昨日の続き。
「北1条通」を西4丁目から西へ向かって歩いていたところ、それまでずっと直線だったのが、西20丁目に到達したところで、少しカクっと曲がった形になっています。
ということで、この地図。
昨日の記事で、「大正9年(1920年)6月1日、この『北1条通』が、現在の北海道神宮の場所まで通じ、この通りが『表参道』となった」と書きましたが、実はそれまでは、現在の「北1条通」は西20丁目で行き止まりになっており、札幌神社(当時)へ参拝するには、上の地図のように、ぐるりと迂回を強いられていました。
それが、大正9年に、野菜畑だった所に道路を施工することで道路が繋がり、現在の「北1条通」は、札幌神社の表参道となったということなのです。
現在は高級マンションが立ち並ぶ住宅街。
ここが100年前は一面の野菜畑だったということは、何だか想像がつかない気がします。
西25丁目まで到達。北海道神宮の「第一鳥居」が見えてきました。
反対方向。
こちらからも、道路が直線ではなく、カクっと曲がっているのが分かります。
この「北海道神宮第一鳥居」は、明治28年(1895年)に、札幌軟石(主に札幌市南区で産出される凝灰岩の石材)で造られたのが最初でしたが、昭和3年(1928年)に、外側に銅板を巻いた、高さ8.7mの鉄筋コンクリート製に造り替えられました。
それから約100年、現在も円山地域のランドマークとして、町の発展を見守り続けています。
ということで、更に西へ進み、北海道神宮へ辿り着きました。
「北1条通」を北海道神宮まで歩いたのは初めてだったけど、色々な発見もあり、楽しい行程となりました。