先日、久しぶりに小樽までドライブしてきました。
最初の目的地は、以前「しあわせ散歩」で紹介されていて気になっていた神社へ。
「小樽住吉神社」という神社。
「住吉神社」とは、※「住吉三神」と呼ばれる神様を祀る神社で、日本全国に約600社あるとされているので、身近にはなくても、聞いたことがあるという方も多いのではと思います。
※「日本書紀」では「底筒男命(そこつつのおのみこと)」、「中筒男命(なかつつのおのみこと)」、表筒男命(うわつつのおのみこと)」、「古事記」では「底筒之男神(そこつつのおのかみ)」、「中筒之男神(なかつつのおのかみ)」、「上筒之男神(うわつつのおのかみ)」と表記される三神の総称。
結構沢山御利益があるようですね。
「小樽住吉神社」は、元治元年(1864年)、箱館八幡宮の神主であった「菊池重賢」が、「ヲタルナイ」「タカシマ」両場所(現在の小樽市内にあった、アイヌ民族と和人の交易の場所)の総鎮守として住吉大神を勧請すべく箱館奉行所に出願し、慶応元年(1865年)に、ヲタルナイの運上屋の最寄りの地へ奉祀することを許されたことに端を発しています。
当初は、「山ノ上町」という場所にあった厳島社に仮奉祀され、明治元年(1868年)8月3日に御神体が箱館より到着し、御鎮座祭が行われました。
その後、明治8年(1875年)に郷社に列格され、同14年(1881年)に現在地に転地を許可され、昭和30年(1955年)に神社本庁別表神社に指定され、現在に至っています。
先程、「住吉三神」について、日本書紀と古事記とで表記が異なっていると書きましたが、こちらの神社では日本書紀の方が用いられていて、「底筒男命」、「中筒男命」、「表筒男命」の三柱が、総称航海安全、交通安全、商業農業の祖神として信仰を集めています。
こちらの神社では、小樽の発展に多大なる功績を残した人物の遺徳を称えていることでも知られているそうです。
参道の距離はかなり長いですが、行ってみましょう。
「大正2年(1913)」に作られた、とても古い狛犬が現存しています。
参道にある句碑。
「人間を 掴めば風が 手にのこり」という句で、小樽において新興川柳を興し、現代川柳発展のために尽力した、「田中五呂八」という川柳作家の作です。
小樽の発展に大きく寄与した田中五呂八の功績が、こうして刻まれています。
こちらも句碑ですが、何と、あの松尾芭蕉の句碑だそうで、「梅が香に 乃つと日の出る 山路哉」と刻まれています。
元禄7年(1694年)春、芭蕉51歳のときの句で、日本では三番目に北にある芭蕉の句碑だそうです。
しばらく歩いて、ようやく第二鳥居まで来ましたが、まだ先は長いようです。
この先には何があるのでしょうか・・・。
住吉神社さん、懐かしいです。
次男がここで七五三参りをした思い出があります。
当時小樽への赴任に伴い住んでいました。
庖丁塚があるのは知りませんでした。
あの頃は小さい子供を連れての参拝でしたので、気が付かなかったのかも。
またゆっくりと訪れてみたい場所です。
こんにちは。
小樽にお住まいだったことがあるのですね。
今時季、七五三参りに各地の神社を訪れるご家族も多いようですね。
包丁塚は、参道から少しばかり外れた場所にありました。
七五三参りは当然社殿で行いますから、真っ直ぐ参道を歩いていると、確かに気付かないかもしれませんね。
また訪れたいというお気持ちを抱くきっかけとなって良かったです。