北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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人の流れは変わらない?

2021-05-21 21:31:30 | 日々のもろもろ

新型コロナ 北海道内で過去最多の727人感染 12人死亡(NHK NEWS WEB)

 

札幌・地下鉄通勤、変わらぬ人波 感染不安でも「テレワーク難しい」(北海道新聞)

 

私は今週は、火曜日と今日が出勤日。

火曜日は自転車で行ったので、地下鉄の状況がどうだったかは分からないけれど、今日は、いつもと変わらないように思えました。

朝のニュースで、札幌市内の高校(私立)で時差登校を始めたということが報じられていたのだけど、見たところ、高校生の数もいつもと変わらないようだったし、私はいつも、密を避けるために先頭車両に乗っているのだけど、真ん中あたりの車両の混み具合も、これまたいつもと変わらないように見えたなあ。

私も先週からテレワーク主体になっているのだけど、いくら自宅から職場のPCが遠隔操作できるようになったとはいえ、自宅でできることはまだまだ限られているのが実態。

二つ目のリンク記事の、会員専用のパスワードでログインしないと読めない部分に、「オフィスの仕事を単純に自宅に持ち込めるわけではない。環境整備だけでなく、業務全体の見直しが必要」という、労働問題の専門家の談話が載っているのだけど、正直私もそう思います。

まあ、そこは自分で工夫しながらやるけれど、正直それにも限界がある気がするし・・・。

来週は火曜日と木曜日に出勤の予定だけど、どうなることやらですね。

それ以前に、本当にこれ以上の感染拡大が起こらないようにということの方が重要ですが。

 

 

ここ最近は札幌も気温が上がり、部屋の中に熱が籠りやすくなっているのだけど、そういう場所でテレワークをしているせいか、出勤日と比べると、テレワークの日の方が、夕方の体温が高くなる傾向にある。

先日新調したこの体温計は、1分ほどで「予測体温」が表示され、10分ほどで「実測体温」が表示されるんだけど、室内に熱が籠った状態で検温すると、「予測体温」が37℃近くなってしまうこともあるので、なるべく窓を開けて外気を取り入れるようにしています。

実際、外気を取り入れ、涼しくなった状態で検温すると、「実測体温」が36.5℃前後と、大体平熱になるので、そういう点においても、やっぱり換気って大事なんだなと実感しています。

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琴似神社~2~

2021-05-20 18:47:10 | 札幌

 

「琴似神社」には、所謂「境内社」が幾つかあります。

じっくり見て歩くのは初めてなので、全く意識したことはありませんでしたが、この機会にチェックしてみます。

まずはこちら、「報徳神社」とありますね。

 

 

 

昨日触れた「武早智雄神」について、自分のルーツでもあるので、もっと調べてみたいと思うようになりましたが、この神社が、私の祖先も含め屯田兵240名が祭神として祀られていることも、今回初めて知りました。

書かれているように、ここに祀られている御霊の働きによって今の琴似があるのだということは、しっかりと噛み締めねばと思います。

 

 

続いてこちら。

 

 

「琴似天満宮」とあります。

「天満宮」というと、何と言っても有名なのは、福岡県の「太宰府天満宮」だけど、ここもまた、大宰府と同じく、「天神様」こと、かの菅原道真公が祀られています。

 

 

太宰府天満宮と菅原道真といえば、牛車にまつわる伝説が有名ですね。

一昨年の正月、「ブラタモリ」の太宰府天満宮編(「鶴瓶の家族に乾杯」とのコラボ番組)で紹介されたのが印象に残っていますが、「車を牛に引かせて、牛の行くままに任せ、牛の止まった所に葬ってくれ」との道真の遺言により、止まった地を墓地として定めたという伝説があるそうで、他にも牛にまつわるエピソード、伝説は数多くあるようですが、このようなことがきっかけで、全国各地の天満宮には、「御神体」ならぬ「御神牛」が置かれるようになりました。

現在、琴似天満宮の御神牛は、新型コロナウィルス感染対策のため、直接触れることはできませんが、なでることで、学業に関する御利益があるそうですので、早くまた、多くの参拝者が安心してなでられるようになってほしいですね。

 

 

 

境内社ではありませんが、気になる石碑を見つけたのでチェック。

屯田兵が入植した当時、開拓使は、彼らに生活力を持たせるために、作物の自給自足と独力での養蚕を奨励しましたが、現在の西区役所の近くにあった屯田兵の子孫の方の旧宅から、古い養蚕室の板倉が発見されたことを記念して、この碑が建てられたそうです。

