風月庵だより

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16年前の事

2011-01-18 22:06:18 | Weblog
1月18日(火)晴【16年前の事】

毎日寒い日が続いていますし、乾燥がひどいですから、皆さんは風邪など引いてはいませんか。(私は珍しく2年以上風邪を引いていません)

さて、昨日で阪神淡路大震災から16年がたちました。6343人もの方がお亡くなりになったのですね。

あの日の朝のことは、私も鮮明に覚えています。

先師がご存命の頃で、暁天坐禅と朝課をつとめて、部屋に戻られてから、テレビのニュースをご覧になった先師が「大変なことが起きたようだ」と教えて下さったのです。

段々に報道されるお亡くなりの人の数が増えていき、少しずつ様子が分かってきて、本当に大変なことが起きていることを朝参でも話していたことを思い出します。

16年たって、震災に遭った方々の生活も、だいぶ落ち着いてきたことでしょうが、失った家族のことは、片時も忘れられないことでしょう。

私もこの日の朝、お話をした先師のことは、いつも思い出されます。

16年たちますと、随分いろいろな変化が誰にでもあることでしょう。受け入れがたい変化もあるでしょうし、よかったという変化もあるでしょう。

神戸の町は随分復興したそうですが、復興から取り残されている人たちも、またいることでしょう。懐かしく16年前の1月16日までの町を思い出していることでしょう。

こもごもの思いの中で、16年目の日を昨日は迎えました。
お亡くなりになった方々の冥福を祈るばかりです。