Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

北海道釧路市、雄阿寒岳登山(詳細)

2017年10月08日 | 山歩き

9月29日(金)     天気=晴れ後曇り

 

08:40滝口バス停登山口→ 09:04次郎湖分岐→ 09:44~52二合目→ 11:20五合目→ 11:52八合目→ 12:05~28雄阿寒岳→ 12:38八合目→ 12:58~13:00五合目→ 13:57二合目→14:27次郎湖分岐→ 14:48滝口バス停登山口

 

 雄阿寒岳は阿寒湖を挟んで反対側に聳える雌阿寒岳とは夫婦山で、標高こそ劣るものの凛々しい山容の山だ。この山は以前天気が悪くて登るのを中止した事もあり、今回は是非とも登頂したかった。

 登山口の駐車場

 阿寒湖東端の滝口バス停傍が登山口で、10台程は駐車できそうな空き地と簡易トイレがある。ここも入山ノートがあり、記帳してから出発する。5分程阿寒湖畔を歩き、水門の所から清流沿いに進みと太郎湖に着く。この湖が源流となって釧路川が流れだしている。

 阿寒湖畔

 阿寒湖から太郎湖へ流れる清流

 太郎湖

 太郎湖を離れ少し進むと次郎湖の脇を通過、この辺り地形がやや複雑だ。次郎湖を離れると樹林帯の緩やかな登山道となり、苔むした静かな心地よい道だ。1合目の標識を過ぎジグザグを幾度か繰り返すと2合目に着く。登山口から2合目までで約1時間の道程だ。

 一合目付近の苔むした道

 2合目

 2合目を過ぎるとしばらく平坦な樹林帯を進み、その先から急登の道に変る。幾度もジグザグを繰返すが、意外に登り易い道だ。植生の違いなのか、この山の紅葉はパッとしない。途中で単独の女性を追抜いたが、疲れ切った様子で笑顔を見せたけれど言葉は無く、どうも中国か韓国の女性みたいだった。

 5合目直下の急登

 樹林帯の急坂を夢中で登るうちに3~4合目は通過し、下界の展望が垣間見えるようになって5合目の標識に着いた。標識的には中間地点だが、実際には7割方登り終えた感じで、後は山上台地の緩やかな道を進む。

 5合目の標識

 6合目付近の道

 6合目付近から阿寒湖と雌阿寒岳(左奥)

 緩やかな道を登って広々とした明るいピークに着いた。一見山頂のような雰囲気だが8合目、戦前ここには旧日本軍の気象観測所があったそうだ。雄阿寒岳の山頂は3百m程先に在り、小さなピークを一つ越えて雄阿寒岳(1370m)に着いた。

 8合目の観測所跡地

 8合目から雄阿寒岳山頂方面

 山頂からの展望は素晴らしい。阿寒湖を挟んで対岸には雌阿寒岳、東側は眼下にパンケトウの湖、その奥には屈斜路湖、更に奥には斜里岳や知床の山々が望まれ正に道東の展望台となっている。誰も居なかった山頂も、我々の後から若い外国人グループの人達やトレイルランナーの男性が登って来たので賑々しくなった。

 雄阿寒岳山頂

 山頂から眼下にパンケトウ、奥に屈斜路湖や斜里岳(右奥の山)

 我々が山頂へ着いた頃から晴れ上がった空に黒い雲が広がり始め冷たい風が吹き始めた。簡単に食事を済まし風景を眼に焼き付けて下山を開始する。ハイ松帯を通過して阿寒湖へ飛び込むような感じで緩やかな道を降り、5合目からは樹林帯の急坂を降って行く。途中で元気な外国人グループやトレイルランナーの男性に勢いよく抜かれたが、我々は急ぐ必要も無いので休まず急がずマイペースで降って行った。

 急坂を降る

 午後3時前に登山口の駐車場へ戻って来た。朝方沢山停まっていた車は殆ど無く我々の車を含め2台が残るだけだった。登山口へ着いた頃からポツポツと小雨が降り始めたので、ちょうど良いタイミングだった。

 阿寒湖東端の登山口に戻って来た。

 雄阿寒岳は標高差が1千m近くあってソコソコに登り応えのある山だったが、最初の湖畔地帯、中間の急登、後半の緩やかなハイ松帯と登山道に変化があって、楽しく充実した山歩きができた。これで登山の予定は終えたので、明日、明後日と北海道の観光を楽しんでフェリーに乗って我が家へ戻ります。

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北海道大雪山、黒岳~桂月岳登山(詳細)

2017年10月06日 | 山歩き

 9月27日(水)     天気=晴れ

 

07:13リフト終点→ 07:43八合目→08:21~30黒岳→ 08:47~09:05黒岳石室→ 09:18~29桂月岳→ 10:02~10黒岳→ 10:34八合目→ 11:00~11:12リフト終点→ 11:50黒岳ロープウェー山頂駅

 

