ジャスミンの 香りも淡く 枯れており
中村 梅士 Baishi
近所に羽衣・ジャスミンの栄えた所がある。
毎年通りかかかるたびによい香りがする。
今は無き長崎の実家にはジャスミンの花のアーチをくぐっ
て玄関に入るのだった。
その玄関に入ると、愛犬が真っ先に駆け付けてきたものだ。
苦楽を共にした愛犬だった。
今はもう、犬格の高い犬として何転生かしたであろう。
所業は無常である。
亡父が育てた花壇も今はない。
墓参をしたのは3年前だったろうか。
出かけたいとは思いつつ、果たさない。
島鉄で雲仙経由の墓参の旅をしようか・・・。
バッハの『音楽のささげもの』は何度聞いても飽きない。
だから、何度もLPに針を落とす。
今日のワインは「アフリカの太陽」という、南アフリカの
赤ワインである。
気持ちの問題で、アフリカをイメージして飲む。
苦節3年目の学生が、「先生、合格したら中洲に飲みに行
きましょう。おいしい寿司屋があるんすよ」と誘った。
百万くらいポケットにねじ込んで久しぶり中洲に繰り出す
かなあ・・・。
わが武士道の教えを受けた学生である。
一年生にはまだ馴染まない。
名前がまだ覚えられない。
この時期の修行である。
今日はアマチュアと言う言葉が思い出せなくて焦った。
ジャスミンと言う名前もなかなか思い出せない。
コシモ・デ・メヂチも思い出せない名前である。
ボケたんだろうか・・・。
さあ、明日は仕事を終えて、連休に羽ばたきたいものだ。
政治家の世界にもギルド的な仕来たりがあるらしい。
トランプ大統領は、ワシントンD.C.の仕来たりを破る民主
主義者だったために、共和党の古参議員からまで裏切られた
のだという。
日本の政界にも仕来たりがある。
体育会系的な序列があり、永田町の常識的仕来たりがある。
それが、民主主義の民意を反映する機能を曇らせている。
既得権益を尊重せよということなのだろう。
いわば、ヤクザの仁義の掟である。
しかし、政界ギルドは民主主義の循環を阻害する心筋梗塞
要因である。
異分子を入れることで新生するのが民主主義の良さである。
トランプ大統領はまさにアメリカの利権政治を革新するた
めに現れた自由と民主主義の申し子と言うべきだっただろう。
生まれ変わりの秘密を考えれば、世襲的に権威が継承され
るのも合理性があるだろう。
しかし、上流階級的閉塞性ないしギルド的閉塞性は民主主
義に反する独占である。
そのことが、トランプ大統領の排除の動きによって明らか
になったといえるのだ。
こうしたギルド政界を破るためには、選挙法の改正は不可
避だろう。
まず、小選挙区制は廃止するべきである。
本来、憲法改正の発議を可能とするために極端な多数派独
占型の小選挙区制もあり得るということで採用されたが、結
局、憲法改正の能力自体がないことが分かった以上、元の中
選挙区制の戻すべきなのだ。
民主制の理念からすれば、比例代表制に合理性がある。
民意をより忠実に反映しうるからである。
もう一つは、投票責任を明確にすることだ。
合理的理由のない棄権が二回続けば、投票権を失うという
ペナルティーがあってしかるべきである。
郵便投票とか代理投票は認めてはならない。
不正が排除できないからである。
選挙制度が糺されないのであれば、選挙民主主義は成り立
たない。
中選挙区制に戻すこと。
選挙権剥奪の制度を設けること。
投票率5割を下回る選挙は無効とし、棄権者の権利剥奪の
上で再選挙とすることなどが改正法の課題となるであろう。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party