昨日に続き、今日もまた「アメリカ横断ウルトラクイズ」絡みの話。
昨日の記事で紹介した能勢一幸さんが優勝した前年、平成2年(1990年)の第14回大会の東京ドーム予選で、こんな問題が出されていました。
「制服の警察官は、事件のないとき、不安を与えてしまうので、むやみに走ってはならない。」(〇か×か?)
今まさに事件の最前線にいるときは、走らないと仕事にならないことも多いと思うけど、「事件のないとき」はどうなんでしょうね・・・ってところですが、正解は「×」。そんな規則はないそうです。
もしかすると、不文律的にそのような教えがあったり、上司が部下にそのように教えているなんてこともあるのかもしれないけど、明文化されていない以上は「×」ということなんでしょうね。
この問題では、前年の覇者で、歴代チャンピオンの中でも最強との声が高い長戸勇人さんが残念ながら敗退してしまっていて、その様子は長戸さんが著書の中で事細かに書き記しているのだけど、長戸さんは前年のグアムのドロンコクイズで一度敗者になってしまったときも、「たとえ刑務所の囚人でも、働かせすぎると、労働基準法に引っ掛かる」(答えは×)という問題にひっかかっていて、「バカなミスをしたものだ」と著書で振り返っていました。
長戸さんの分析によると、「〇〇してはいけない」「〇〇することは規則違反である」というような問題は大概×なんだそうです。
長戸さんの二冊目の著書。ウルトラクイズの大ファンの一人として、今でも大切に持っています。
(↓長戸さんの一冊目の著書はこちら)
少し話がそれてしまいましたが、次は、ウルトラクイズでは出題されていない問題。
同じく警察官に関する問題です。
「制服の警察官は、どんな大雨の日も、傘を差してはならない」(〇か×か?)
「〇〇してはならない」という文章だから、先程の長戸さんの分析によると、自ずと「×」と思ってしまいますね。
果たして正解は・・・、
なんだそうです。
これはビックリでした。
濡れたくないので、霧雨や、古巣釧路でよくある「ジリ」程度でも傘を差したくなる私には信じられない話です。
「太陽にほえろ!」や「相棒」などの刑事ドラマで、私服の刑事が傘を差しているシーンは何度も見ましたが、制服の警察官には傘は支給されていないんだそうです。
一つ勉強になりました。