 前夜旭川市北部の「道の駅当麻」で車中泊したが、朝方は零度近くまで気温が下がり北国の寒さを実感した。コンビニで朝食を済まし、層雲峡へ車を走らせる。

 AM6時過ぎに黒岳ロープウェー山麓駅に着いた。早朝なのに駅内は大勢の観光客(多くは中国人の団体さん)で賑わっていた。ロープウェーとリフトを乗り継いで、7時過ぎに標高1500mのリフト終点に着いた。

 黒岳ロープウェー山麓駅(下山時)

 ロープウェーから見た紅葉(下山時)

 七合目へ向かうリフト乗り場

 ここが七合目の登山口となり、入山記録に記帳して出発する。最初はジグザグの階段を登って行くが、岩がゴロゴロして歩き辛い。もうこの付近の紅葉は過ぎて、黒岳ロープウェーの中間地点辺りが一番見頃のようだ。

 岩がゴロゴロして歩き辛い登山道

 八合目くらいから展望が広がり、5年前に登ったニセイカウシュッペ山が層雲峡を挟んで意外な近さで望めた。今日は午後から雨の予報なので黒岳だけでも登れればもうけものと思っていたが、意外に天気はもっている。左手に見える特異な姿の岩峰の高さを越えると山頂はじきで、リフト終点から約1時間余で黒岳(1984m)に着いた。

 八合目付近の紅葉

 九合目の標柱

 特異な姿の岩峰(下山時)

 山頂付近の稜線は冷たい強風が吹きすさび、西の空には黒い雲が押寄せている。北鎮岳まで登るつもりだったが、無理して登る気も無いので取りあえず黒岳石室まで行ってみる。

 黒岳山頂

 黒岳から黒岳石室へ向かう道

 黒岳石室は昔ながらの山小屋といった風情で、隣に建つトイレの方がウッディ調で立派な建物だ。小屋の前のベンチで食事を済ませた後、近くに聳える桂月岳まで脚を伸ばす。

 黒岳石室(奥に見える丘が桂月岳)

 石室から12分程で着いた桂月岳(1938m)は標識が全く無く岩が林立して何処が山頂か判然としない。10分程滞在し山頂を後にする。黒岳まで戻り大雪の山々を一瞥すると、天気が悪くならぬうちにと足早に下山を開始する。

 桂月岳山頂

 山頂から黒岳方面

 黒岳へ戻る道から北鎮岳方面

 黒岳からニセイカウシュッペ山方面

 黒岳はリフト終点から1時間程で登れる容易な山なので、我々が下山中も次々と人が登って来る。黒岳から50分程でリフト終点に着いたが、リフト代を惜しんでリフト沿いの歩道を降って行く。流水で土壌が流失した道は岩がゴロゴロして意外に歩き辛く、これならリフトで降れば良かったと少々後悔した。

 下山時、八合目付近からリフトとロープウェー山頂駅を見下ろす。

 リフト沿いの歩道

 観光客が行き交うロープウェー山頂駅近くに戻って来た。

 今宵は層雲峡のグランデホテルに泊る予定だが、早く降りて来たのでホテルに入るまで銀河の滝等付近の観光地を散策して時間を潰した。今日は登山と言うより紅葉見物がメインだったので、大雪山の一角を歩けただけでも充分楽しめた。

 

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北海道千歳市、樽前山~風不死岳登山(詳細)

2017年10月05日 | 山歩き

 9月26日(火)     天気=晴れ

08:45七合目登山口→ 09:37~42樽前山(東山)→ 10:04西山分岐→ 10:30七合目分岐→ 12:03~25風不死岳→ 13:29~37七合目分岐→ 14:26七合目登山口

 

 支笏湖畔のホテル休暇村を朝方出発し、湖畔沿いの道を走り最後は樽前山へ向かうダートの道を遡って8時半過ぎ登山口の七合目駐車場に着いた。平日なのに数十台は停まれる広い駐車場は既に多くの車が停まっており、交通整理のオジサンが誘導に追われていた。

 七合目登山口を出発

 登山口からしばらく樹林の道を歩く。15分も登ると森林限界を脱し、眼下に支笏湖の青い湖面が望まれた。吹く風が爽やかで見上げる登山道には、点々と登山者の姿があった。

 樹林帯を越えると眼下に支笏湖が

 頭上に樽前山の稜線

 登山道から風不死岳方面

 外輪火口へ斜上するように登り詰め、火口縁の分岐に着いた。ここを右に行けば東山、我々は左に曲って少し先の小高い970Mピークへ向かう。ピークからは眼下に広々した原生林と苫小牧の市街地や青い海原が望まれた。

 火口の稜線間近

 970Mピークから山頂ドーム

 ピークから苫小牧市街地方面

 970mピークから来た道を戻り、東山を目指す。火山灰の急坂をしばし登って東山(1022m)に着いた。樽前山の最高点は火口中央に聳える山頂ドーム(1041m)だが、この一帯は立入禁止なので一応東山が樽前山山頂となっている。

