1月16日(土)晴れ【追悼 スキーバス転落事故】
あまりに痛ましい事故で、冥福を祈るばかりです。あの18号線は、今から30年以上前、私は歩いたことのある道です。名古屋から歩きましたので、長野県側から歩いたのですが、群馬県側からですと、やっと七曲りの登り道を終わって、これから下りのカーブが始まるというところです。
ドライバーも不慣れな運転で、暗闇の曲がりくねった道をやっと上り終ったところで、疲れ切っていたピークだったのかもしれません。慣れているドライバーでもあの曲がりくねった道を運転するのは一苦労でしょう。
真っ暗闇の、寒い山の中で、若者たちが命を終えてしまいました。このような此の世の命の終わり様は、若者たちには受け入れられないことでしょう。しばらく自らの死を理解することはできないでしょう。まして、夜中でしたから睡眠中の出来事なので、しばらくは夢のなかにいると感じているかもしれません。
嘆き悲しんでいるご家族の姿や、これからお通夜やご葬儀や、自分のために営まれる一連の死出の見送りを受けて、段々に死を受け入れざるを得ないでしょうが、受け入れることはかなり大変なことと思います。
宗教者の役割は大きいと思います。この若者たちの見送りは、ご葬儀だけでは十分ではないと思います。しばらくは鎮魂の語りかけが必要と思います。
尾木先生のゼミの学生さんもいたようです。この先生とは、大学時代同期でした。
長く生きていますと、どこかでつながりがあります。まして自分が若いころに行脚した道程で起きた事故です。
ひたすら冥福を祈るばかりです。まだまだやりたいことが山ほどあったことでしょう。