風月庵だより

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色即是空を考える

2024-09-21 15:09:04 | Weblog

9月21日(土)曇り【色即是空を考える】

今日は、少し曇りがちで多少暑さをしのげる感じがします。朝もお彼岸でお参りの方が多かったです。法事の方々も楽な感じでよかったです。

さて、この頃つくづく『般若心経』は素晴らしいと思っています。『般若心経』に関する本は、数えたら40冊近くありました。ほとんど読んでいますが、頭で読んでいました。と思います。心底読んでいなかった。

色はすべての形ある物質や現象、この体も色で、これは理解しやすいです。

空の理解が、というよりも説明が難しすぎる。サンスクリット語で(シューンヤ サンスクリット語のスペリングの表記ができないので失礼)は、「恒常的な実体がない」と説明されます。

どうもピンとこない、しかし、空を縁起と訳されたら、よくわかりました。

もっとくだいていえば、例えば、人間の体も食べ物や諸々の縁でできている、「色」であるこの体は、「空」なくして存在しえない。

こんな風に理解したら、私は色即是空を納得したというだけのことです。当たり前のことで恐縮ですが、ちょっと一筆。

(中秋の名月でした。この写真を見て、友人は、龍のしっぽがお月様をかこっているようだ、と言っていました。)

(これは二人の天人がお月様の周りを踊っているような感じとも見えました。やはりお月様と雲の競演は素敵です。)



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