これもまた、今日の琴似の発展の礎を後世に伝えるものということなんですね。

 

 

 

 

 

最後に、境内社をもう一つ。

「天之御中主大神(あめのみなかぬしおおかみ)」という、日本神話の「天地開闢(かいびゃく)」、世界の始まりに登場する神が祭神として祀られており、社名のとおり、安全(交通安全、家内安全etc)に関して御利益があるとされています。

車を新調した人とか、新たに家族を築いた新婚さんなんかが訪れているのでしょうかね。

 

二回に亘って、私の祖先が入植した地、琴似の歴史を今に伝える場所、琴似神社を紹介してみました。

今まで知らなかったことばかりだったので、ますます琴似への思い入れが強くなった気がします。

 

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琴似神社~1~

2021-05-19 19:31:15 | 札幌

 

札幌市西区にある「琴似神社」。

敷地内に、北海道の有形文化財に指定されている「琴似屯田兵屋」がある関係で、それに絡めて紹介したことはあったけれど、神社そのものを紹介したことは今まで一度もなかったことに気が付いたので、ここで紹介しておこうと思います。

 

 

 

「琴似神社」は、明治8年(1875年)、この地に屯田兵として入植した240戸の有志が、臥牛城(現在の宮城県亘理町)城主「伊達成実」(だてしげざね・伊達政宗の重臣)を「武早智雄神」(たけはやちおのかみ)として祀り、「武早神社」を建立したのが最初とされています。

屯田兵有志によって築かれた神社を「屯田一宮」と称することがあるそうで、鳥居に掲げられているこの桐の神紋は、その「屯田一宮」を示す、いわばシンボルマークのようなものであるそうです。

 

 

 

最近、神社へ行くと、狛犬に注目するようになりました。

こちらの狛犬は、ちょっと怖い感じもするけれど、未開の地で開拓に当たった屯田兵に縁の神社ということで、何だか勇ましさのようなものを感じます。

 

 

 

平成10年(1998年)まで、この地にこのような記念塔があったとのこと。

その頃にも何回か来たことはあったと思いますが、ちょっと記憶にはなかったです。

でも、こうして跡地であることが残されているというのは、良いことだなと思います。

 

 

 

平成の天皇陛下御即位を祈念するものだそうです。

 

 

いよいよこれから、本殿へと近づいていきます。

 

 

 

ここでもまた、先程と同じ表情の狛犬がお出迎え。

 

 

 

 

先程書いた「武早神社」としての創建の後、明治30年(1897年)に「琴似神社」と改称し、明治44年(1911年)には、「札幌神社」(現在の北海道神宮)から、大国主大神の分霊を授かりました。

その後、大正4年(1915年)に「村社」(明治時代に制定された神社の社格の一つで、一地方の氏神として仰がれる社のこと)となり、現在地に移転。昭和43年(1968年)には、伊勢神宮より、天照大御神と豊受大神の分霊を授かりました。

現在では、先程の「武早智雄神」の他、「天照大御神」、「豊受大神」、「大国主大神」、「土津霊神」の五柱が祀られています。

「武早智雄神」について調べていたら、「そういえば、自分のルーツである宮城県亘理町ってまだ行ったことなかったなあ」ということに思い至りました。

コロナが収束(「終息」が理想だけど)して、そうですね、40代のうちを目標にしてみようかな。

 

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金山PA

2021-05-18 19:56:45 | 札幌

 

札幌市郊外の住宅地。

左側に、何やら柵のようなものが見えます。

 

 

「緊急車両出入口」ということは、もしかすると、柵の向こうは高速道路?

にしては、その横の「お客さま駐車場」の表記が気になります。

 

 

ん?この門扉は・・・?

 

 

 

「必ずお閉めください」ということは、要するに、開けっ放しにするなということで、人が開けること自体はOKということなのね。

「NEXCO東日本」は、御存知の通り、高速道路を管理する機関。では、この先には一体何が・・・?

