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本屋の中を見て歩いていたら、《ローマの休日を見るだけで英語の基本が身につく》、という本が目に止った。この映画、30年と10年ぐらいに前にTVとレンタルDVDで2回見たことがある。その時、オドーリーヘップバーンの大きな瞳とキュートな笑顔が印象的で、思わずストーリーに引き込まれていた。この映画で英語をマスターできれば面白いかもしれない。定価は1620円、英語が身につかなくてもDVDを買ったと思えば損はないだろう。そう思って買うことにした。
中学高校の各3年間、大学の2年間と併せて8年間英語を習ったのに、全く身についていない学科が英語である。高校時代、数学、幾何、物理が得意科目で、英語、社会(日本史、世界史等)や化学は苦手科目、その得意不得意は極端だった。例えば得意科目が80~90点だとすると不得意科目は30~40点、平均して60点という感じだった。もう少し不得意科目が克服できていたら、自分の希望する大学にも行けたのに、と思ったこともある。
結局人生70を越して今まで、英語を使う機会はなかった。唯一アメリカに研修旅行に行ったときにそのチャンスはあったが、結局通訳に頼りきりになってしまった。だから土産を買うときだけ「How much?」程度しか使わなかったように思う。そして帰りにハワイに立ち寄り、ワイキキの浜辺で地元の女の子が隣に座ったとき、勇気を振るって、「How old are you?」と聞く。すると彼女は「thirteen!」と答えてから、ベラベラと喋り始めた。しかしそのスピードに何を言っているのか理解できず、「I can't speak English very well.」と答えて逃げたことがある。それ依頼英会話とは無縁である。
英語に対する苦手意識、それを克服する人生最後のチャレンジなのかもしれない。目標は東京オリンピックまでの4年間、その時多少でも外人と話せれば良い。そう思ってレッスンを始めた。
本には、実生活に必要な生きた本物の英会話を効果的に習得するには映画が良い。その中でも「ローマの休日」が教材として最高だろう。なぜならストーリが断然面白い。そしてすぐに使えるフレーズが満載で、楽しみながら飽きたり挫折したりせず、長続きできると書いてある。
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DVDは日本語字幕、英語字幕、字幕なしの3パターンから成り立っている。まず日本語字幕を観てストーリー展開と大雑把な会話の内容を確認する。それから英語字幕で観て、英語を確認する。さらに本に書いてある英語のセリフと日本語訳を見て、分からなかったり聞き取れなかった部分を確認していく。そしてスピードになれ、ある程度聞き取れるようになったら、字幕なしで英語の音声だけで映画を楽しむ。
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買ってから日本語字幕で3回、英語字幕で3回ほど観た。ストーリや会話の大雑把な内容は大体分かった。しかし英語の簡単なフレーズは聞き取れるが、長い会話は何個かの単語しか聞き取れない。まあ5回目より10回、10回目より20回とだんだん会話のスピードに慣れてくるのだろう。そして聞き取れる単語も多くなり、最終的には字幕なしで楽しめるのかもしれない。極端な話、本に書いてあるセリフを暗記し、映画を100回観ればそれは可能であろう。果たしてそこまで自分の意思が続くかどうか、それが問題である。
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