かなり時間が経ってしまったけれど、先月北見市へ行ってきた帰りに立ち寄ったスポットを一つご紹介します。
懐かしい車両が展示されていますね。
「キハ」とは、旧国鉄の車両で「気動車」に分類されるもので、この「キハ22形」は、昭和33年(1958年)に寒冷地仕様として整備された車体です。
「スハフ」とは、客車として用いられた車両の記号で、この「スハフ42」は、昭和26年(1951年)に急行列車の三等座席車として設計、製造されたもので、乗り心地や車内空間の快適さに重点が置かれていたとされています。
で、気になるこの場所はというと・・・。
ここは、北見市の隣の「津別町」にある、旧国鉄相生線の終点であった「北見相生」駅の跡地。
駅舎と車両が、現在もこうして保存、活用されているのです。
かつての駅舎は、現在は、バス待合所として活用されています。
懐かしさいっぱいの駅舎内。
レトロ感を求める鉄道ファンにはたまらないスポットなのでしょうね。
昭和42年(1967年)の時刻表ですか。これは大変貴重です。
「相生線」とは、現JR石北本線の美幌駅から北見相生駅を結んでいた36.8kmの路線で、昭和60年(1985年)4月1日をもって廃止となっています。
貨物車両も展示されています。
旧国鉄時代の歴史を後世に伝える施設として、今後とも大切にされていってほしいものです。
(「北見相生駅跡」の場所はこちら。)