12月17日(金)曇り【永平寺ご本葬】
昨日は、永平寺第七十九世慈航玄徳禅師絶学諦法猊下のご本葬がありました。
この度、恐縮ながら尼僧団の代表の一人として隋喜させていただきました。コロナ禍の状況ですので、随喜は限定されましたが、それでも永平寺の広い法堂に隋喜の僧侶並びに信徒の方々で一杯になりました。秉炬師をおつとめくださったのは、總持寺紫雲臺石附周行猊下です。
小林昌道監院老師の采配(という表現でよいのか?)の下、大変細かい点にまで配慮された素晴らしいご本葬でした。司会解説は、はっきりとしていて分かりやすく、在家の方々も理解することができたであろう内容でした。七十九世猊下のお人柄が、荘厳のなかにも身近に感じられる解説で、全員が心を合わせてお見送りできる、本当に血の通ったご本葬でした。ご解説くださった方は、新しく副監院に就任なさった西田正法老師だということです。
(私は本日、ご葬儀があり、少々疲れ果てていますので、一筆ご報告までにて失礼いたします。)
(私的なことですが、この度、重い荷物などをお持ちくださりご案内くださったご僧侶は、私が平成28年に焼香師をさせて頂いたとき、本山の係としてお世話になった方でした。やはりご縁は不思議にめぐっていると思った次第です。)
あまり写真は撮れませんでした。祭壇は撮らせていただきましたが、掲載は遠慮いたします。
苔むした右の写真の右端は、承陽殿です。