Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

石川・富山県境、大笠山登山

2014年11月03日 | 山歩き

10月26(日)          天気=晴れ

06:03桂湖登山口→ 06:40かがみ岩→ 08:18~271552mピーク(アカモノ頂き)→ 08:58水場→ 09:26奈良岳分岐→ 09:30~09:58大笠山→ 10:18~21水場→ 10:47~511552mピークアカモノ頂き→ 11:56かがみ岩→ 12:30桂湖登山口

 

 大笠山登山コース

 去年の4月残雪を伝って白山山地の笈ヶ岳に登った時、北隣りに聳える大笠山が実に雄大な姿で印象的だった。その大笠山へは美しい風景の桂湖から登山道が通じている。

 AM6時前に桂湖の登山口に着いた。既に名古屋ナンバーの車が3台停まっており、中高年十数名の団体が出発するところだった。

 大笠山登山口(下山時)

 登山口には4~5台分程しか駐車スペースが無く、私の車は彼らの後ろに停めさせてもらう。この登山道はガイドブックの説明ではコースタイム9時間とハードな道程、気を引締めて出発する。

 出発してすぐに鉄製の吊り橋を渡り、いきなり急な岩場のハシゴ登りが連続して続く。そのハシゴを登り追えた場所で、先程出発した名古屋の団体さんが休憩していたので先に行かせてもらう。

 登山口近くの鉄製吊り橋(下山時)

 此処からは標高1500mのピークまで高度差900mの長い急登が続く。キツイ登りだが道がよく整備されているので順調に高度を稼いで行く。標高1300mまで登ると傾斜が緩んでくる。その先は小さなピークを三つ越えて行く。3番目のピークアカモノ頂き(1552m)に着くと一気に展望が拡がり大笠山が初めて姿を現した。その左手には笈ヶ岳がドッシリと聳えている。

 標高1300M地点付近から大門山方面

 アカモノ頂きから笈ケ岳

 同じく大笠山

 登山道沿いのブナの木

 

 此処から一旦降って小さなアップダウンを繰返し、いよいよ大笠山へ向け最後の登りに入る。しばらく登ると小さな広場がありホースから清涼な水が迸っていた。此処には以前避難小屋があったそうだが、今はベンチが一つあるだけだ。

 大笠山へ最後の登り

 避難小屋跡地の水場

 この先でロープが張られた急坂を越えグングン高度を上げて行き、水場から約30分で山頂稜線の一角、奈良岳分岐に着いた。分岐から僅かな距離に真新しい避難小屋があった。室内外とも大変綺麗で感心した。これなら快適な一夜が過ごせるだろう。但し水が無いので、下の水場から持ちあげねばならない。

 山頂間近の奈良岳分岐

 綺麗な山頂避難小屋

 避難小屋から5分も掛からずAM9時30分大笠山(1822m)に到着した。誰一人居ない山頂は360度の展望で素晴らしい眺めだ。東は遠く立山~剣の山波、西は日本海と金沢市街地、南は尾根伝いに笈ヶ岳とその奥に白山、北はこれから登る大門山、食事がてらしばらく眺望を満喫する。

大笠山山頂

 山頂から東に遠く立山~剣岳

 山頂から西に日本海と金沢市街地

 山頂から南に笈ケ岳と奥に白山

 山頂から北に避難小屋を望む。

 30分程滞在し、山頂を後にする。確か登山口から山頂まで6.2キロと標識に記されていたが下山の道も長い。水場を過ぎた辺りで名古屋の団体が登ってくるのに遭遇した。このペースだと彼等が山頂に着くのはお昼頃になるのでは、

 団体の一人の女性が「あとどれくらいですか?」と問うてきた。この質問はよく聞かれるが返答に困る。どれくらいかかるかはその人の脚次第、「脚が止まれば永久に着かないよ。」と言いたいが「かなりありますね。」と答えておいた。その後も単独の男性が二人登っていったが彼らは明るいうちに戻って来れないのでは、まあ道は明瞭だからライトさへあれば迷う事はないだろうが。

 標高1500m付近の小さなピーク

 下山の道から見る桂湖

 登山口へ戻ったのは12時半、存分に歩いた満足感ある山行だった。早く温泉に入って疲れた身体を癒したいと道の駅「白川郷」に行ったが、此処は観光客で大賑わいだが肝心の温泉が無い。

 温泉があるのは十数キロ南の道の駅「飛騨白山」だった。此処には日帰り温泉「しらみずの湯」が併設されている。料金600円で食堂もあり、風呂上りに早速生ビールを頂く。此処のホルモン定食は美味でビールと実に合う。アルコールが入ったので当然運転は出来ず今宵はこの道の駅で車中泊とする。夜中空を見上げると素晴らしい星空だった。

 

コメント
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