monologue
夜明けに向けて
 





<21>

蟹星の夜に降りる星
朱き星の力の裏に、こっそりと降りる星
これが、私達の * の星
これが 私達の暁の星
真空の空に風が起こり
胎児は 再び私達の手の中に
死か生か
三番目の鐘は もうすぐに鳴り終わる
受け入れるか 拒むか
新たなる蕾か 古い蕾か
巨石の輪 元の力を得るか 否か
石像の中の真の姿を見る者よ
静かに 静かに 時を待つ事
何もせずとも 全て行われる
用意の時を静かに待つ事
その日が近い
「光の黙示録」より


時間がかかったがやっとこの詩句もほとんどほどけてきた。
まだほどけていない「用意の時」とはなにか。それは意を用いる時。
「意」とは音(のん)の心。宇宙を始めた音神が心を用いる時。
音神が心を用いる時なにが始まるのだろうか。
fumio

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