先日、「弁当屋さんのおもてなし」のロケ地散策で中島公園へ行ったとき、それに併せて、園内にある、これまでチェックしようと思いながらしていなかったスポットへ行ってきました。
まず最初はこちら。
「放送記念碑」とあります。
刻まれているとおり、昭和3年(1928年)6月5日に、北海道で初めて放送が開始された日とのことですが、それがNHKであるという所がポイントだと思います。
以前、札幌市内にある「民放第一声の地」早い話が「民放の発祥の地」を紹介していましたが、道内の民放ラジオ放送の開始は昭和27年(1月19日)と、NHKよりも実に24年も後のことで、いかに長い間、放送=国営という概念が当たり前であったかが窺えます。
この碑がある場所は↑のとおりですが、当時ここに、NHK札幌放送局の「中島演奏所」があり、最初の放送は「君が代」に始まり、NHK理事長の式辞、当時の北海道庁長官の祝辞などで、現在の豊平区月寒にあった送信所から地下ケーブルで連絡されていたそうです。
その時代に地下ケーブルが既にあったということも驚きですが、月寒にあったという送信所の場所も、突き止めてみたいです。
やがて昭和34年(1959年)9月、大通公園に面した中央区大通西1丁目に新局舎が完成し、中島公園からは撤退しています。
大通に移転した局舎は、既に取り壊され、更地になっています。
どんな開発計画があるのでしょう・・・。
ここにあった局舎の写真がどこかにあるような気がするのだけど、見つけられなかったので、画像をお借りしてきました。
見つけられたら差し替えます。
そしてこちらが、一昨年6月に移転した、中央区北1条西9丁目の新局舎。
札幌でのNHKの歴史を駆け足で辿ってみましたが、放送開始から100周年という大きな節目が間近に迫っているんですね。何か大きなイベントでも行われるのかな。