1月26日(火)晴れ【蕗のとう】
雪の下に蕗のとうが出ていました。早速てんぷらにしてご馳走になりました。
これから春は苦い野草がでてきます。夏の暑さに負けないためにも、苦い野草を天然のサイクルから少量頂戴することは健康のためにとてもよいそうです。そのうちタンポポの根のきんぴらもできそうです。
皆様、雪の影響はいかがでしたか。「香炉峰の雪は簾をかかげてみる」などと、優雅なことを言っている暇はほとんどの皆様にはなかったことでしょう。こういう時、茶の湯などをお稽古なさっている方は、どうしてもそのような優雅をお楽しみになるお席になることでしょう。床の間には雪に因んだお軸などをかけて、ひと時の優雅をお楽しみになるのでしょう。
私もそんな時間を持ちたいものだと思います。が、今はそのような余裕はまったくありません。余裕を持つ、心の余裕がないのです。どんなに忙しくても、心の余裕があるようでなくては、僧侶としては未熟ですね。
せめて雪の下から覗いていた、蕗のとうをてんぷらにあげて、母と、近所の一人暮らしの檀家さんに持って行って、早春を楽しみました。
(写真はあらためて今朝撮ってみました。雪がかなりザラメのようになっていますね。)