
オ 貧乏のたとえ。
(正解) エアイオウ
21.
磑風舂雨 (120)
22.
瑣砕細膩 (218)
23.
断薺画粥 (327)
24.
按図索驥 (66)
25.
虚融澹泊 (211)
ア 悟りの境地に至ること。
イ 物事の前兆のたとえ。
ウ 貧乏に耐えて勉学に励むこと。
エ 理論だけの実際には役に立たない考えや意見。
オ 情のこまやかなこと。
(正解) イオウエア
26.
佩韋佩弦 (377)
27.
游雲驚竜 (456)
28.
喙長三尺 (120)
29.
斗量帚掃 (370)
30.
鳳凰于飛 (431)
ア 夫婦の仲がむつまじいこと。
イ 自分の性格を改めて修養しようと戒めのためのものを身につけること。
ウ すぐれた筆跡の形容。
エ しゃべることがきわめて達者なこと。
オ 自分のことを謙遜していう語。
(正解) イウエオア
31.
蘭薫桂馥 (465)
32.
引縄批根 (94)
33.
軻親断機 (127)
34.
毫釐千里 (200)
35.
虎嘯風生 (207)
ア 力を合わせて他を排斥すること。
イ すぐれた人が時を得て奮起するたとえ。
ウ 中途で志を捨ててはいけないという教え。
エ 子孫が繁栄することのたとえ。
オ 初めを慎むべきことを言う。
(正解) エアウオイ
36.
萋斐貝錦 (286)
37.
狗尾続貂 (168)
38.
波詭雲譎 (380)
39.
雲烟飛動 (100)
40.
馮異大樹 (410)
ア 官爵を乱発するのをののしる語。
イ 文章が自在で非常に巧妙なこと。
ウ 筆勢が躍動して力強いことのたとえ。
エ 巧みに言い立てて人を罪に陥れるたとえ。
オ おごりたかぶらない人のたとえ。
(正解) エアイウオ
41.
一丘一壑 (81)
42.
子墨兎毫 (240)
43.
家鶏野雉 (125)
44.
伏寇在側 (415)
45.
孔翊絶書 (200)
ア ありふれた古いものを遠ざけて、珍しくて新しいものを大切にすること。
イ 身辺の注意を怠らず、言動も慎むべきだということ。
ウ 文人。詩文を作る人。
エ 政治に私情をさしはさまないたとえ。
オ 俗世間を離れ、自然の中に身を置いて風流を楽しむこと。
(正解) オウアイエ
46.
頑廉懦立 (141)
47.
瓊枝栴檀 (174)
48.
煕煕壌壌 (143)
49.
抱関撃柝 (432)
50.
摩頂放踵 (441)
ア 有徳の人の形容。すぐれた詩文のたとえ。
イ 多くの人ががやがやと忙しく往来するさま。
ウ 低い役職の人のこと。
エ 高潔な人格に感化されて、良い方向に向かうこと。
オ 自分の身を犠牲にして他人のために尽くすこと。
(正解) エアイウオ
51.
明察秋毫 (448)
52.
燕頷投筆 (107)
53.
日月逾邁 (237)
54.
寸草春暉 (280)
55.
沈鬱頓挫 (343)
ア 詩文の風格が高く内容が深くて文章中の字句の意味がすらすらと通らず、滞ること。
イ 父母の恩は大きくその万分の一も報いることが難しいことのたとえ。
ウ 眼力の鋭いこと。
エ 一大決心をして志を立てること。文筆をやめて武の道に進むこと。
オ 月日がどんどん過ぎていくこと。年老いて死期が近くなること。
(正解) ウエオイア
56.
截断衆流 (293)
57.
傾側偃仰 (175)
58.
残杯冷炙 (225)
59.
甕縄枢 (113)
60.
翦草除根 (301)
ア 俗世間の雑念妄想を断ち切ること。
イ よきにつけ悪しきにつけ浮世まかせの暮らしを言う。
ウ 恥辱を受けるたとえ。
エ 貧しく粗末な家の形容。
オ 災いを根こそぎ除きさること。問題を根本から解決するたとえ。
(正解) アイウエオ
61.
大衾長枕 (317)
62.
咳唾成珠 (119)
63.
黄衣廩食 (186)
64.
一擲千金 (88)
65.
瞋目張胆 (275)
ア 豪快な振る舞い、思い切りのよいことのたとえ。
イ 権勢の盛んなさま。詩文の才が豊かなさま。
ウ 大いに勇気をうちふるうさま。
エ 兄弟の仲むつまじいこと。交情が親密なこと。
オ 黄衣を身につけ俸禄を受ける者。宦官。
(正解) エイオアウ
66.
獣聚鳥散 (246)
67.
南洽北暢 (372)
68.
束髪封帛 (313)
69.
猿猴取月 (107)
70.
太羹玄酒 (317)
ア 天子の威光と恩恵が四方八方に広く行き渡ること。
イ 妻が固く貞操を守ること。
ウ 規則のみにしばられた淡白で面白味のない文章のこと。
エ 身の程知らずが身を滅ぼすたとえ。
オ 統率や規律のとれていない集まりのたとえ。
(正解) オアイエウ
71.
渭樹江雲 (70)
72.
霑体塗足 (352)
73.
牝牡驪黄 (410)
74.
螳臂当車 (362)
75.
濯纓濯足 (322)
ア 物事は外見にとらわれず、その本質を見抜くことが大切であるということ。
イ 世の成り行きに応じて進退すること。
ウ 微弱な者が自分の力をかえりみず強者に立ち向かうたとえ。
エ 遠くにいる友人を思う情が切ないこと。
オ 苦労して労働すること。
(正解) エオアウイ
76.
斬釘截鉄 (224)
77.
銜哀致誠 (133)
78.
華亭鶴唳 (130)
79.
鞭辟近裏 (429)
80.
瓶墜簪折 (427)
ア 哀切な気持ちと誠の心をささげて死者を弔うこと。
イ 外物にとらわれることなく身に切実なことと考えること。
ウ 毅然として決断力があるたとえ。
エ 過去の栄華を懐かしく思い、現状を嘆くさま。
オ 男女が離れて二度と会い得ないたとえ。
(正解) ウアエイオ
81.
烟霞痼疾 (106)
82.
勧百諷一 (140)
83.
攘臂疾言 (260)
84.
騰蛟起鳳 (358)
85.
含英咀華 (133)
ア 才能が特別すぐれていること。
イ 山水を愛でる心がきわめて強いこと。隠居すること。
ウ 害になること、無用のことばかりが多く、益になること、役に立つことが少ないこと。
エ 得意なさま。
オ 文章のすぐれた部分をよく味わい、心の中に蓄積すること。
(正解) イウエアオ
86.
桃傷李仆 (360)
87.
哭岐泣練 (203)
88.
嗇夫利口 (263)
89.
肉袒負荊 (374)
90.
伊尹負鼎 (67)
ア 身分は低いが、口が達者な男のこと。
イ 兄弟が互いに争い、反目することのたとえ。
ウ 人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ。
エ 真心からの謝罪のたとえ。
オ 大望のために身を落とすたとえ。
(正解) イウアエオ
(
は島根県立大学e漢字フォント
の漢字フォントを使用しました。)