 

 

と、もったいぶってしまいましたが、門扉の先にあるのは、札幌と小樽を結ぶ「札樽(さっそん)自動車道」の唯一の休憩施設である「金山PA(下り)」。

高速道路のPAって、高速道路を走っていないと入れないというイメージがあるけれど、ここは、住宅街から徒歩で来ることができる、ちょっとした穴場スポットなのです。

一昨年、「発見!タカトシランド」で、タカさんと、ゲストの坂下千里子さんが、住宅街を彷徨った末に先程の門扉を発見し、中へ入ってここを紹介していたのが印象に残っていたので、私もちょっと行ってみた次第です。

因みに、一般道や住宅街からも出入りできるPAというのは結構あるようで、私は25年前、社会人1年目で滝川市に住んでいたとき、道央自動車道の「砂川ハイウェイオアシス」に自転車で乗り付けて、中へ入ったことがあります(当時まだ車は持っていなかった)。

 

 

中は、売店の他に、小さなフードコートもあるので、今度食べに行こうと思います。

 

 

 

 

 

住宅街の跨道橋から見た高速道路とPA。

土曜日の朝早い時間帯だったので、通行量もそれほど多くなかったけれど、高速道路をこういう位置から見る機会はそうそうないので、そういう点でも、貴重な穴場スポットだなと思います。

 

 

最後に、全然話は変わるけど、最近、「へぇ~そうなんだ」と思った話を一つ。

毎日ニュースで取り上げられているワクチン接種の問題で、先日、臨時に開設された窓口で予約を済ませたという女性が、NHKのニュースのインタビューで、「自分は機械音痴(で、オンライン手続きが不安)なので、ここで手続きができてよかった」ということを口にされていたのだけど、このニュースを見て、「『機械音痴』って、放送OKな言葉だったんだ」と思いました。

この女性のように、自分で自分のことを言うならいいのかもしれないけど、何となく、差別的というか、蔑視的な表現のように思っていたので、もしかして放送NGなのかなと勝手に思っていたのだけど、NHKが、それも字幕スーパー付きで放送したということは、そういうことではないということだったんですね。

一つ勉強になったけど、人に対して不用意に使わないよう注意すべき言葉ではあると、私は思います。

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西本願寺札幌別院

2021-05-17 18:26:25 | 札幌

これまで全く知りませんでしたが、札幌市内に数ある寺院の中に、「札幌五大寺」と呼ばれる寺院があるそうです。

「真宗大谷派札幌別院」(いわゆる「お東さん」)、「中央寺」(曹洞宗)、「経王寺」(日蓮宗)、「新善光寺」(浄土宗)の四つのお寺と、そしてもう一つが・・・、

 

 

こちら、中央区にある「浄土真宗本願寺派札幌別院」。いわゆる「お西さん」のお寺です。

「五大寺」というのは、札幌市内の寺院の中で、それぞれの宗派の中心的存在であることから、いつしかそう呼ばれることになったそうです。

 

 

「お西さん」こと「西本願寺」の北海道での歴史は、安政年間、石狩国札幌郡に設置された「西本願寺札幌出張所」が起源とされており、明治12年6月、すすきの(中央区南4条西5丁目)に、「札幌本願寺別院」、別称「薄野別院」は設置されました。

東本願寺が札幌に先鞭をつけたため、西本願寺は、当初は函館を拠点としていましたが、、道庁が札幌に置かれたことで、札幌での活動が本格化されました。

そういえば、函館にもありましたね、西本願寺の別院が。(こちら

現在のこの別院の建物は、昭和37年(1962年)、旧制札幌第二中学校(現在の札幌西高校)跡地である現在地に移転しており、当時としては大変珍しい、鉄筋コンクリート造りの堂宇が特徴となっています。

その二年後には、隣接する敷地に、系列の「札幌女子高校(現在の札幌龍谷高校)」が開校しています。

 

 

「下がり藤」と呼ばれる、浄土真宗本願寺派の宗紋。

明治31年(1908年)、本願寺第22代宗主・鏡如上人(大谷光瑞師)が、九條籌子(かずこ)さんという女性と結婚した際、籌子さんが持参したのが、この「下がり藤」の紋所で、明治36年(1903年)5月、鏡如上人の伝灯報告法要の際に、記念の「五條袈裟」が制定され、その紋所として「下がり藤」が用いられるようになったとのことです。

 

 

 

本願寺派の開祖である親鸞聖人の像。

 

 

 

 

4月の下旬に行ったので、ちょうど桜の開花時期でした。

 

 

「下がり藤」を宗紋としているお寺ですが、小さいながら藤棚が設置されていました。

綺麗に咲いている様子も、ぜひ見てみたいです。

 

「札幌五大寺」最初の訪問地は、職場から近いこちらの場所となりました。

残る四つのお寺も、緊急事態宣言解除後に、行ってみることとします。

 

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