「豊水すすきの」エリアにあるこの建物。
見るからに学校のようですが・・・、
実は現在は学校ではなく、このような名前で、様々な市民有志の活動の場として使われています。
「現在は学校ではない」と書いたけど、かつては、外観から察せられるとおり学校でして、平成22年(2010年)3月まで、「札幌星園高等学校」という定時制高校の建物でした。
定時制というと夜間の学校というイメージがあると思いますが、この学校は昼間部もあり、私の卒業した中学の同学年からも、昼間部と夜間部それぞれに進んだ人がいたと記憶しています。
「星園」というのは、「豊水すすきの」のような通称地名ではないようなので、どういう由来があるのかはちょっと調べれていませんが、この高校の前身にあたる「札幌市立家政高等女学校」という学校の校章が星形だったそうなので、もしかしたらそれに由来しているのかなと思いましたが・・・違うかな?図書館で星園高校の学校史も読んでみたのだけど、その点には触れられていませんでした。
入口から中に入ると、懐かしい雰囲気の玄関。
かつての教室を使って様々な団体が活動の拠点にしています。
実は、昨日の記事で紹介したワークショップの会場はここで、久しぶりに学校の雰囲気に触れて懐かしい気がしたことをアピールしたいと思ったので、記事にしてみました。
入居している団体や各種イベントのチラシが置かれています。
私の卒業した高校は、廊下が窓際にあり、教室は片側にしかありませんでした。
小中もそうだったと思うので、こういう、廊下の両側に教室があるという構造の学校があるということに新鮮な驚きがありました。
「102」というのは、「プラザ星園」になってからの室番なのでしょうか?それとも、かつての「1年2組」?
館内の一角には、休憩スペースも設けられています。
おや、カウンターがありますよ。
なるほど、こういうイベントが定期的にやってるんだ。
明日2月6日(火)は「カレーの日」なんですね。こういう所のカレーって美味しいんだろうなあ・・・。
先程のは1階でしたが、休憩スペースは、上の階にもあります。
この時期は廊下には暖房が入っていないので、休憩といってもダウンジャケットを着たままで温かい飲み物を飲んでいないと厳しいですが、私は少し早めに会場入りし、ここでゆっくり休みながら、ワークショップでの発表内容の整理をしていました。
こういう場所で過ごす時間も、とても有意義な気がします。
窓の外にポツンと佇むバス1台。
このグラウンドはJR北海道バスの待機場として使われていて、館内には運転手さんの控室もありました。
かつて高校だった建物を活用している「市民プラザ星園」。
私の卒業した高校とは大きく雰囲気が異なるけれど、久しぶりに「学校」というものの雰囲気に触れることができて、とても懐かしい思いがしました。
今回参加したワークショップは二年連続の参加で、4月から札幌を離れる可能性が高いことから考えると、次回は参加は難しいと思うけれど、会の雰囲気と会場の雰囲気がどちらも良かったので、ぜひまた参加したいです。
高校の雰囲気という点で思い出したのが、29年前、大学4年生だったときの公務員試験の話。
実は、7つ試験を受けながら1つしか受かっていなかった(それが今の職場に入るきっかけの試験)のだけど、その1つの会場が札幌市内の某道立高校。入って見ると、その高校は私の卒業した学校と構造がそっくりで、しかも、受験した教室が、私が高校3年生の時のクラスと同じクラスの教室。
私は高校の3年間は断然3年生のときが一番良かったと思っているので、当時のことを思い起こしながら受験できたというのも、合格の原動力になっていたのかなと、今は思っています。