第10回 さいたまシティカップ
2017年2月12日(日)13:30キックオフ
浦和駒場スタジアム(テレ玉)
浦和レッズ 1 - 1 FCソウル
早くも今シーズンが始まる浦和レッズ。地味な大量補強を遂行したその狙いは、完全なるターンオーバーの実現に他ならない。もちろん、選手が変われどサッカーは変わらず。ミシャ監督はそういうチームをふたつ作りたいのだろう。そんなことが本当にできるのか?今年は選手のパフォーマンスに加えて、監督の選手起用にも注目したい。
興梠
武藤 李
菊池 阿部 柏木 関根
宇賀神 遠藤 森脇
榎本
前半は昨年のレギュラー・メンバーが中心ということもあって、サイド攻撃からフリック&スルーという、見慣れた展開に終始した印象である。相手のFCソウルのプレスも早かったので、思ったほど上手くは行かなかった。それでも、まずはこんなもんだろうという感じ。さすがにGK榎本は落ち着いていたし、左サイドの菊池もまずまず。
ズラタン
矢島 オナイウ
駒井 青木 長澤 平川
槙野 那須 田村
岩舘
後半は新メンバーを中心としたチームに総入れ替え。その新メンバー達は、前半のメンバーがやっていたプレーを忠実に再現しようとしていたように思う。柏木君の役割を担っていた長澤のプレーは、否が応でも目につくことになる。そこを比較されると辛いものがあるが、それなりの存在感を見せていた。逆に差が出たのが攻撃陣の連携であった。ズラタンなのかオナイウなのか、どうも基点が定まらない。矢島がかわいそうなくらい浮いてしまった。
メンバーの組み合わせは、まだまだ変わるだろうが、バリエーションがありすぎるというのもかえって難しい。ラファエル・シルバに梅ちゃんだって高木だっているわけで、中盤は選手を使い切れるのか?という心配までしてしまう。今シーズンの楽しみは、そこに尽きるような気がする。