 樽前山(東山)への登り

 樽前山(東山)山頂

 東山から支笏湖方面

 東山から山頂ドーム(左奥のピークが西山)

 陽射しはあるが山頂付近は凄い風で、強風に追われるように東山を後にする。火口壁沿いの眺めの良い尾根をユルユルと降り、西山の分岐を過ぎて風不死岳の登りに入る。荒涼とした樽前山と対照的に風不死岳は豊かな自然林に覆われている。紅葉にはまだ早いが所々色づいた木々も点在する。

 東山から風不死岳へ向かう尾根道

 道沿いにあった巨大噴石

 西山分岐

 風不死岳へ続く道

 七合目登山口への分岐を過ぎしばらく平坦な登山道を進むと岩場を含む急登が始まる。この辺りが胸突き八丁で一番ハードな個所だ。風不死岳はそう簡単には登らせてくれない。

 七合目分岐を過ぎ平坦な道

 少し色づき始めた樹林帯

 急登の鎖場

 岩場の急登を過ぎると樹林帯の心地よい登りとなる。その後幾つか小ピークを越えて風不死岳(1102m)に着いたが、岩場の先からもけっこう長い道程だった。

 登山道沿いの変わった巨石

 樽前山が遠くなった。

 狭い山頂からは奥に羊蹄山を従える支笏湖の眺めが秀逸だった。風も穏やかで温かな陽射しが心地よい。地元の千歳から来たという若い女性が一人先着しており少し言葉を交わしたが、素朴な雰囲気の笑顔の素敵な女性だった。

 風不死岳山頂

 山頂から支笏湖(左奥に羊蹄山)

 山頂から樽前山

 下山後は旭川まで移動する為あんまりノンビリもできず、20分程休憩で山頂を後にした。来た道を辿り1時間程で七合目登山口分岐まで戻り、ここから樽前山の山腹を巻く緩やかな道を伝って午後2時半頃、七合目登山口へ戻り着いた。登山口周辺は凄い賑わいで警察や自衛隊、消防署の車で停まっており、駐車場からはみ出た車が道路脇に何台も停まっていた。

 手前のピークから風不死岳

 岩壁脇を降る。

 七合目登山口分岐から登山口への降り

 見上げる樽前山の山腹

 なだらかな草原を行く。

 七合目登山口のヒュッテに到着

 実は樽前山には40年以上も前の20代の頃に一度登っている。でもその頃は貧しくてカメラも無く薄い思い出だけだったので、思い出確認の再登山だったが、幸い天気に恵まれて爽やかな秋山を存分に満喫できた。

 

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快適だった北海道~本州間フェリーの旅

2017年10月03日 | 日記

 10月3日(火)

 秋の北海道の旅を終え、昨日の夕刻我が家に戻ってきた。行きは新潟から新日本海フェリーの「らべんだあ号」で小樽へ、帰りは苫小牧から三井商船フェリーの「さんふらわあふらの号」で大洗まで乗船した。共に最近就航したばかりの快適で豪華な新造船だった。

 今までフェリーの旅ではいつも一番安いエコノミークラス(大部屋雑魚寝タイプ)ばかりだったが、もういい歳なので少しは贅沢しても良かろうと、今回は一つ上のコンフォートクラス(カプセルホテルタイプ)を予約した。実際に乗ってみたら居心地は良いしプライバシーも保てて実に快適、もうエコノミークラスには戻れないと痛切に思った。

 船旅の楽しいのは、食事や入浴あるいは景色を眺めたり等自由気儘に過ごしながら目的地に行けるところだ。デッキに座って夕日を眺めながらビールを飲んでいると、何だか随分贅沢をしている気分になる。

 ところで北海道への行きに利用した新日本海フェリー、帰りに利用した三井商船フェリーの違いだが比較してみると下記のとおり。

◎新日本海フェリー

 料金が安い。入浴施設が充実。入下船がスムーズ、航海中の眺めが良い。

◎三井商船フェリー

 客室施設が充実。レストランが美味しい。大洗港までのアクセスが良い。

 

 上記についてはあくまで私の主観です。時期や時間、住む場所の違いで状況が変わってくるので、詳細についてはネットでご確認あれ。でもどちらのフェリーに乗っても楽しい船旅ができる事だけは請け負います。

新日本海フェリー「らべんだあ」

三井商船フェリー「さんふらわあふらの」

 

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今夕、三井フェリーで我が家へ戻ります。

2017年10月01日 | 旅行
10月1日(日)
一週間余の旅を終え、苫小牧港から三井フェリーのサンフラワアふらの号に乗って我が家へ戻ります。
本音を言えば、妻だけ帰して私はもうしばらく北海道をさ迷いたいが、家庭の事情でそうもいかない。
今回の旅は天気に恵まれて本当に楽しかった。おおらかな自然と旨い食べ物、行く度に北海道の良さを実感します。また来年も行くぞ北海道。
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