平成24年8月12日(日) 天気=曇り時々晴れ
06:52キロロスキー場登山口ゲート→ 07:40~47林道終点(登山道入口)→ 08:38朝里コース分岐→ 09:27~40余市岳→ 10:12~18朝里コース分岐→ 10:55林道終点→ 11:37キロロスキー場登山口ゲート
この夏は、夕張岳~芦別岳~オプタテシケ山~ニセイカウシュッペ山と連日の登山で、身も心も疲れたのか余市岳の登山口に着いて、妻は山へ登らないと言う。嫌になる気持ちも判らぬでないから、今日は私一人で登る事にした。
登山口のキロロスキーリゾート
キロロリゾートスキー場の豪華なホテル前の駐車場が登山の出発口だ。入山ノートに記帳してゲートを通過しゲレンデ内の林道を歩く。冬はスキーヤーで賑わうだろうゲレンデも、シーズンオフの今は誰一人いない。先日夕張岳を登った時一緒になった小樽の人達から「余市岳は熊が多いよ。」と脅されていたので静かな林道が何となく不気味に思える。
1時間程で林道終点に着き、ここから登山道が始まる。しばらく沢沿いに進み、沢を渡渉してその後はジグザグの登りになる。急登だがよく整備され歩き易い道だ。
登山道入口
急登の道はやがて少しづつ傾斜を緩めハイ松と笹の草原帯を進むと、尾根上の朝里コース分岐に着いた。分岐を右に進むと、前面にゆったりとした余市岳の山頂部が見えた。
朝里コース分岐の先から余市岳
眺めの良い笹尾根を進み、手前のコルから山頂への登りが今日一番の急登だ。しかしそれも長く続かず徐々に傾斜が緩んできてケルンと観音像がある広場に着いた。
一瞬ここが山頂かと思ったが、本当の山頂はその数百m先にあった。山頂の手前で若いアベックとすれ違う。今日初めて人と出会った。辿り着いた余市岳(1488m)の山頂は広々として眺めが良さそうだ。
余市岳山頂
山頂から朝里岳の山頂ゴンドラが一瞬見えた。
しかし私が着いた時は、冷たい風が吹き山頂部を流れゆくガスで展望も無い。食事をしていると身体が冷えてきたので、早々に山頂を後にする。往路を降り朝里コースから林道へ降って行くと、次々に登山者のグループとすれ違った。人と会わなかったのは私の出発が早過ぎただけで、案外この山は人気があるようだ。
行き交う人が多いと熊への恐怖も薄れ、ハナ歌気分で林道を歩き、お昼前に登山口の駐車場へ戻って来た。余市岳は姿形の良い山だったが、妻を待たせた気兼ねで急ぎ足だったせいか印象が薄かった。登山口で合流した妻は、リゾートホテル周辺の散策で退屈しなかったと言うので少しホッとした。まだまだ三百名山巡りの旅は続き、次は道南の狩場山へ向かいます。