新年度 初の授業に 声枯れて
中村 梅士 Baishi
90分×2=3時間、学生との対話の中でしゃべり続けた。
久々なので、声が枯れた。
毎回が真剣勝負である。
だから面白い。
今日は新入学生との初授業になる。
助走期間である。
名前を覚えるのに苦労をし、やっと親しんで気心が知れて
から半年ほどでゼミが終わり、次第に名前も忘れてしまう。
短いトロッコ列車の旅というような出会いと別れである。
そのうち廃線になる路線である。
彼らにとっては旅の始めの、自分にとっては旅の終わりの
トロッコ列車である。
子どもの頃はボタの埋め立て地に社宅が建っていた。
ボタを満載したトロッコが通る度に地面が振動した。
見慣れた風景だったが、今は見ない風景である。
ときどき夢にその風景が出てくることがある。
港には木造の石炭船が係留されていた。
その絵を描くのが好きだった。
木造船もすっかり見なくなった。
船大工もいなくなった。
北朝鮮の木造漁船はどんな船だろう。
日本の石炭時代に育ったのは希少価値があったと思う。
石炭は化石だから、自然、化石時代に興味が湧く。
ボタは、松の化石が多かった。
石炭は良質のものを算出していたらしい。
おそらく、無煙炭ないし、それに近い高品質の石炭だった。
トロッコの連想は、昔の石炭時代を連結して走っている。
「日本のスポーツ界の問題点を勉強しているんですけど、
いい所はないんでしょうか」という学生の不満があった。
長所を見ることは、意外と意識していないものだ。
反省すべきことではある。
もちろん、先進国としてのレガシーを引き継いでいる。
しかし、戦後の屈辱的状況が続いていることさえも忘れて
植民国家に甘んじ、志を見失っているというべきであろう。
武士道の日本を見失っている。
気概なき国家にスポーツが発展するはずがない。
そうした現象を批判しているわけである。
胡散臭さが蔓延する公営ギャンブルを見よ。
国による、スポーツ文化に対する侮辱である。
コロナ対策をみていると、放蕩三昧で家を潰す三代目のご
乱行にも見える。
GHQの日本占領政策の戦略は、日本弱体化策だった。
宗教教育の禁止、武道教育の禁止、共産主義の奨励が柱で
ある。
アメリカでは共産主義を排除するためにレッドパージの嵐
が吹き荒れたことがあったというのに、日本には共産主義ウ
ィルスをばら撒いたのである。
共産主義は自由を抑圧し、発展を阻止し、経済繁栄を阻害
するからである。
その反動で、アメリカ自身が共産化して民主主義の精神を
失ったのが前回の大統領選に現れたともいえる。
その意味では自業自得だった。
日本にばら撒いた共産主義ウィルスにアメリカ自ら感染し
たのである。
この共産菌は、労働組合組織で増殖したが、企業経営が傾
き、失業を招いたので、民間企業では弱体化した。
ところが、税金に寄生している公務員労組を宿主とする公
務員が共産主義の勢力を保っているのである。
これが、重税国家体制を強め、教育を破壊し、国家の独立
性を阻止し続けているのである。
公務員の身分には市場原理が働かないから、「労働者」に
は当たらない。
公務員労組など背任的であり、職務放棄にほかならない。
肥大化する公務員組織を削ぎ取らない限り、日本は共産主
義のウィルスないし癌に侵されて、間もなく死を迎える状況
である。
公務の民営化を進めるべきなのである。
市場原理に晒せば、有害な公務、無用の公務が明白になる
であろう。
まずは、公立学校を民営化し、教員の地位を公務員から外
すべきである。
さらに、NHKの視聴料招集権を剥奪し、民営化することだ。
公務員リストラすることだ。
そうした努力なくして、増税は許されない。
それが、自由と民主主義の当然の論理であろう。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party