名島城 城の石碑に 葉の紅く
梅士 Baishi
名島城は、橘の支城だったが、関ヶ原に敗れた立花藩は
一旦領地を失い、城は黒田の居城になった。
しかし、狭い土地柄であり、発展的ではないとして、廃
城とし、福岡城に移転したのである。
福岡城も維新と共に廃城となったが、名島の城門が福岡
城址に移築されて遺っているのである。
無常を感じさせる落ち葉道である。
さて、今朝の気温は12℃。
秋冬物の重さがしっくりとくる朝である。
朝顔の花が咲いていたが、高山植物のように小さな花を
風に震わせていた。
今日は少し早めに出勤するとしよう。
「新卒」というと、卒業見込みの在学生と定義される。
卒業してしまったら、初めての就職であっても新卒では
ない。
ところが、かつてないほどの就職難ということで卒業後
1年までは第二新卒ということで、新卒に準じる扱いが
一部ではなされている。
それでも紋切り型に狭義の「新卒」に限定する企業が大
半である。
結果、4年制大学でも、勉強期間は教養課程の二年生ま
で、三年からは就職活動に専念するという流が定着してい
る。
それでも内定がきまらなかったら、勉強するわけでも無
いのに留年したり、アルバイト人生に脱落したり引きこも
ったりという新卒浪人が未来をもてあましているのである。
おかしいのではないか。
「新卒」とは、一定の学力を保有する初就職の学卒と再
定義するべきである。
形式主義で人材のデビューを制限するべきではない。
実質的適性については、就職試験で学力や発想力や、人
材としての成長可能性を計ればよいのではないか。
新卒の再定義だけでも不足である。
新卒の求人が、1.5倍を切るようであっては情けない
のではないか。
それが、第二の経済大国とは恥ずかしいことである。
新卒採用は企業の発展意欲である。
人材の新陳代謝ができない企業は、中小企業であっても
生命力の無い企業である。
ちなみに、会社法人格は実働雇用者のない個人企業には
認めるべきではない。
何のための自由主義であるか。
発展のための自由である。
進歩のための自由である。
自由の責任を深く自覚すべきである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi