春色の 花カタバミの 道暮れて
梅士 Baishi
巡る秋に、裁判所下の斜面にハナカタバミが鮮やかな
桜色に群れ咲いていた。
春めいて見えるが、秋の花である。
秋に咲く花は少ない。
逆転の発想が咲かせる花のようで、愉快ではないか。
【 人生航路の地図と実戦的航路 】
まだまだと思いつつ暮れてゆくのが人生なのだそうである。
人生は四十がピークで、あとは下り坂なのだそうである。
早、五十代で人生の秋風が吹いてくるのだという。
六十になると、主戦力からずれてきて、七十は自慢話が
支えの隠居状態になるのだとか。
「あなたの人生は失敗でした」
「あなたの人生はもう、低いところからさらに下がるだけ
です。」
「いやあ、もう終わってますよ。」
これが秋風のささやきか・・・。
たしかに、戦力としては40歳までの若い兵力が主力に
なるだろう。
主力の価値観が基準となれば、60歳のほうがずれてい
るといわれるだろう。
歴史は勝者が書くものなのだから。
競争社会の人生観とはそうしたものかもしれない。
これから世間に出る若者には心すべき人生の勝負どころ
として参考すべきだろう。
その意味で、大川隆法著 幸福の科学出版刊『ストロング・
マインド』は、若者必読の書である。
書店ではほとんど扱っていないので、注文するか、
インターネット通販で購入するとよい。
ただし、おおよその人生地図を宿命論とみるべきではない。
いわば人生マニュアルであって、マニュアルどうりに生きて
いない人間には糞食らえの論理ではないか。
七十の落語家に、もう自慢話はよしなさいよ、とは言わな
いだろう。
円熟と未熟の特性がなだらかに年齢相応に序列している
だけのことである。
その年齢相応の試練があり、それを乗り越えるたびにさら
なる円熟へと向上するのが人生である。
これから始めるときの人生観と、人生半ばの人生観とは
違ってしかるべきである。
順調に出世した者の人生観と、浪人的な者の人生観も
違うだろう。
要は、やる気の出る人生観をもってチャレンジすればよい
のだ。
人間いくつになっても、生きがい、やりがいを求めている
ということにほかならない。
人生航路の地図は欠かせないものだが、人生の航路は
編み出してゆくものである。
それが実戦というものであろう。
誰が何と言おうと、人生、弱気で生きてはならない。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi