
先日紹介した「摩周丸」と共に、対岸の青森市で保存されている青函連絡船「八甲田丸」。青森で実際に見てきました。
なかなか勇壮な外観です。

「摩周丸」の時も、これと同じ位置から写真を撮りました。
桟橋に保存されている乗船口です。
かつては、ここから車で乗り入れて北海道へ向かったんですねえ・・・。


船内では、こんな具合に操舵室も当時のまま保存されています。
私が行った時も、小さなお子さんが、これに触れて楽しそうにしていました。

船内では、上のような操舵室や、連絡船に関する資料等が多数展示されていますが、外へ出ると、そこには大きなデッキが。
良く見ると、後ろの、黄色と白の縞の太い柱に、何やら漢字5文字の言葉が書かれていますねえ。一体なんでしょうこれは・・・?

答えは、「煙突展望台」。
展望台から先ほどのデッキを見下ろすと、こんな風に見えます。

そしてこれが、展望台から見た風景。
天気が良かったので、下北半島の山々がはっきりと見えます。

そしてこれが、運航されていた当時は一般客が立ち入ることの出来なかった部分。
今はこんな風に開放されていますが、中は思ったよりも広く、迷路の中を彷徨っている気分でした。

その迷路の中では、こんな懐かしい物とも偶然遭遇。
私が子供の頃、道内で活躍していた、「キハ82系」という旧型の特急車両。
当時、函館と網走を結ぶ、「おおとり」という特急(現在は廃止)や、函館と釧路を結ぶ、「おおぞら」という特急(現在は、「スーパーおおぞら」という名前で、札幌~釧路間で運行)で、この車両が活躍していたのが記憶に残っています。

最後に、連絡船の外に設置されている、この碑について紹介。
「♪上野発の夜行列車~」でおなじみ、石川さゆりさんの「津軽海峡冬景色」の歌碑です。
私がこの写真を撮る直前、年配のご夫婦がこの前を通りかかったところ、突然曲が大音量で流れてきてビックリしました。
人が近づくと、それに反応して流れ出すのか、それとも一定のサイクルで流れるのかは不明です。