北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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夜のエピソード

2014-04-26 21:32:15 | 日々のもろもろ
昨日は職場の歓迎会だったのだが、そこでのエピソードを二つ。

まず、一次会の店について、数日前に妻に店の名前を話したところ、思いっきり「エーッ!?」と言われてしまった。
もうその時点で、期待はできないなと瞬時に思ったのだが、その一方で、「まあでも、好みってものがあるから、たまたま妻の好みには合わなかっただけかもしれない」ということも思いながら行ったら、結果は、やはり「エーッ!?」だった。

どういうことかと言うと、ざっと挙げればこんなところ。


・乾杯のビールが、ジョッキでもグラスでもなく、陶器の湯呑み茶碗のような器だったため、注ぐ際に中身が見えず、加減がわからずに苦労した。

・料理は、前半には枝豆とサラダしか出てこなかったのに、後半、それもラストオーダー(終宴30分前)近くになってからドッと出てきた。

・それだけ色々な料理が出て来たにも関わらず、取り皿の替えが用意されなかった。

・店員さんの対応も今一つで、注文を間違えたり、一つしか頼んでいない物を二つ持って来たりしたことも何度かあった。


そんなわけなので、店名を明かしたり、店のサイトにリンクさせたりはしません。悪しからず。
因みに、妻曰く、妻が職場の人達と一緒にそのお店を利用した際は、料理がとにかく激マズだったそうなのだが、私はそれは特に感じませんでした。


その後、皆と別れた後、まだ早かったのでいつもの店に顔を出したところ、中に入ると、年配の男性(ぶっちゃけ書くとお爺さん)が一人でカウンター席に座っていたのだが、ママと楽しく歓談という雰囲気ではなく、それどころか、どこかピリピリした雰囲気すら漂っていた。
そのため、私とちょっと緊張しながら席に着いた所、程なくしてそのお客さんは席を立ち、勘定を済ませて退店して行ったのだが、ママがそのお客さんを見送り、お客さんがビルから出て行ったのを確認した後、店内に戻るなり、私にこう声をかけてきた。

「いや~、ナナマガラーさんありがとう。早く来てくれないかなってずっと思ってた」

聞けばそのお客さんはママとは初対面で、ママが出勤してきて店の近くを歩いていた時にいきなり声をかけられて、そのまま店に流れ込むようにして入ってきたそうなのだが、入ってきても、別にママと楽しく歓談するわけでもなく、ただ飲むだけで、たまに口を開いたかと思えば、少々卑猥な言葉を口にしたりしもていたらしい。
そこへ私が入ってきたことから、もはやこれまでと思ってそそくさと退店して行ったというのがママの見立てなのだが、確かに、ちょっとただならぬ雰囲気が漂っていたように感じた。
ママの予想では、そのまま帰宅するでもなく、次に別な店を見つけて同じようなことをしている可能性が高い(長年色々な客を見ていた経験から来る予想なので、私もそれには同感だった)ということだったのだが、果たして・・・。
その後は、(金曜日にも関わらず)客は私一人だけだったのだけど、本当、あのお客さんは一体何者だったのだろう?他のお店でよからぬことをしたりしていなければいいのだが・・・。

ところで、先にママが「早く来てくれないかなってずっと思ってた」と言ったことについて、私は、昨日飲み会があることは知らせていなかったので、妻が「もしかしたら顔出すかもしれない」というようなことでも言っていたのかなと思っていたら、妻も、そんな連絡はしていないとのこと。
じゃあ何でそんなことを思っていたのかと言うと、前回行った時(二週間前)に、私も覚えていないくらいにさらっと、「25日に歓迎会がある」ということを話していて、そのことをずっと覚えていたという可能性が高い。(二週間前には、25日に歓迎会をやることが既に決まっていた)
仮にそうだったとするならば、やはり、客が口にしたことを仔細漏らさずに聞き取り、それをしっかり頭に入れるという、客商売の基本をしっかり徹底するという点において、ママの強いプロ意識が感じられる話だなと思う。
人の話をよく聞いていなくて、それがために話を変な方向へ向かわせてしまうことがたまに(しょっちゅう?)ある私としては、改めて、見習わなくてはならないと思った話でした。
コメント (2)
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