Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

信州遠山郷、熊伏山登山&観光

2014年11月09日 | 山歩き

11月7日(金)   天気=晴れ

11:43車道ゲート→ 12:35~39登山口→ 12:57~13:00青崩峠→ 13:30青崩ノ頭→ 13:54前熊伏山→ 14:05~20熊伏山→ 14:30前熊伏山→ 14:44~47青崩ノ頭→ 15:06青崩峠→ 15:20登山口→16:25車道ゲート

 熊伏山登山概略図

 

 計画では7日観光で明日熊伏せ山に登る予定だったが、天気が下り坂なので急遽今日に変更した。S夫妻、 I 夫妻と合流し2台の車で向かったが、遠山郷青崩峠近くに聳える熊伏山までは思ったより遠く登山口近くにはお昼頃になってしまった。しかも登山口の数キロ手前でゲートが閉じ道が遮断されていた。「これじゃ登山は無理、今日は観光にしよう。」と諦めかけたら、「我々は行ける所までノンビリ歩くからF君は自分のペースで登ってきなよ。」と I さんが言ってくれたので、その言葉に甘え単独で出発した。

 登山口に至る車道

 道はアチコチ崩壊し補修もなされておらず、これじゃ通行止めも無理は無い。ゲートから約50分で登山口に着いた。ここから青崩峠まで遊歩道が延びているが、全く手入れがなされておらず落葉に埋もれ歩き辛い。古びた簡素な造りの青崩神社を通過すると、その上に青崩峠があった。

 車道終点の登山口

 峠へ至る遊歩道

 案内板によると、この峠道は「塩の道」とも呼ばれ往年は多くの旅人が行き来したのであろうが、色づく木々の下に静まりかえり今その面影は無い。

 青崩峠

 此処から本格的な登山道が始まる。最初は整備された階段の道だったが、すぐにロープがベタうちされた急登の連続に変る。息を弾ませ必死に登って行くと、やがて大規模なガレ場に達しその縁を登ると平坦な青崩ノ頭(1433m)に着いた。

 青崩ノ頭にある鉄塔

 峠から此処まで標高差が400m、疎林越しに南アルプス深南部の山々も眺められ休憩には絶好の場所だ。奥には電波反射板の大きな鉄塔が建っている。此処からは傾斜も緩み歩き易くなってくる。緩急ある樹林の尾根を約25分登ると道が分岐する稜線に着いた。

 青崩ノ頭上部登山道から静岡県側の風景

 稜線分岐(前熊伏山)

 分岐には「前熊伏山1610m」と書かれた標識があった。ここを右折して何度かアップダウンを繰返し分岐から10分程で熊伏山(1653m)に到着した。仲間に携帯で連絡すると「今青崩峠に居る。行ける所まで登る。」との事だった。

 熊伏山山頂

 山頂から南アルプス深南部の山々

 樹林に囲まれた山頂は東側だけ展望が効き南アルプス深南部の峰々が眺められた。池口岳や丸盆岳、黒法師岳等以前登った山は判るものの、その他のピークは判別できなかった。

 軽い食事を済ました後、下山を開始する。仲間と合流すべく急ぎ脚で来た道を降る。青崩ノ頭で会えると思ったが誰も居ない。更に降って峠を通過し、登山口付近でようやく追いつく事ができた。

 車を停めているゲートに戻ると、今宵の宿「いろりの里島畑」に向かう。遠山郷の鄙びた集落の中に建つこの宿はネットで見つけたのだが、郷土料理と素朴なもてなしがとても感じ良かった。サービス精神旺盛な宿のご主人が、秘蔵の珍品を披露してくれたのも面白かった。夕食後トランプ遊びをしばらく楽しんだが、山の疲れと酒酔いで瞼が重くなりPM8時過ぎにはバタンキューで床に入った。

 宿泊した遠山郷の「いろりの里、島畑」

 翌日は観光地巡りをする。まず向かったのは遠山郷にある雲上の集落「下栗の里」、ここは日本のチロルと呼ばれているそうだ。標高1000m近い山里に家々が点在する様が似ているらしい。その後、山道を伝ってしらびそ高原へ行った。此処は標高2000m近い山上で、今日は天気にも恵まれたから南アルプスの眺望が素晴らしかった。

 雲上の集落「下栗ノ里」

 しらびそ高原から南アルプスの眺望

 パワースポットで有名な分杭峠へも行きたかったが時間切れで見学できなかった。杖突峠から八ヶ岳や諏訪湖の眺望を楽しんだ後、中央道経由で夕刻帰宅の途についた。

 杖突峠から茅野市街と八ヶ岳

 

コメント
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