風月庵だより

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アインシュタインは嘆いている?

2009-04-21 13:00:16 | Weblog
4月21日(火)曇り【アインシュタインは嘆いている?】(下の畑を見ているルナ。このように「何か」が下界を見ているのだろうか?)

昨日、ある科学者の随筆を読んでいたら、次の一文に出会って、あらためて驚きをおぼえたことがあります。

「相対性理論を発表した彼の論文も実は欠陥だらけで大部分は理解不能、しかも間違いが多いので有名です。「これを書いたやつは頭が悪い」と周囲からけなされた論文で、しかし、その中のごく一部にE=mc²(エネルギー[E]と質量[m]は変換可能)という、原子爆弾開発のもととなった有名な方程式が記されている。(『アホは神の望み』松本和雄著、サンマーク出版)

アインシュタインについて書かれた箇所です。アインシュタインが学校時代落ちこぼれであったことを紹介しているわけですが、私があらためて、かなり昔の経験を思い起こして驚いたのは、「原子爆弾開発のもととなった」理論を考え出したのは、やはりアインシュタインだというところです。

私が単に霊界交渉と勝手に呼んでいる経験ですが、あるとき、「アインシュタインが、原子爆弾を自分の理論によって造り出されたことを嘆いている」というメッセージを受けとったことがあったのです。それまで、私は原子爆弾に関する知識はそれほどありませんでした。アインシュタインの理論がもとになったのか、本当かしら、私のメッセージの受け取り間違いではないかと思いました。それからアインシュタインの相対性理論が書かれている本を読みましたが、理解できませんでした。

この度、この一文にであって、またあらためて、その時のことを思い起こしたのです。やはり、アインシュタインの理論が原子爆弾のもとになったこと、間違いのないことです。どなたでもご存じのことしれませんが。

しかし、アインシュタインが死後も嘆いている、としますと、人間には死んだ後に、霊界のようなものはあるということになってしまいます。輪廻転生について、釈尊の教えとして、『雲と風と月と』に書きましたが、それは少し違います。しかし、どんなであってもやはり、生きている間、あまりあこぎなことはしないほうがよい、とあらためて思った事です。この前のログで商人僧について書きましたが、僧侶でありながら、人びとを苦しめているようなあり方は、大いに死後を心配しなくてはならないかもしれません。

今日は、和歌山毒物カレー事件の最高裁の判決が下されます。容疑者は犯行を否認していますから、真実は犯人しか知り得ないこと、とほくそ笑んでいるでしょうが、天知る、地知る、己知るです。「死んだらおしまい、生きている間だけの人生さ」と、思うことは大きな間違いだということを、全ての人は知った方がよいのではないでしょうか。

私自身、反省しなくてはならないことの大いにある人生です。洗い清めて旅立ちたいと願っています。しかし、後から後から反省すべきことがでるので、死後、さらに励まされ、懺悔して旅立つということでしょう。49日の間懺悔文を僧侶とともにとなえる意味があるのです。

*付記:帰りに、駅の売店で夕刊を買いました。毒物カレー事件の判決を読みたいと思ったのです。いつもは毎日か朝日を買うことが多いのですが、今日は、東京新聞を買いました。毒物カレー事件の判決は出ていませんでした。夕刊に間に合わなかったのでしょう。その代わりに、アインシュタインについての記事を見つけました。「放射線」というコーナーで、マイケル・ファラデーという科学者についての記事の中です。このファラデーという人は半導体、電磁誘導の法則、ベンゼンの発見などをした人だそうです。この人の苦手は数学だったそうで、アインシュタインも数学は得意とはいえず、一般相対性理論の数式化はグロスマンという友人の数学者の助けを借りたのだそうです。
こんなことを、内田麻理香先生という方が書かれていた。丁度、アインシュタインについて、私もログに書いた日なので、面白い符合なので、書き添えておきます。