今日の函館はあいにくの雨。
午後からガイドの見学が入っていたので、あまり荒れなければいいなあと思ってしまいましたが、雨だけで風がほとんど吹いていなかった(これは函館にしては珍しい)ので、それほど濡れることなく進めることができました。
ただ、お客様が、この天候のため、夜の函館山を断念されてしまったので、楽しんでほしかったなあと思うと残念でした。
9年前、「ブラタモリ」函館編が放送されたとき、やはり悪天候のため、タモリさんと桑子真帆アナが夜の函館山を断念してしまい、替わりに、予め撮影しておいた夜景のパネルを出して紹介していたことがあり、以降、番組ではこれを「函館方式」と呼に、全国各地で同様のことがあった際に同じ手法を取ることが何度か(何度も?)ありましたが、お客様の残念そうな表情を見て、ガイドでもこの方式を活用しようかなと思いました。
そう、このブログのプロフィール写真に使っている画像をプリントして持っていくんです。ダメかな?楽しみは次回函館を再訪されるときに取っておいて差し上げた方がよいかな?
ま、そこはじっくり考えるとします。
それから、お客様二組のうち一組は関西の方だったのだけど、これに反応されていました。
函館市電の運行系統図ですが、
終点の一つである「函館どつく前」。
言うに及ばず、函館の有名な造船企業「函館どつく株式会社」のことを指していますが、何故わざわざ丸を付けたかというと、この表記が、関西のお客様には、「たたく」「ぶつ」という意味の「どつく」に見えてしまったそうなんですね。
かなり前にも、やはり関西から来られていると思しき観光客の方が、同じような反応を示していたのを見て「なるほどね」と思ったことがあったのだけど、今回同じことがあって、「ああ、やっぱり関西の方はそう見えちゃうんだなあ」と改めて思いました。
少し調べてみたのだけど、同社は、元々は「函館ドック」というカタカナ表記の社名だったのが、1984年に、愛媛県にある「来島どっく」の支援を受ける形で「函館どつく」と社名を変更していたんだそうです。
ただ、何故、「どつく」と、「つ」を大文字にしているのに、発音は「DOTSUKU」ではなく「DOKKU」となるのか、そして何より、何故「どっく」ではなく「どつく」という表記なのかはまではすぐには調べられませんでした。
今後、また関西のお客様をご案内するときに、そのことを問われる可能性は十分に考えられるので、調べておこうと思います。
私のガイド本番は29日(土)に決まりました。
今度の週末は特に予定がないので、本番に備え、一人現地リハをすることに決めました。
やっぱり、私にとって一番の課題は(説明の仕方もさることながら)時間配分だなと、今回の見学で実感しました。