今朝の海外ニュースのトップは国連安全保障理事会が、リビアのカダフィ政権が反政府勢力を攻撃する動きが強まったとして、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に付託する決議を2月26日に採択していたことを受けて国際刑事裁判所(ICC)が昨日6月27日、リビアの最高指導者カダフィ大佐本人と側近である息子のセイフイスラム・カダフィ氏、そして義兄弟の情報機関トップ、アブドラ・セヌーシ氏の3人に逮捕状を発行したことであった。
しかしながらリビアは国際刑事裁判所ICCの権限について定めた「ローマ規定」に加盟していないのでICCがリビアで容疑者を逮捕する権限はない、という。いったいそれでどのように逮捕するというのだろうか。カダフィ大佐と呼ばれたリビアの最高指導者は逮捕状が出たことで大佐という肩書から容疑者へと変更されるのだろうが国際的お尋ね者になったカダフィ一家は最終的にはオサマ・ビン・ラディン容疑者のような末路を辿るのだろうか。
fumio
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