龍の尾亭<survivalではなくlive>版

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ヒドい話。 福島健康調査:委員発言、県振り付け…検討委進行表を作成」毎日新聞

2012年10月05日 16時26分13秒 | 大震災の中で
これは愚民政策か、そうでなければ面倒を避ける自己保身。あるいは組織防衛かな。

そこにいたのは、一部のお偉いさん以外は福島県民でしょう?
どうして、県民の健康管理の会議ににシナリオを描いてしまうんだろうね。
しかも秘密会議を事前に開いた上に本会議の誘導を企図してさらに口止めするとは。


あり得ない。
役人の予定調和の貧困を、いったいどうすれはいいのやら。


県民健康管理調査について専門家が議論する検討委員会で、議事進行表を事前作成

http://mainichi.jp/select/news/20121005k0000m040112000c.html

 東京電力福島第1原発事故を受けて福島県10+件が実施中の県民健康管理調査について専門家が議論する検討委員会を巡り、委員が発言すべき内容などを記した議事進行表を県が事前に作成していたことが分かった。調査結果への見解における「結語」(結びの言葉)が記され、「SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)再現データの質疑に終始しない」と求める記載もあった。県の担当者は毎日新聞の取材に「そうしたものを作ったかもしれない」としつつ、内容に対する明確な回答はなかった。


國分功一郎「退屈しのぎを超えて」

2012年10月02日 07時21分52秒 | 大震災の中で
本日(2012.10.02)付けの朝日新聞朝刊で、
「師匠」國分功一郎インタビューが掲載されています。

政治を話そうインタビュー
「退屈しのぎを超えて」

日本では政治もまた記号的に「消費」されてきた。
人間はそういう「暇潰し」をする。

だが危機において人はむしろ「動物的」に思考することになるだろう。
3/11以後、それは決定的だ。
気がつけば、「本当に民主主義でいいのか。そこまで考えざるを得ないほど、政治の制度疲労は厳しい」と批判した上で、政治家には「思想」が必要だ、
という。

また、個別の問題ごとにひとが危機において「動物的に」真剣に考えていることを、カタチにしていく仕組みが必要だ、
とも。
デモもそうだが、その次が考えられなければならない。
そのとき「個別に」が大事。

だからこそ、市民は立法権にかかわる権利を数年に一回投票で示すだけでは足りない。

行政権に市民が参加する方向がたいせつ。


そんな流れのお話でした。

この「動物的」ってのはドゥルーズの「姿勢」ですね。

安倍晋三を「思想」なきイメージの政治家にすぎないと斬る視点、納得。
ぜひご覧くださいませ。