酷いゴミの山

先日の記事で、「仕事の一環でゴミ屋敷」に行ったと書いたが、どこかと言うと、実はこの人の部屋。
以前にも、異動で宿舎を退居する際、内部の汚損が酷かったという前科があったため、今回また異動するということで点検に行ってきたのだが、まあとにかく酷かった。
あと三日で引っ越しするというのに、室内は、ゴミ（コンビニやスーパーのビニール袋、コンビニ弁当のパックやペットボトル、その他多数）と、明らかに洗濯していない衣類の山で、他にも、本人は上げ下ろししていると言うが、見るからに万年床の布団という有様。
しかも、そんな状態で引っ越し業者に見積もりに来てもらったというのだから、開いた口が塞がらない。
しかも、余りの酷さに、私と上司があれこれ注意していると、これまた余りにも見苦しい言い訳を繰り返すものだから、私もとうとう、「自分の始末ぐらい自分でつけろ！」と言ってしまった。
その後、何とか無事に退居はしたらしいが、行った先にもこの情報は流れているそうなので、もういい加減ブラックリスト入りかもね本当に。

と言う話を、先日、清掃会社でハウスクリーニングもやっている知人に話したのだが、知人から、「悪臭はしたか？」と聞かれて、「いや、特には」と答えたら、「あ、だったら全然ましな方だ」と言われてびっくり。
引っ越しが重なるこの時期、知人もずっと出ずっぱりだったそうなのだが、先日、某国立大学の学生寮へクリーニングに行ったところ、まあとにかく酷かったらしい。
知人の話によると、室内、とりわけトイレと浴室に、正体不明の悪臭が籠り、消臭・消毒の薬剤を大量に噴射してもまだ消えなかったとか、男子学生ならともかく女子学生の部屋まで、トイレや浴室の壁がカビで変色していたりとか、他にも色々とあったらしく、「もう学生寮には行きたくない」とこぼしていた。
何でそんなことになっちゃうのかねえ本当に。本当、女子の部屋までもがそんなことになっていたというのには、正直驚きを禁じ得ませんな本当に。
自分も今回、アパートの契約に従い、ハウスクリーニング費用を払って退居してきたけれど、自分も、少し部屋を汚してしまって申し訳ないという気持ちを持っていたのが、こんな話を聞くと、そんなことはもうどうでも良くなってきたという気さえする。
冒頭の彼は、既に４０代半ば（四捨五入すると５０らしい）なので今更どうしようもないのだが、まだこれからという学生諸君には、せめて学生でいる間に、自分の部屋ぐらいは自分で綺麗にする、もっと言うと「自分の始末は自分でつける」という、極めて当たり前のことをちゃんと身に付けてから、社会い出て行ってほしいですな。