札幌から車で1時間ほどの、国道274号沿いにある道の駅。
長沼町にある「道の駅 マオイの丘公園」です。
表示板に書いてあることと重複しますが、この道の駅は、平成8年(1996年)8月5日付けで、表示板には国土交通省とありますが、当時の建設省の認可を受けた、道内で37番目の道の駅です。
最近、仕事で長沼町に行く機会が多いのだけど、道の駅の名前にもなっている「マオイ」という名前、恐らくアイヌ語なんだろうなあと思って調べてみると、アイヌ語の「マウ・オイ」=「ハマナスの実の多い所」というのが由来なんだとか。
ハマナスというと、海岸に咲く花というイメージが強いけれど、長沼町は海からは遠く離れた場所なのに、ハマナスなんて咲いているのかと思ったところ、隣接する由仁(ゆに)町という町では現在でも見られるのだそうで、この近くを流れていた川が沼に繋がる河口付近の砂州に、ハマナスの一大群生地があったのだそうです。
ところで、道の駅の「マオイ」はカタカナなんだけど、実は、このように漢字表記をする場所もあります。
では、何故、このような「馬追」という漢字表記になったのかなというのが疑問なんだけど、この表記と読みで思い浮かぶことに、福島県の有名な「相馬野馬追」があります。
これは、かの平将門が、野に放たれた馬を敵の兵に見立てて、その馬を追いかけることで軍事訓練としたことが由来とされているようですが、そのことと、この漢字表記には何か関連があるのかなと思って調べて見たところ、特段「これ!」という回答には出会えませんでした。
何かあるとすれば、地図の周辺に「馬追(「うまおい」とも読む)丘陵」という一大丘陵地帯があることから、そこに馬が放たれている様子を想定して、地名の由来とは特段関係のない字を充てたということなのかなと思うけど、実はこれ、今日仕事で長沼に行ったとき、同僚との会話で出てきた話だったので、これはぜひとも調べねばと思い、予鈴として記事にしてみました。
緊急事態宣言も明け、図書館も普通に本の閲覧などができるようになったので、調べてみたいと思います。