北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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縄文雪まつり

2024-02-06 20:24:45 | イベント・オフ会

 

先週の土曜日と日曜日、札幌駅前地下歩行空間「チ・カ・ホ」で、「縄文雪まつり」というイベントが開催されていました。

「雪まつり」といっても、会場が地下なので、雪像とかはないのだけど、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている「北海道・北東北の縄文遺跡群」をメインに、縄文時代の文化に関する施設をPRし、訪れる人にその世界観を味わってもらうためのイベントといったところかと思います。

向かって左側は、函館市の「縄文文化交流センター」に展示されていて、国宝に指定されている「中空土偶」こと「茅空(かっくう)」をイメージした「カックー」というキャラかなと思ったのだけど、顔つきが公式サイトと違うので、多分違うと思います。

向かって右側も、道南鹿部町のイメージキャラクターである、軽石がモチーフの「カールス君」かなと一瞬思ったけど、これも顔つきや体つきが違います。

この祭りのオリジナルキャラクターなのかな・・・。

 

 

会場では、遺跡群にゆかりの方々によるリレートークも行われていました。

 

 

昨年就任した、函館市の大泉潤市長によるお祝いのメッセージが流れていました。

本当、弟さん(大泉洋さん)と似てますよね。

 

 

こちらが、先程触れた「茅空」。

 

 

 

昭和50年(1975年)に、現在は合併して函館市になっている「旧南茅部町」で発見された縄文時代後期の土偶で、平成19年(2007年)に北海道初の国宝に指定され、「函館市縄文文化交流センター」で常設展示されています。

 

 

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これは・・・、道南のものではないと思います。何でしょう?

 

 

実は札幌市でも、縄文時代の遺跡から土偶が出土しているのです。

この場所、自宅から割と近いのだけど、遺跡であることを示すものが特にないこともあって、紹介しようと思っていませんでしたが、これを機に、追って紹介したいと思います。

 

 

そしてこちらの石。

 

 

これは、昨年国宝に指定された、道東遠軽町の「旧白滝村」の遺跡で出土した、旧石器時代の黒曜石。

国宝繋がりで展示されていたということなんですね。

 

 

 

こちらが、先程触れた「カックー」というキャラ。

確かに先程のキャラとは顔つきが違いますよね。

 

 

 

ここからは、「北海道・北東北の縄文遺跡群」に関するパネル展示です。

 

 

旧南茅部町の「垣ノ島遺跡」。

函館に住んでいた頃は一度も行ったことはありませんでした。

 

 

伊達市の「旧黄金貝塚」。

 

 

旧南茅部町にある「大船遺跡」。

「おおふな」と読んでしまいそうですが、「おおふね」です。

 

 

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洞爺湖町にある「入江・高砂貝塚」。

 

 

千歳市にある「キウス周堤墓群」。

 

 

そして、森町(「もりちょう」ではなく「もりまち」と読みます)にある「鷲ノ木遺跡」。

北海道最大のストーンサークルで、高速道路に跨がる形で保存されている珍しい史跡です。

 

【公式】世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群

 

さらっと流すように紹介してきましたが、「茅空」が展示されている「函館市縄文文化交流センター」と「大船遺跡」、それに、まだこのブログで紹介していない「垣ノ島遺跡」と「鷲ノ木遺跡」については、4月以降に行く機会ができると思うので、あらためて紹介したいと思います。

 

 

会場では、小さな土偶や埴輪の展示も見られました。

 

 

縄文ゆかりのスイーツの販売スペースもありましたが、こちらも、4月以降に食べる機会があると思うので、紹介したいと思います。

 

 

四年前かな、「発見!タカトシランド」でも紹介されたことがあるのだけど、土偶と埴輪をこよなく愛する人たちで構成されている「ドニワ部」という名前の団体があるそうで、その皆さんによるオリジナル作品の展示販売も行われていました。

 

 

「タカトシランド」以外にも幾つかの番組で紹介されたのを見ましたが、土偶と埴輪が好きということであれば、年齢、職業、居住地関係なく加入できる団体だそうで、皆さんとても楽しく活動されている様子だったのが印象に残りました。


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