monologue
夜明けに向けて
 



「破壊と創造」をポピュラー音楽の世界でみれば、カントリーとヒルビリーと黒人音楽を一緒くたにして破壊したエルヴィス・プレスリーがロカビリーと呼ばれる新たな音楽を創造した。
以後、その亜流の音楽で溢れたが黒人たちはソウル路線でかれらのアイデンティテイを主張し続けていた。
今度はその黒人の感覚を吸収したイギリスのビートルズというバンドがもう職業作家のお仕着せではなく自分たちで歌を作るという創造性で世界を席巻した。
そしてそれからのミュージシャンは自作自演が当たり前になった。
現代のポピュラー音楽は多かれ少なかれかれらの遺産を受け継いで成り立っている。やがてヒップホップ一辺倒のポピュラー音楽界にもまた破壊が起きて新たなポピュラー音楽が創造されるのだろう。
楽しみなことである。
fumio

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