このところ、国際ニュースでは、福島原発事故後の国民の反対デモを受けてドイツの連立与党が2022年までに同国内の原子力発電所をすべて停止することで合意し、環境相によると、古くなった7基の原発とクリュンメル原発は再稼働を見送り、現在稼働中の原子炉のうち6基は遅くても21年までに停止。最新型の原発も22年までに停止する計画。原発廃止によって不足する電力をまかなうため、政府は再生可能エネルギーへの転換に着手し、エネルギー研究のための予算を増額するとの発表したことが大きく採り上げられている。
イタリアはチェルノブイリ原発事故を受けて1987年に国民投票で原発廃止を決定していたのだが、この6月に原発再開の是非を問う国民投票が実施される予定になっていたのが福島第1原発の事故を受けて反対世論が高まり4月19日に、同国の原発再開に関する議論を無期限で凍結することを上院に伝えた。
こうしてみてみると今回のエネルギー転換大戦は日本、ドイツ、イタリアの脱原発三国同盟対米英仏など原発推進連合国の第三次世界大戦の様相を帯びてきたようだ。
歴史は繰り返し揺らぎながら進むようだ。
fumio
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