Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

雨の中、上野の森の「フランス人間国宝展」を観た。

2017年10月21日 | お出掛け

 10月21日(土)

 10月も半ばで秋真っ盛り。秋と言えば・・・「スポーツの秋」、なのに雨ばっかりで運動できない。ならば「食欲の秋」、でも運動できないからお腹が空かない。だったらやっぱし「ゲージュツ」の秋しかないでしょう。

 幸い手元に新聞販売店からタダで貰った「フランス人間国宝展」のチケットがあった。という事で昨日はそぼ降る雨の中、「フランス人間国宝展」が開催される上野の森の国立博物館へ出掛けた。

 フランスの人間国宝とはフランス語で「メートル・ダーク」と呼ばれ、日本の人間国宝を真似て制度化されフランス伝統工芸の最高技能者に与えられる称号です。(以上ネットの丸写し)

 開催会場ではフランスを代表する15名の工芸作家の作品が展示されていた。作品は「陶器」、「金銀、甲羅、羽根、革細工」、「壁紙」、「傘、扇」「銅版、紋章彫刻」、「ガラス」等多岐に亘った

開催会場の国立博物館、表慶館

 流石フランスが誇る工芸品の数々、どれをとっても素晴らしい品々であった。・・・イヤ、素晴らしいのかな?・・・きっと素晴らしいんだろう。・・・・正直言えば変わった前衛芸術を見てるようで、よう判らん。これが絵画や彫刻、もしくは古代文明の工芸品であったら、少しはゲージュツ心に響くものもあったのだが。

 こんな思いは私だけでは無いようで、隣の本館で開催されていた鎌倉時代の仏師「運慶展」は押すな押すなの賑わいなのに、この会場はガラガラとして閑古鳥が鳴いていた。

 悔いの残る思いで会場を出ると、妻が「この奥に法隆寺宝物館があって、タダで観れるよ。」と言う。タダと言う言葉が大好きな私は異論無く応じ、モダンな建物の宝物館へ足を向けた。

 モダンな法隆寺宝物館

 館内では、奈良・飛鳥時代の仏教文化の品々が数多く展示されていた。入場無料というのに、館内は閑散としており心静かに鑑賞する事ができた。古き飛鳥。奈良の時代に想いを寄せた私はようやくゲージュツ心が満たされて、上野の森を後にする事ができた。

 

 

コメント
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